goo blog サービス終了のお知らせ 

元気の素 チャッピー&クアトロ ジャクラッセルテリア

愛犬ジャクラッセルテリアと
筆者ノンとの、楽しい日記♡
憧れの3頭飼いはわずか1年と4ヶ月

聖牛

2010年03月23日 17時33分23秒 | なんとなく・・・
朝のお散歩は多摩川
護岸工事の終わった所が、どんな様子になったかを見に行きました
土手の道以外に、川沿いに遊歩道が出来そうな気配で、広場が下流に向けて続いています。
お散歩している人も多く、ある程度人気もあってイイ感じです



散策しながら「せせらぎ館」の裏手へ行ってみると・・
不自然に細い丸太が組まれた、小石の塊を発見
工事に使った物を、片付けてない様にしか見えません
でも、その横に看板が

これがその聖牛

看板は古そうで、今回の護岸工事に使ったテクニックには思えませんが・・・
ネットで調べた所・・
「牛類」とか「牛枠【うしわく】」などと呼ばれる木でできた牛で、
川の流れをコントロールする水制の一種である。
太い丸太を合掌状に組みあわせた構造で、三角錐や四角錐の形をしている。
激流にも流されないよう、足元には重しとなる石を詰めた蛇籠【じゃかご】を載せて、
川のなかに設置される。
川の勾配が強く、河原に大小の石がゴロゴロ転がっているような急流にも
耐えられるよう工夫された頑丈な牛である。
聖牛が木でできているのは、昔は鉄やコンクリートを使えなかったこともあるが、
出水時に川底の地形が多少変化しても、木を使えば各部材や聖牛全体が適度にしなることによって
川底の変化に追随しながら安定し、壊れたり流されにくいためである。
地震の揺れに強い五重の塔などと同じように、いわゆる柔構造となっているのだ。

なるほど・・豊かな水資源と共に歩んで来た日本の歴史を感じます
更に驚いた事は、聖牛は、武田信玄の創案になるものとされている古書があり
山梨県の急流である釜無川、笛吹川に施工されたのが始まりの様です。
その後、武田信玄の勢力圏拡大に伴って天竜川、大井川、安倍川、富士川に伝わり、
各地に流布するに至ったそうです。

こうやって、展示(いや放置か?)されているなら
護岸工事で用いられてる???
いやどこにも聖牛の角部分は見えず、コンクリートばかりですよ

ま・・新たなお散歩スポットになりそうです



コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする