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『天井裏の奇術師 幸福荘殺人日記(2)』 折原一

2019年12月11日 23時49分00秒 | ■読書
「折原一」のミステリ連作集『天井裏の奇術師 幸福荘殺人日記(2)(『幸福荘の秘密 新・天井裏の散歩者』を改題)』を読みました。


漂流者グランドマンションに続き、「折原一」作品です。

-----story-------------
“騙し”の名手にしかできない究極わざ!
ここまでやるか、「おりはらいち」
1巻『天井裏の散歩者』を先に読めば凄さも倍増!

密室度を増した第二幸福荘では謎の監視者がうごめき、ミステリーコンペにノミネートされた作家は次々殺される。
奇想天外のパラレルワールド。
書き手は誰か、読んでるあなたは何者なのか?

幸福荘――推理作家「小宮山泰三」を慕うあやしい住人たちが、「南野はるか」争奪戦を繰り広げたアパートは瀟洒な三階建てのマンションに建てかわった。
その第二幸福荘の前で花束を捧げ泣いていた謎の女性。
そして始まる九転十転の逆転劇……。
前作『天井裏の散歩者』を凌ぐ衝撃の結末とは!?

※本書は1997年10月に角川文庫より刊行された『幸福荘の秘密 新・天井裏の散歩者』を講談社文庫収録にあたり改題したものです。
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『天井裏の散歩者 幸福荘殺人日記(1)』の続篇、、、

『天井裏の散歩者 幸福荘殺人日記(1)』を読んでいた方が愉しめたのかもしれませんが… 読んでなくても、それなりに愉しめる作品でした。

 ■プロローグ
 ■<文書1> 密室の奇術師
 ■<文書2> 後ろを見るな
 ■<文書3> 最後の一人
 ■<文書4> 作者の死
 ■<文書5> ファンメール
 ■<文書6> 実作者
 ■<文書7> パラレルワールド
 ■<文書8> 幸福荘の秘密
 ■解説 新保博久


叙述トリックが炸裂しまくり… 二転三転どころか、九転十転の展開、、、

目まぐるしく状況が変化して、読んでいて愉しいし、面白い作品なのですが… 読後の印象が薄い作品でしたね。

ホントに面白いんですけどねー 集合住宅が舞台なのでグランドマンションと雰囲気やトリックの着想が近い感じがしましたね。

最後に「新井千裕」「ARA ICHI HIRO」「ARA ICHI ORIH」「ORIH ARA ICHI 」「折原一」というアナグラムが紹介されますが… これって、ホンマなんかな? 



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