税務署に足を運ぶのは何度目だろう。年を取るとそれなりの医療費がかかってくるので、家族合わせて10万円以上は毎年、お医者さんに献上している。基本的に医療費10万円を超える部分の10%が還付金といてもどってくる。例えば、家族合わせて1年間18万円を病院や薬局に支払ったら、18万円-(マイナス)10万円=8万円の10%、8千円が還付金として戻ってくるという仕組みである。
(細かな例外もあって、ドラッグストアで大量の医薬品を買っている場合や、年収が200万円以下は10%を超える場合があるなどいろいろなので詳しくは国税庁のホームページにて参照されたし。)
数年前、初めて近くの税務署に資料をもらいに行った時、その人の多さに驚かされた。これでは、いくら待っても順番が来ないと思い、北九州市の一番大きな申告センターに行ったら、それどころではない人々の山に驚かされて、地元の税務署に舞い戻りった。
もらった資料をもとに、一年分の領収書を家族別月別などに分類してノートに貼り付けて、合計をす。税務署に持っていく。まず、駐車場にとめるのに30分以上待つ(次年度からはなるべくバイクで行くことにした)。最初のチェックに呼ばれるまで数十分。係からOKがでて、次の専門職にノート貼り付けた領収書のたばを見せる。保険会社から保険金をもらったかどうかを確認後、最終的にOKのハンコをもらう。次のステージで、お金をもらう算段、つまり、還付金の計算と銀行などの払い込みの書類を作って終了。3時間近くかかっただろうか。大変な作業であった。次年度からは、自分の税務署での番号が振られてあり、必要な書類も分かってきたので1時間程度で終わるようになった。それでも、長いが。
さて、そうこうするとパソコン入力で自宅でもできるようになった。ただし、パソコンにつなぐICリーダーライターが必要で、当時は結構値段が高く、数千円の還付のために高額な機器を買うわけにもいかず、やっぱり税務署へ行く。税務署としても、自分のパソコンを使って申告書を作成してもらいたいらしく、税務署の中でノートパソコンを使ってやり方を教えてもらいながら申告書を作成する。その年以降、自分で申告書を作成し、税務署に持っていくだけとなり、かなり、楽になってきた。
昨年度は、スマホで申告ができると大宣伝であったので、挑戦しようと思ったら、できるスマホとできないスマホがあり、iPhoneならどの機種でもできるのだけれどもアンドロイドでは、機種が限られていた。当時は「楽天ハンド」を使っていたがこの機種では無理だった。またしても申告書を作成して、税務署へ。
さて、今年は、シャープのAQUOS wish2、初心者向けの機種だけれども、このスマホで申告できることを確認。さらに、マイナンバーカードと年金や保険などと連携して簡単に申告書が出来上がる予定であった。
連携はできた。マイナンバーカードの認証もOK。税務署へ入るところでNG.エラーが出る。何度やってもNG&エラー。かなりの時間を費やしたが、作成を諦めた。税務署のHPでひとつひとつ入力して申告書を作成して、税務署へ行った。平日なので混んでいないが、大半が高齢者と若い女性。スマホを持たない高齢者は、別の窓口へ。大半の高齢者もスマホを持っているので、スマホでのやり方を教えてもらっている。
私の場合は、既に申告書を作成しているのですんなりと進むと思いきや、スマホでの申告をやらされる。最初に私についた男性職員は、私の質問に答えられなくて、詳しいという女性と交代。しかし、やはり、エラーがでる。パソコンプログラムでも簡単にいくときはいいのだけれども、一旦おかしなことになるとなかなか先に進まない。隣に詳しい人がいると2~3分で済むことも数時間かかってしまうこともある。さらに詳しいエキスパートの女性がやってきて最初の最初からやり直して完成。30分で終わると思った申告が、1時間半かかってしまった。これで、来年からは、スマホで申告!税務署にはいかなくてすむ、はず! 疲れた~~。
国のやっている手続きのIT化には賛成である。大量に消費する紙という資源を使わない点でも評価できる。しかし、マイナンバーカードにしても確定申告にしても、国の説明は、わかりにくい。AIが活躍するようになったら、もっと簡単になるだろうか。そう、願いたい!
<主夫の作る夕食>
サムゲタン風スープと甘辛チキンバー。
久しぶりにインド料理店でランチ。
インド料理店だけれども、働いているのは、全員ネパール人。ポカラ近くの出身ということで、話が弾んだ。
写真のようなカレーのランチは、インド料理店の定番のプレートだが、インドに野菜サラダってほとんどない。ナン、これも北インドではチャパティ、南インドではライスが基本で、ナンはパキスタンから西の国々、中心はイランが基本だと思う。
日本人好みのインド料理、でも、美味しければいい。インドにも「すき焼き」をだすレストランがあったのだから。