残照亭の日日

残り少ない日々、自分の日常や古い話などを時々書きます。
故「藤沢周平」のファン。思い出の作品などを書いてます。

霜降

2024-10-24 | 日記

霜降(そうこう)、と読む

この時期から、霜が降り出すというが、最近の暖冬は

二十四節季を狂わしている

友人の農家が「やっと稲刈りが終わった」と言って、

新米を分けてくれた

今の米農業は、ほとんどの作業が機械で行われる

私の小さい頃、当たり前の景色だった「案山子」は、どこにも居ない

それどころか、刈り取った稲を干す棚も、仁王もなくなった

"鳥威し"にいたっては、最近の子は、何のことか分からないのでは・・

「方丈記」(鴨長明)に記されたような、「大飢饉」は、ついぞ聞かなくなった

新米を普通に食べられることは、農家の年中作業を想うと、

消費するだけの私は、感謝すべき事なのだと思う

友人の嘆きは「農機具が高い割に、耐久年数が短い」事だという

農機具メーカーの作戦なんじゃないか?・・・

 

もう晩秋というか、初冬というか・・・

なんだか季節の風景が、随分変わったように思う・・いい事か😊