
山芋を剥いたら、横顔みたいなのが現れた。
3月から始まった新学期、すでに帰国した日本人たちが残して行った数々の生活用品たちが新しい主人を待っていたが、今学期、日本人は一人も宿舎にやって来なかった。
おそらく激しい円安が影響したのだろうと思う。
ひとり、西安ですでに4年日本語を教えているという70歳の男性が進修生として入って来たけれど、学校外に住んでいる。
いままで授業勉強ばかりに集中していたので、会話が上達していない。
これはいけない、と相互学習の時間と相手を増やした。
王ちゃん。おなじみ、安定感のある、癒し系の女の子。
前学期は大学院のテストがあるからと、一緒に勉強できなかった。
アヤトがこっちにいる間、学習パートナーだったモンゴル族のジル。新しいパートナーを探していて、また日本人が来たら紹介するよと言ったものの一人も来ないから、あたしがパートナーになった。
勝平。ダンスの先生から紹介された、中国風イケメン。
日本語はまったくのゼロからと言っていい。一緒に勉強する?と聞いたら喜んで応じた。
以上の三人と週3~4回。今学期こそ口語を上達させるぞ。
勝平が甘粛にお墓参りに行ってきたとお土産にお茶をくれたけれど、量がハンパない。

甘粛でしか売っていないという茶器がなかなか雰囲気がある。

小さいのに結構な火力(熱力?)

今年も校内の桜とぼたんがきれいに咲いた。




あたしはこのくらいが、ピンクと緑のバランスが良くて好き。

リュウジョ(柳の綿毛)が飛びかう季節でもある。
地面にごろごろかたまっているのは、あまりキレイでない。
