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世阿弥の風姿花伝に
「目前心後」と「離見の見」
を説くところがあります
それは 現代でも
通用する 普遍性を感じます
目前心後とは
我が目の見るところは 我見なり
目は前を見て 心は後に置くこと
我が後姿を 強く 自覚しないと
姿の俗なることが 見えなくなる
・・・・・
離見の見とは
観客席より 見る所の 我が風姿は
我が風姿を 客観的に 見せてくれる
観客と 同じ所から 同じように見る
観客と 同じ所から 同じ心で見る
その境地に 入れて 初めて
我が姿の 真の姿を 見ることができる
・・・・・
2012年12月30日
笠原 道夫
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