Winning Ticket for All Vol.2

レース展望と回顧、馬券術について

12/10(火) ターコイズSの展望

2024-12-10 | 分析
 今日は土曜中山のターコイズSを見ていきます。牝馬のハンデ戦は、中山では春の中山牝馬Sと双璧ですが、どちらも波乱必至のレースです。今年は3歳のアドマイヤベル、イフェイオン、ミアネーロなどが古馬に混ざってどんな走りを見せるかがまずはポイントだと思います。過去の傾向を見ながら、狙い馬を見定めてみましょう。
 
 
1)斤量(ハンデ)
※ 今回の該当馬は省略します 
 ・56.5㌔ 3頭
 ・56㌔   3頭
 55㌔   5頭
 ・54㌔   7
 ・53㌔   8頭
 ・52㌔   1頭   
   
 今回のトップハンデは55.5㌔のアルジーヌとドゥアイズです。過去のレースでは56㌔以上の実績馬が相応にがんばっていますが、やはり53・54㌔あたりを優勢と見た方がいい感じはします。52㌔以下は極端に振るいませんので、キタウィングやグランスラムアスクには厳しいのかなあというところです。
 
2)前走(ステップ)と間隔
 ※( )内は今回該当する馬で、〇数字は単勝人気順
 〇府中牝馬S    4フィールシンパシー⑬6着
 秋華賞      3頭ミアネーロ④6着 アドマイヤベル⑪12着 
 〇京成杯AH    3頭(※該当なし
 〇キャピタルS   3頭モズゴールドバレル⑪12着)
 〇エリザベス女王杯 2頭(※該当なし
 〇オーロC     2頭ミシシッピテソーロ⑧11着)
  
 間隔では①中8週府中牝馬S・秋華賞)が最多で、かなり開いて②中4週エリザベス女王杯・オーロC)が続くといったところです。
 
3)馬齢 ※頭数は延べ数
 〇3歳 7頭  〇4歳 12頭  〇5歳 6頭 
 〇6歳 2頭  〇7歳以上0頭  
 
 4歳が優勢です。3歳勢が上位を独占した年もありますが、近3年に限っては3歳馬は4着が最高で馬券に絡んでいません。
 
4)血統
 なかなか難解ですが、全体として父はサンデーサイレンス系(近年ではディープインパクト、ステイゴールドなど)が優勢といったところでしょう。あまり数が多くても、と思うので、ディープ系ステイゴールド系で該当馬を拾っておきます(コナコーストも似ているので追加で)。
※サンデー系=  、ノーザンダンサー系=  ミスプロ系=  
 ナスルーラ系=  、ロベルト系=  
 
 キタウイング   :父ダノンバラード(ディープインパクト)/母父アイルハヴアナザー(Forty niner系)
 ・グランスラムアスク:父ディープインパクト(サンデーサイレンス)/母父Storm Cat(Storm Bird系)
 ・マメコ      :父リヤンドファミユ(ステイゴールド)/母父スニッツェル(Danzig系) 
 ・ミシシッピテソーロ:父ダノンバラード(ディープインパクト)/母父A.P.Indy(Bold Ruler系)
 ・コナコースト   :父キタサンブラック(ブラックタイド)/母父キングカメハメハ(Kingmambo)
 
5)JRAホームページのデータ分析
 JRAのホームページのデータ分析で強調されている点は以下のとおりです。
 
 ① 伏兵台頭:二桁人気馬も侮れず
 ② 前走芝1600が優勢:人気薄でもここから
 ③ 重賞ウィナーが好成績:複勝率27.5%
 ④ 55.5㌔以上の好走率よし
  :複勝率55.5㌔以上=26.1%/55㌔=20%/54㌔=18.9%/53㌔=19%
 ⑤ 中山で勝利実績のある馬が6連勝中
 ⑥ 父・父母に有馬記念優勝馬の血統をもつ馬が躍動
 
 一番条件が当てはまるのはイフェイオンです。次点は数が多いですが、アルジーヌキタウイングジューンオレンジドゥアイズマスクオールウィンミアネーロです。
 
6)宮田式バイオリズム
 ・キタウイング     3・0・1・15
 ・コナコースト     1・3・0・5
 ・セントカメリア    4・2・1・12
 ・ドゥアイズ      2・4・1・6
 ・ビヨンドザヴァレー  4・5・0・5
 ・マメコ        4・6・1・12
 ・モズゴールドバレル  4・3・1・15
 ・ワイドラトゥール   3・0・0・4
 
7)結 論  
 C.デムーロが乗るので人気になってしまいそうですが、ハンデが55.5㌔ならドゥアイズかなあと思います。前3走が5、4、4着とあと一押しが足りませんが、このメンバーならヴィクトリアMの4着は大威張りでしょう。相手は、リピーターが活躍する傾向からフィールシンパシーでしょうか。中山マイルは3勝していて得意にしていますし、54㌔なら逆転もありえます。3歳馬からはミアネーロイフェイオンに加えて、53㌔のマスクオールウィンにも一発がありそうです。あとは、アルジーヌジューンオレンジシングザットソングセントカメリアあたりでしょうか。52㌔ならキタウイングの外差し一気が決まる可能性もありますが、個人的に一番期待して(怖れて)いるのは、桜花賞でお世話になったコナコーストの大復活劇です。鞍上の三浦くんがうまく乗って「潜在能力」を引き出してくれないかと思います。
 ということで、
 
 ドゥアイズ 〇フィールシンパシー ▲セントカメリア △コナコースト……
でまとめておきます
 
 明日は重賞ではありませんが、ここ3年ハンデ戦でもないのになぜか荒れ気味の日曜中山opリステッドのディセンバーSを検討してみます。今年も波乱になるのでしょうか。
 本日もお読みいただきありがとうございました。どうか暖かくしてお過ごしください。
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