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『ラグビー知的観戦のすすめ』 廣瀬俊朗

2023年09月11日 21時38分29秒 | ■読書
元ラグビー日本代表主将の廣瀬俊朗がラグビーワールドカップ(RWC)を愉しみたい人向けに著した作品『ラグビー知的観戦のすすめ』を読みました。
ラグビー関係の作品は久し振りですね… 多分、前回のラグビーワールドカップ(RWC)の頃に読んで以来だから4年振りかな。

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2019年ラグビーワールドカップを100倍楽しむ!
「ルールが複雑」というイメージのあるラグビー。
試合観戦の際、勝負のポイントを見極めるにはどうすればよいのか。
ポジションの特徴や、競技に通底する道徳や歴史とは? 
日本初開催となるW杯をとことん楽しむために元日本代表主将が説く観戦術の決定版!
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第10回ラグビーワールドカップ(RWC)2023フランス大会が開幕しました… ということで、蔵書の中から本書を選択、、、

前回大会向けに刊行された作品ですが、出場国・地域の情報以外は、基本的に変わらないモノなので愉しく読めました。

 ■第1章 ラグビーをやっているのは、こんな人たちだ
     ~各ポジションのキャラクターがわかればラグビー理解がグンと深くなる~
 ■第2章 ラグビーはこう見ると、よくわかる!
  ・なぜパスを放るのか
  ・なぜキックを蹴るのか
  ・なぜ1対1はビッグチャンスにつながるのか
  ・タックルのあと、グラウンドでは何が起こっているのか
  ・ボール争奪の原則
  ・密集戦の反則はどういうときに起こるのか
  ・ブレイクダウンのもうひとつの見方
  ・中世からの伝統を受け継ぐ「セットプレー」
  ・スクラムとラインアウトのどちらがアタックを仕掛けやすいか
 ■第3章 「世紀の祭典」ワールドカップと、世界ラグビーの勢力図
  ・ラグビーを生んだフットボール
  ・カップ戦の誕生
  ・アマチュアリズムとプロフェッショナリズム
  ・加速度的に成長したラグビー・ワールドカップ
  ・ラグビーの代表選手資格(エリジビリティ)はなぜ国籍だけではないのか
  ・南半球がワールドカップで強い理由
  ・地元開催のワールドカップで、日本代表に期待するもの
  ・ジャパンのライバルたち(アイルランド、スコットランド、ロシア、サモア) ほか
 ■第4章 僕がラグビーを大好きな理由
  ・ラグビー最大の魅力は「多様性」
  ・ラグビーが教えてくれた「議論する」文化
  ・代表チームのキャプテンであることの重圧と喜びを越えて
  ・僕にとってのラグビーは「多面体」である
  ・みんなで「アンセム(国歌)」を歌ってワールドカップを盛り上げよう! ほか
 ■付録 アンセムを歌おう! 歌詞カード

ラグビーの原則等がわかりやすく解説してありましたね… ボールを持った人が一番先頭にいる、立っている人しかプレーできない… これだけ理解しているだけで、他のことがすんなり理解できると思います、、、

あと、仲間に対する思い… 信頼関係が土台で、信頼を裏切らないように、皆が身体を張る… この気持ちは良くわかりますよね。

ラグビーの歴史の復習にもなりました… フットボール(=サッカーではない)から生まれたことや、カップ戦がなかなか実現しなかったこと、無償でプレーするアマチュアリズムが美徳として強調されていたこと、代表選手資格が国籍だけではない理由 等々、愉しく読めました。


昨夜、日本代表はラグビーワールドカップ(RWC)の初戦のチリ戦に"42-12"で勝利… フィットネスで優位に立った終盤、もっと圧倒してほしかったなー ディフェンス面等の反省点も多いと思うので、プレーの精度を上げて、来週のイングランド戦に挑んでほしいですね。

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