今日は土曜京都の平安Sを検討してみます。オールドなファンには、1月のレースで距離も1800、GⅠフェブラリーSの前哨戦というレースでしたが、2013年からこの時期に施行されて、趣が一変しました。移設した意図はよくわかりませんが、勝ち馬からGⅠもねらえるようなダートの一線級が出るレベルの高いレースであることは確かです。過去10年のデータから3着以内の馬たちの傾向を見てみます(中京開催の2年分を含みます)。
1)前走(ステップ) ※( )内は今回該当する馬で、〇数字は単勝人気順
〇アンタレスS 9頭(ミッキーヌチバナ⑤1着 スレイマン③2着
ハギノアレグリアス①3着 ヴィクティファルス②14着)
〇フェブラリーS 4頭(*該当なし)
〇ダイオライト記念 3頭(*該当なし)
〇マーチS 3頭(ミトノオー④2着)
〇サウジC 2頭(*該当なし)
〇仁川S 2頭(オーロイプラータ②7着 バハルダール③16着)
〇マリーンC 2頭(*該当なし)
〇ブリリアントS 2頭(メイショウフンジン⑦1着 テンカハル④9着
クリノドラゴン⑭11着 ヴィジョンオブラヴ⑯14着)
ちなみに、間隔で言えば、中4週のアンタレスS組が突出して多いようです。
2)性齢 ※頭数は延べ数
〇4歳 8頭 〇5歳 13頭 〇6歳 4頭 〇7歳以上 5頭
/〇牝馬 3頭 〇騸馬 0頭
3)血統
難解です。私的には父ボールドルーラー(BR)系が意外な強さを見せている印象がありますが、今回のメンバーに該当する馬はいません(一頭、メイショウフンジンの母父はBRです)。京都のダート1900の適性で言えば、父ドレフォンが抜けていますが、これも該当馬はいません。次点で言えば、父ハーツクライですが、これにはヴィクティファルスが該当します。以下は自信をもてないので省略します。
※ノーザンダンサー系= 、サンデー系= 、ミスプロ系= 、ボールドルーラー系=
4)JRAホームページのデータ分析
JRAのホームページのデータ分析で強調されている点は以下のとおりです。
①関西馬中心:関東馬で過去10年の3着以内は1頭のみ。
②前走の単勝人気⑤以内:⑥人気以下の3着内率6.3%。
③前走はGⅠ・JpnGⅠか距離1900超が優勢。
④近年(過去6年)は6歳以上が不振
:6歳以上の場合、前年以降東京・中山・京都・阪神のop1800メートル以下のレースで2着以内の実績あり。
浮上するのは、グロリアムンディ、オーロイプラータ、バハルダールの3頭です。
5)宮田式バイオリズム◎
・ゼットリアン 4・4・1・5
・バハルダール 4・4・2・9
・ヴィクティファルス 3・1・1・12
6)結 論
オーロイプラータの決め脚がギリギリ届くのではないかと考えています。前2走は前残りで、後ろから行く同馬にはやや苦しい展開となりましたが、そこそこの脚は使えてましたので、鞍上が鮫島克くんに戻って、良馬場ならアッと言わせる走りを見せてくれると期待します。相手はハギノアレグリアス、ミッキーヌチバナ、スレイマン、グロリアムンディ、ミトノオーらの実績馬たちですが、一番の強敵は芝から戻ってくるハピでしょう。あとは、4歳馬で上昇力のあるゼットリアンも上位争いに加わってくるかもしれません。ヴィクティアファルスは前走の負け方がやや気になりますが、好ステップの前走アンタレスS組なので、マークは外せないところです。穴でおもしろそうなのは、opに上がったばかりのメイプルリッジでしょうか。でも不振傾向の関東馬ですからねぇ。
ということで、今日のところは、
◎オーロイプラータ 〇ハピ ▲ハギノアレグリアス
でまとめておきます。
昨日はけっこう雨が降りましたが、夜半にようやく上がって、今日は晴天が臨めそうです。今日も一日がんばりましょう。本日もお読みいただきありがとうございました。
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