「夏から 秋へ・・・」
夏を 生ききった 蝉は
植え込みで 命尽きました
夏を 鳴き初めて
夏を 鳴き通して
夏を 鳴き尽して
夏を 鳴ききった
そして
卵を 産みつけました
夏を 生ききった ７日間が
短かったのか 長かったのか
それは
人間だけが 想うこと
蝉の 黒い瞳には
地球が 映っている
・・・・・
2009年8月28日
笠原 道夫
夏を 生ききった 蝉は
植え込みで 命尽きました
夏を 鳴き初めて
夏を 鳴き通して
夏を 鳴き尽して
夏を 鳴ききった
そして
卵を 産みつけました
夏を 生ききった ７日間が
短かったのか 長かったのか
それは
人間だけが 想うこと
蝉の 黒い瞳には
地球が 映っている
・・・・・
2009年8月28日
笠原 道夫
長く土の下で募る思い、一週間で命を燃やす・・、
鳴き焦がれ・・次へと命を繋ぎ・・あ・・あまりにも切ない。
惰性の愛よりは、短くとも燃焼・・幸せなのでしょうか。
公園のあちこちに死んだ蝉の姿を見るとき、
何かしら哀れみとお疲れさま・・そんな気持ちになる初秋です。
そうですね この前はあのオニヤンマが
仰向けになって 命尽きていましたね
人間の生きた証って 何でしょうかね
・・・・
笠原 道夫