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『丹波家の殺人 新装版: 黒星警部シリーズ4 』 折原一

2019年12月13日 21時01分00秒 | ■読書
「折原一」の長篇ミステリ作品『丹波家の殺人 新装版: 黒星警部シリーズ4(『丹波家殺人事件』を改題) 』を読みました。


漂流者グランドマンション天井裏の奇術師 幸福荘殺人日記(2)に続き、「折原一」作品です。

-----story-------------
建設会社のワンマン会長「丹波竜造」が、ヨットでの航海中に遭難した。
葬儀が行われた当日、長男が密室状況の仏間で謎の死をとげる。
密室好きで知られる白岡署の「黒星光警部」が駆けつけるが、しかし、それは「丹波家」を襲う連続密室殺人の幕開けにすぎなかった―。
遺産相続を巡る悲劇に、“迷警部”「黒星」が挑む。
異色の長編ミステリーが大幅加筆修正のうえ新装版で登場。
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「黒星警部」シリーズの第4弾… 本シリーズはシリーズ第1弾の七つの棺 ―密室殺人が多すぎる以来ですね、、、

複雑な関係を持つ一族の当主が亡くなることにより、遺産相続を巡る悲劇が巻き起こり、その舞台が密室… という展開、相変わらず面白かったですね。

 ■プロローグ
 ■第一章 宝物室
 ■第二章 雪密室
 ■第三章 霊安室
 ■第四章 ガス室
 ■第五章 空室
 ■エピローグ


建設会社のワンマン会長「丹波竜造」が、愛人「ひろみ」と、その息子「小四郎」を同伴したヨット航海中に遭難した… 死体が見つからぬまま葬儀が行われた当日、厳重に鍵をかけられた密室状況の仏間で、遺言書により遺産の大半を相続することになっていた「竜造」の長男で新たな当主となった「健太郎」が謎の死をとげる、、、

「俺を早く密室へ案内してくれ!」勢い込んで駆けつける「黒星警部」… それは「丹波家」を襲う連続密室殺人の幕開けにすぎなかった。

そこに新たな遺言書が発見され、遺産の大半は後妻「千春」に相続されることに… そして、庭にある雪に覆われた祠「竜造」の長女「末子」が角棒で殴られて死亡するが、祠には救出に向かった夫「神谷隆司」「末子」の足跡しか残っておらず、2件目の密室殺人となる、、、

その後、犯人がわかったと周囲に告げてバイクで警察に向かった「健太郎」の息子「秋彦」がバイクに仕掛けられた細工により死亡… 次に「末子」の息子「涼」が自室でガスにより死亡する。

遺産相続を巡る悲劇… その真相に「黒星警部」が挑む!?

連続する密室での事件… 遺産相続を巡る殺人劇と思いきや、、、

意外な真相が明らかになります… 張りめぐらされた伏線、驚愕のトリック、めくるめくb>「折原」ワールドが愉しめる作品でしたね。

「黒星警部」シリーズ… 大好きだなぁ。


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