…続き
第二ラウンドに突入、引き続き赤銅色的魚を狙いたい。
相変わらず月が煌々と海原を照らす。ご存知、夜行性色が強い魚はこの展開にはマイナス要因か。合わせて餌盗りの活性が高く、狙いの魚の口許に針付の餌を届けにくくなる状況も釣りずらい要因である気がする。
特に潮の動きが鈍い場所は餌盗り地獄に陥りそうだ。今宵は決してベストな状況では無い。
まもなく日付が変わる。次はどの磯に立つか…
海は凪。今夜は何処の磯でも前へ出れる事が一つの救いである。
明るい内に様々なポイントを確認した事を思い浮かべ、釣り座選びの夜中の徘徊は続く。
潮の通しが良い所、サラシが出る場所、そして自分が感じている狙いの魚が好む地形条件の場所を思い浮かべ、二つのA、Bポイントに絞り込んだ。
迷ったが、風向きを考慮し背からの追い風条件となるAポイントに決める。
コマセおかわり
満潮までの上げ2時間、下げ1時間に勝負を掛ける。
竿2本半先まで水深は約3m、その先はなだらかに落ち込んでいる筈だ。その落ち込み付近に確か沈み根が3つ程在った記憶がある。
折り良く足元からサラシが出来ているのでコマセはそのサラシへ投入する。餌盗りのフグの活性が高いと思われたので、最初は直接ポイントに入れないようにした。
ウキ下は水深より少し浅く、2ヒロマイナス50cm。竿2本先に投入して水深の落ち込みまでの間を重点的に狙ってやる。
30分程仕掛けの打ち返しをするも、予想に反して餌盗りが居ない。
はて?第一ラウンドでは嫌と言う程、食欲旺盛だったフグが全く居ないじゃないか。ならばと今までコマセは足元にしか入れていなかったが、直接ウキ周辺に被せてやる。
そして数投後、場所替えをして初めてウキが海中へ引き込まれた。
狙いの魚である事を願い、しっかりロッドを握り強めにアワせをクレてやる。
グングンと右手に伝わる感触…
この感触は知り過ぎる程に知っている。
やはりな
40ブトだな。
折角釣れてくれて有難いが、今日の自分には何も感じない。君とは冬にお逢いさせてくれ…さいなら。
喰ったポイントはやはり日中に確認した沈み根付近。変わらず餌盗りも居ないので、ポイントに直接仕掛けもコマセも入れてやる。
数投後、同じ所作を繰り返しているとウキを少し抑え込むアタリ。心と身体を構えつつ、糸を少し張ってやるとユラユラとウキが入った。力一杯アワせてやる…ガッ!
乗った。でもちょっと…
「ふむ…いまいちな引き味…本命じゃねーな」
グリグリとリールを巻いて磯際からズリ上げる。
45ブト
中々の良型だ。思わずメジャーを出した。良型だがね…
待ち人では無い。やはり君とも冬に逢いたい…ぽいぽい。
…なんか違和感を覚えた。少し違うな…違うよ違う。何がどう違うかと聞かれれば自分でもよく判らないが、この場所じゃないような気がした。
もう少しで潮は上げ止まり。どうする?このまま続けるか?
…
移動するわ
悩んだ。本当に何でだろ?何かが違う気がした。
かくして第三ラウンドへと突入する。ポイントは今の釣り座と最初に天秤を掛けたBポイントへ。
ロッドケースと背負子を担いで少しだけ歩く。間も無く潮が落としに変わる。本日夜磯の最大のチャンスと目論んでいた時間帯だ。
少々焦り気味に仕掛けを作り直し、下げ60分の勝負に出る。
この時間の為に大目に残していたコマセを、平生より回転を速くして杓でポイントに打ち込む。思うポイントは25~30m先。
風は若干横風を混じえるが難なくポイントまで届く。月は少し傾き、薄雲に隠れ、幾分海原に届く月光は陰りを見せている。
さぁ来い…
15分経過…遠くのウキが消し込む。なんだ?
メジナか
此処も違うのか?
更に遠投する。生憎夜なのでコマセの着水点は確認出来ないが、届く範囲であろうと予測出来る地点まで遠投を試みる。
数投目、2回目のアタリ。糸を張ると電気ウキが抑え込まれ海中へ消えた。
遠投しているので、途中のラインの撓みも帳消しにする程の大アワセをクレてやる。
うっ!きた!
瞬間、一気に真沖へ超スピードで走る。来たよ来た…間違いない。
本当に凄い瞬発力、竿で溜められるだけ溜める。糸が少しずつ引き出されるも、なるべく耐える。根に入られたら元も子もない。
最初の強烈な走りは恐らく6,7秒か?しかしとても長い時間に感じられる。前週に釣った本命よりも更なる瞬間的強トルク。
あれれ?久しぶり?やりとり最中に久しぶりに何だか胸がドキドキしている自分を意識した。そんな事を感じるなんて、以外にも結構冷静なのかも。
最初の突っ込みを何とかかわした後は慎重に慎重に寄せてきた。タモで掬う。
おはようございます
ん~大きいな。先週釣ったやつよか全然大きい。
美しい
暫く胸のドキドキが治まるまでじ~っと魚体を眺めていた。そしてふとメジャーを取り出して測定する。
大台を超えたわ…
…52超。
…
スカリへ入れて2匹目を狙う。しかしもう今日は抜け殻になってしまった自分、意欲は薄れていた。この後、惰性気味にアジを一匹釣って終了とした。
嬉しゅうございます
自分ってば最近ツイているな。2週連続で本命のお顔を拝めて運がいい。この運の良さが暫く続いてくれればな。
気が抜けた帰り途中、コンビニで3時間程も気絶した。
帰ります
翌週も来ますぞ。そう上手くいかないとは思いますが。。
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第二ラウンドの釣果
アジ様 1匹
メジナ様 37、40、45センチ
赤銅色魚 52センチ
第二ラウンドに突入、引き続き赤銅色的魚を狙いたい。
相変わらず月が煌々と海原を照らす。ご存知、夜行性色が強い魚はこの展開にはマイナス要因か。合わせて餌盗りの活性が高く、狙いの魚の口許に針付の餌を届けにくくなる状況も釣りずらい要因である気がする。
特に潮の動きが鈍い場所は餌盗り地獄に陥りそうだ。今宵は決してベストな状況では無い。
まもなく日付が変わる。次はどの磯に立つか…
海は凪。今夜は何処の磯でも前へ出れる事が一つの救いである。
明るい内に様々なポイントを確認した事を思い浮かべ、釣り座選びの夜中の徘徊は続く。
潮の通しが良い所、サラシが出る場所、そして自分が感じている狙いの魚が好む地形条件の場所を思い浮かべ、二つのA、Bポイントに絞り込んだ。
迷ったが、風向きを考慮し背からの追い風条件となるAポイントに決める。
コマセおかわり
満潮までの上げ2時間、下げ1時間に勝負を掛ける。
竿2本半先まで水深は約3m、その先はなだらかに落ち込んでいる筈だ。その落ち込み付近に確か沈み根が3つ程在った記憶がある。
折り良く足元からサラシが出来ているのでコマセはそのサラシへ投入する。餌盗りのフグの活性が高いと思われたので、最初は直接ポイントに入れないようにした。
ウキ下は水深より少し浅く、2ヒロマイナス50cm。竿2本先に投入して水深の落ち込みまでの間を重点的に狙ってやる。
30分程仕掛けの打ち返しをするも、予想に反して餌盗りが居ない。
はて?第一ラウンドでは嫌と言う程、食欲旺盛だったフグが全く居ないじゃないか。ならばと今までコマセは足元にしか入れていなかったが、直接ウキ周辺に被せてやる。
そして数投後、場所替えをして初めてウキが海中へ引き込まれた。
狙いの魚である事を願い、しっかりロッドを握り強めにアワせをクレてやる。
グングンと右手に伝わる感触…
この感触は知り過ぎる程に知っている。
やはりな
40ブトだな。
折角釣れてくれて有難いが、今日の自分には何も感じない。君とは冬にお逢いさせてくれ…さいなら。
喰ったポイントはやはり日中に確認した沈み根付近。変わらず餌盗りも居ないので、ポイントに直接仕掛けもコマセも入れてやる。
数投後、同じ所作を繰り返しているとウキを少し抑え込むアタリ。心と身体を構えつつ、糸を少し張ってやるとユラユラとウキが入った。力一杯アワせてやる…ガッ!
乗った。でもちょっと…
「ふむ…いまいちな引き味…本命じゃねーな」
グリグリとリールを巻いて磯際からズリ上げる。
45ブト
中々の良型だ。思わずメジャーを出した。良型だがね…
待ち人では無い。やはり君とも冬に逢いたい…ぽいぽい。
…なんか違和感を覚えた。少し違うな…違うよ違う。何がどう違うかと聞かれれば自分でもよく判らないが、この場所じゃないような気がした。
もう少しで潮は上げ止まり。どうする?このまま続けるか?
…
移動するわ
悩んだ。本当に何でだろ?何かが違う気がした。
かくして第三ラウンドへと突入する。ポイントは今の釣り座と最初に天秤を掛けたBポイントへ。
ロッドケースと背負子を担いで少しだけ歩く。間も無く潮が落としに変わる。本日夜磯の最大のチャンスと目論んでいた時間帯だ。
少々焦り気味に仕掛けを作り直し、下げ60分の勝負に出る。
この時間の為に大目に残していたコマセを、平生より回転を速くして杓でポイントに打ち込む。思うポイントは25~30m先。
風は若干横風を混じえるが難なくポイントまで届く。月は少し傾き、薄雲に隠れ、幾分海原に届く月光は陰りを見せている。
さぁ来い…
15分経過…遠くのウキが消し込む。なんだ?
メジナか
此処も違うのか?
更に遠投する。生憎夜なのでコマセの着水点は確認出来ないが、届く範囲であろうと予測出来る地点まで遠投を試みる。
数投目、2回目のアタリ。糸を張ると電気ウキが抑え込まれ海中へ消えた。
遠投しているので、途中のラインの撓みも帳消しにする程の大アワセをクレてやる。
うっ!きた!
瞬間、一気に真沖へ超スピードで走る。来たよ来た…間違いない。
本当に凄い瞬発力、竿で溜められるだけ溜める。糸が少しずつ引き出されるも、なるべく耐える。根に入られたら元も子もない。
最初の強烈な走りは恐らく6,7秒か?しかしとても長い時間に感じられる。前週に釣った本命よりも更なる瞬間的強トルク。
あれれ?久しぶり?やりとり最中に久しぶりに何だか胸がドキドキしている自分を意識した。そんな事を感じるなんて、以外にも結構冷静なのかも。
最初の突っ込みを何とかかわした後は慎重に慎重に寄せてきた。タモで掬う。
おはようございます
ん~大きいな。先週釣ったやつよか全然大きい。
美しい
暫く胸のドキドキが治まるまでじ~っと魚体を眺めていた。そしてふとメジャーを取り出して測定する。
大台を超えたわ…
…52超。
…
スカリへ入れて2匹目を狙う。しかしもう今日は抜け殻になってしまった自分、意欲は薄れていた。この後、惰性気味にアジを一匹釣って終了とした。
嬉しゅうございます
自分ってば最近ツイているな。2週連続で本命のお顔を拝めて運がいい。この運の良さが暫く続いてくれればな。
気が抜けた帰り途中、コンビニで3時間程も気絶した。
帰ります
翌週も来ますぞ。そう上手くいかないとは思いますが。。
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第二ラウンドの釣果
アジ様 1匹
メジナ様 37、40、45センチ
赤銅色魚 52センチ