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『原節子 あるがままに生きて』 貴田庄

2015年05月11日 21時53分00秒 | ■読書
「貴田庄」の紀行エッセイ『原節子 あるがままに生きて』を読みました。


最近、長篇ミステリが続いていたので、ちょっとミステリはひと休みです。

-----story-------------
「原節子」が新聞・雑誌に残した言葉から、引退までの半生をたどる。

経済的な事情から女学校を中退した「原節子」は、十四歳で女優の道を歩きはじめた。
デビューのいきさつ、「黒澤明」に怒鳴られ、大根女優と叩かれ落ち込む繊細さ、その反面の終戦直後にモンペ姿で一人で買出しに出かけるたくましさ、煙草やお酒、麻雀が好きという意外な一面など、「永遠の処女」の知られざる素顔に迫る書きおろし。
膨大な資料から本人の残した数少ない言葉を発見し、「伝説の女優」の素顔を浮かび上がらせたエッセイ。
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先日、「原節子」の演技が印象的な映画わが青春に悔なしを観て、「原節子」のことを知りたくなったんですよね。

「原節子」については、「小津安二郎」監督作品の印象が強く、30歳以降で演じている母親役や戦争で夫を失った未亡人役のイメージしか頭に浮かんでこないんですよね、、、

本書でデビュー当時や20歳代のエピソードを初めて知ることができました。


 ■家族
 ■出生地
 ■洋風の美少女
 ■得意科目
 ■少女時代の夢
 ■女学校中退
 ■義兄熊谷久虎
 ■映画界へ
 ■女優・原節子の誕生
 ■踊らないダンサー〔ほか〕



「小津安二郎」監督作品で観る限り、骨太なイメージがありましたが、デビュー当時は細身だったことや、

キスシーン、水着姿、映画館での舞台挨拶がタブーだったこと、

(私も大好きな…)「イングリッド・バーグマン」のことを好きだったこと、

読書やビールが大好きだったこと、

等々、「伝説の女優」の素顔を知ることができました。


1963年12月… 「小津安二郎」の通夜に出席したのを最後に女優業を引退し、以降40年間以上、公の場に姿を現していないというミステリアスな一面を持った女優ですよね、、、

現在は94歳とのこと… 気になりますねぇ。




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