フランスの作家ピエール・ルメートルの中篇ミステリ作品『わが母なるロージー(原題:Les Grands Moyens、別題:Rosy & John)』を読みました。
『傷だらけのカミーユ』に続き、ピエール・ルメートルの作品です。
-----story-------------
『その女アレックス』のカミーユ警部、再登場
シリーズ累計120万部突破!
『その女アレックス』のカミーユ警部、ただ一度だけの復活。
連続爆破犯の真の目的が明かされたとき、残酷で美しい閉幕が訪れる。
パリで爆破事件が発生した。
直後、爆破犯は自分であると警察に出頭した青年ジャンは、爆弾はあと6つ仕掛けられていると告げ、金と無罪放免を要求する。
右腕のルイとともに事件を担当することになったカミーユ・ヴェルーヴェン警部は、青年の真の狙いは他にあるとにらむが……。
『その女アレックス』のカミーユ警部が、ファンの熱い声に応えて、富豪刑事ルイ、巨漢の上司ル・グエン、猫のドゥドゥーシュらとともに一度だけの帰還を果たす。『その女アレックス』と『傷だらけのカミーユ』のあいだに挟まる「カミーユ警部シリーズ」第2.5作。
残酷にして意外、壮絶にして美しき終幕まで一気読み必至。
解説・吉野仁
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2011年(平成23年)に刊行された、カミーユ・ヴェルーヴェン警部シリーズ三部作の第2作『その女アレックス』とシリーズ完結篇にあたる第3作『傷だらけのカミーユ』のあいだに起きた事件として描かれた番外篇にあたる作品です。
パリの街中で起きた爆破事件… まもなく犯人の青年ジャンが警察に出頭してくる、、、
そして、メディアでその活躍を知っていたカミーユ・ヴェルーヴェン警部以外とは誰とも話さないと告げる… カミーユが聞かされたのは、ほかにも6つの爆弾を仕掛けてあって毎日ひとつずつ爆発するようセットしてあるということ。
それを阻止したければ彼の要求をのまなければならないということ… 収監中の母親ロージーと自分を釈放し、4万ユーロの金とともにオーストラリアへ運び新たなIDを与えること、、、
だが、そもそもロージーが服役することになった罪状は、ジャンの婚約者カロル・ヴェンランジェを轢き殺したことによるものだった… しかも、ジャンの本名はジョンで、ロージーが名付けたその名前を嫌ってジャンと名乗っていたのだ。
それほどまでに憎んでいるはずの母親を救い出そうとすることに、カミーユは合点がいかなかった… ジャンのほんとうの狙いはいったい何なのか、、、
真意を探れないまま次々と爆破は続いていき、要求を飲まざるを得なくなることに… そして明かされることになるのは、切なく物悲しい驚愕の真実だった。
200ページ強の中篇でテンポも良いのでサクっと読めました… 連続爆破事件の犯人ジャンとカミーユの駆け引きが愉しめましたね、、、
カミーユの抱えた違和感は、私も読みながら同じように感じましたねー 結末は、ある程度、予測できましたけ、まぁ、納得ですね。
歪んでいて哀しい関係性… 愛情か?憎しみか? 愛憎入り混じりってところですかねー 個人的には憎しみの方が強かったんじゃないかと感じました。
これでシリーズ作品を全て読了… 寂しいな。
『傷だらけのカミーユ』に続き、ピエール・ルメートルの作品です。
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『その女アレックス』のカミーユ警部、再登場
シリーズ累計120万部突破!
『その女アレックス』のカミーユ警部、ただ一度だけの復活。
連続爆破犯の真の目的が明かされたとき、残酷で美しい閉幕が訪れる。
パリで爆破事件が発生した。
直後、爆破犯は自分であると警察に出頭した青年ジャンは、爆弾はあと6つ仕掛けられていると告げ、金と無罪放免を要求する。
右腕のルイとともに事件を担当することになったカミーユ・ヴェルーヴェン警部は、青年の真の狙いは他にあるとにらむが……。
『その女アレックス』のカミーユ警部が、ファンの熱い声に応えて、富豪刑事ルイ、巨漢の上司ル・グエン、猫のドゥドゥーシュらとともに一度だけの帰還を果たす。『その女アレックス』と『傷だらけのカミーユ』のあいだに挟まる「カミーユ警部シリーズ」第2.5作。
残酷にして意外、壮絶にして美しき終幕まで一気読み必至。
解説・吉野仁
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2011年(平成23年)に刊行された、カミーユ・ヴェルーヴェン警部シリーズ三部作の第2作『その女アレックス』とシリーズ完結篇にあたる第3作『傷だらけのカミーユ』のあいだに起きた事件として描かれた番外篇にあたる作品です。
パリの街中で起きた爆破事件… まもなく犯人の青年ジャンが警察に出頭してくる、、、
そして、メディアでその活躍を知っていたカミーユ・ヴェルーヴェン警部以外とは誰とも話さないと告げる… カミーユが聞かされたのは、ほかにも6つの爆弾を仕掛けてあって毎日ひとつずつ爆発するようセットしてあるということ。
それを阻止したければ彼の要求をのまなければならないということ… 収監中の母親ロージーと自分を釈放し、4万ユーロの金とともにオーストラリアへ運び新たなIDを与えること、、、
だが、そもそもロージーが服役することになった罪状は、ジャンの婚約者カロル・ヴェンランジェを轢き殺したことによるものだった… しかも、ジャンの本名はジョンで、ロージーが名付けたその名前を嫌ってジャンと名乗っていたのだ。
それほどまでに憎んでいるはずの母親を救い出そうとすることに、カミーユは合点がいかなかった… ジャンのほんとうの狙いはいったい何なのか、、、
真意を探れないまま次々と爆破は続いていき、要求を飲まざるを得なくなることに… そして明かされることになるのは、切なく物悲しい驚愕の真実だった。
200ページ強の中篇でテンポも良いのでサクっと読めました… 連続爆破事件の犯人ジャンとカミーユの駆け引きが愉しめましたね、、、
カミーユの抱えた違和感は、私も読みながら同じように感じましたねー 結末は、ある程度、予測できましたけ、まぁ、納得ですね。
歪んでいて哀しい関係性… 愛情か?憎しみか? 愛憎入り混じりってところですかねー 個人的には憎しみの方が強かったんじゃないかと感じました。
これでシリーズ作品を全て読了… 寂しいな。
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