Four seasons*

愛しきものたち
「一枚の葉が手に入れば、宇宙全体が手に入る」
*日本画家・安田靫彦が小倉遊亀へ送った言葉

☆映画 * ナポレオンを観ながら、

2023-12-11 | ♥東京:お出かけ・寄り道・散歩

【皇帝ナポレオン1世と皇后ジョゼフィーヌの戴冠式】出典:映画com 

 

 

30分前に、東京ミッドタウン日比谷4階に到着、今日はなんと慌ただしい1日なんでしょう

12月2日、TOHOシネマズ日比谷にてロードショー観賞の予約をとっていた

歴史大作に、ナポレオン役の*ホアキン・フェニックスに少し興味があった

*兄は「スタンド・バイ・ミー」に出演したリヴァー・フェニックス

 

■キューブリックが断念した因縁の題材をリドリー・スコットが映画化した歴史超大作

ナポレオンはホアキン・フェニックス、その妻ジョゼフィーヌをバネッサ・カービー

脚本は「ゲティ家の身代金」のデビッド・スカルパ

そのほか撮影ダリウス・ウォルスキー、美術アーサー・マックス、編集クレア・シンプソン

衣装ジャンティ・イェーツと、スコット組の常連スタッフが多く参加している

 

 

 

あらすじは

18世紀末のフランス。ナポレオンは若くしてトゥーロン攻囲戦で指揮を執り鎮圧。

これを皮切りに次々と戦果を上げてゆく。

運命の出会いを果たしたジョゼフィーヌと激しい恋に落ち結婚。

 

出典:Emprjosewiki

 

奔放な振る舞いに悩まされながらも、ナポレオンは政争にも打ち勝つ。

連戦連勝の輝かしい戦歴の末に皇帝の座を手中にするが、妻との間に問題が発生し、夫婦の仲は愛憎半ばして、、、

 

 

感想は

途中でウトウトしてしまった、top画像の戴冠式場面前に目が覚めて、、

今はルーブル美術館に展示している有名な、戴冠式のシーンは重厚で素晴らしかった

また戦略家で野心家だけの偉人伝ではなく

妻に苦しめられ苦悩する夫と権力闘争に執念を燃やす将軍ナポレオンを

ホアキン・フェニックスが魅力的に演じていたが

全体的に監督の指示か、部分的にAI表現のようで、心の中まで入ってこなかった

ただ18世紀末のフランスの宮殿や街の再現度、服飾や調度品が

再現されている映像は素晴らしい

CGかと思っていた合戦シーンは8,000人のエキストラを使用

巨額の予算を掛けて、盾も装備せず突撃する戦闘シーンなど緻密に表現され見せ場は圧巻

これこそ観賞者を楽しませるエンターテインメントな娯楽映画と感じる

あとは、戦闘シーン後に流れた音楽は、東洋的で暗いイメージのハ短調的、

どこかで聞いたことがある、真似している(笑)と思った

西洋映画として、もっと印象的なバックミュージックのスケール感が欲しかったかも

観賞後、数日たってジワジワとスケールの大きさに気付く  ★★★と半分

 

 

ナポレオン一世の戴冠式と皇妃ジョゼフィーヌの戴冠

上記絵画作品の所有権など、詳しくは コチラ

210年前にナポレオンの戴冠があった場所は

 2019年4月の火災で火災で焼失した【ノートルダム大聖堂】だったのですね

 

皇帝ナポレオン1世と皇后ジョゼフィーヌの戴冠式

ジャック=ルイ・ダヴィッドの作品

FR Society 16: The Coronation of Napoleon

FR Society 16: The Coronation of Napoleon / francisco_osorio

 

ナポレオンの権力を誇示するかのように、横・約10m弱、縦・約6m30cm
 
この絵を完成させるのに3年がかり、ルーブル美術館の中でも屈指の大作
 
 

昔の写真を引っ張り出せば

この画像 ↑ のようにルーブル美術館の巨大な絵の前で撮った写真がある

 

映画では、戴冠式風景を描いている場面があった

「ナポレオンの戴冠式」画家の描写場面は、リアルさを出すため必要だったと思う

ナポレオンを知らない人でも、もっとも身近に閃くし、、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ジョゼフィーヌ役、バネッサ・カービー

 

 

私の感想では物足らないので、

映画com コメントより転載させていただいて

 

ナポレオンは確かに、戦いばっかしてロシア遠征の大失敗と、

ワーテルローの敗戦で終わった人みたいに歴史では残ってますが

実は内政も優れた人でフランス国内の産業保護、

何よりナポレオン法典は、信教の自由や平等を保証しており

その後の世界中の、民主主義国家の憲法などに多大な影響を与えたと言われています


全然戦争バカではなかったのです

その戦争に関しても騎兵・歩兵・砲兵の役割分担や、ビン詰めの保存食の発明など

戦地における食料や物資の流通、「兵站」という概念を変えたと言われています

普通に有能な人です、でもこの映画はそうした部分はほぼ描かれません、英国人視点なんですかね

85歳の「サー」リドリー・スコットの作る映像的な迫力は凄まじく

序盤のナポレオンの馬が、砲丸に撃ち抜かれるシーンは、思わずうおっと声が出てしまうほどだし

王党派の市民に平然と、大砲を放ちバラバラになっていく人間たちのシーンは絶句します

(ブドウ弾という殺傷力を高めた散弾を使ったらしいです)

そうした英雄か悪魔か、という部分に関しては

ホアキン・フェニックスの不穏な緊張感は良かったです

案外アクション映画でよく見る、ヴァネッサ・カービーも相変わらず美しい

ヘレン・ミレンみたいになっていくんでしょうねぇ

160分あったけどトイレに行きたい、とは思うことはなかっただけの映像ではありました

観終わって出てきてから、結局?うーん?という感じでしょうか

最近北野武監督の「首」も観たせいで、冒頭のギロチンにかけられた

マリー・アントワネットの首が掲げられるところでは、またかいと思ってしまいましたが

この2本はテーマ的にも、セットで観てもいいかもしれませんね(笑)

 

 

ナポレオンが兵隊たちをひきつれて

パリへ向かうシーンでは、ナポレオンに興奮する兵士たちの気持ちが理解できず、

嫌な時代の嫌な権力争いを見せられてる気分のまま、

西洋絵画で見た事がある程度のナポレオンの初心者には、興奮ポイントの少ない映画だなという感想でした。

 

 

 

 

 

この記事・画像は、映画・comを参照し、お借りしています。

 

 


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