今週の重賞レースはオークスを含めて2つで、昨日までにざっと検討しました。今日はそれ以外のレースから1つ選んでみます。今週は特別戦で土曜に2つ、日曜に3つのハンデ戦が組まれています。ハンデ戦は荒れるイメージがありまして、軽量の人気薄が飛び込んでくるのかと思いきや、そのあたりの機微はファンも承知しているためか、意外に人気上位の馬同士で決まることがよくあります。今日は東京土曜11RのメイSを見てみようと思いますが、このレースも、去年はともかく、例年①②人気のどちらかは馬券になるパターンが多いので、大波乱にはなりにくい印象のあるレースです。ただ、今回のメンバーを眺めると、どれが①②人気になるのかよくわかりませんし、日曜のヴィクトリアマイルで⑭人気のテンハッピーローズが勝った「残響」がまだ何となく尾を引いている感じもあるので、これはひょっとしたら「ねらい頃」では、という予感もします。オークス前日の勢いづけにできるかどうか、過去10年の傾向から検討してみることにします。
1)斤量(ハンデ) ※ ( )内は今回の該当馬
・57.5㌔ 1頭
・57㌔ 3頭
・56.5㌔ 1頭
・56㌔ 6頭
・55㌔ 9頭(アサマノイタズラ エンペザー カレンシュトラウス
ヒップホップソウル プラチナトレジャー レインフロムヘブン)
・54㌔ 6頭
・53㌔ 0頭
・52㌔ 1頭
2)前走(ステップ) ※( )内は今回の該当馬、〇数字は人気順
〇東京新聞杯 3頭(*該当馬なし)
〇福島民報杯 3頭(プラチナトレジャー⑨3着 カルリーノ⑮11着)
〇ダービー卿CT 2頭(クルゼイロドスル⑥12着)
〇六甲S 2頭(シルトホルン⑥5着 オニャンコポン②9着)
ちなみに、前走との間隔は、かなりばらけていて、特に目立つ傾向はありませんが、他のレースと比べると、3ヶ月以上の間があいた馬が好走している印象があります。今回のメンバーでは、プレサージュリフト や レインフロムヘブン が中3ヶ月ですが……。
3)性齢 ※頭数は延べ数
〇4歳 11頭 〇5歳 7頭 〇6歳 6頭 〇7歳 2頭 〇8歳 1頭
/◇牝馬 2頭 ◇騸馬 2頭
4)血統
ここも流行廃りがあって難解ですが、近年は父系母系にロベルト系の馬が目につきます。中山でなく東京でこの傾向が現れるのは少し珍しい感じもするので、これで該当馬をひろっておきます。
※ノーザンダンサー系= 、サンデー系= 、ミスプロ系= 、ロベルト系=
・シルトホルン :父スクリーンヒーロー/母父Langfuhr(Danzig系)
・エンペザー :父ロードカナロア/母父シンボリクリスエス
・ジューンオレンジ :父ジャスタウェイ/母父シンボリクリスエス
・レインフロムヘブン:父ドゥラメンテ/母父Loup Solitaire 5)宮田式バイオリズム◎
・アサマノイタズラ 2・1・1・15
・オニャンコポン 3・1・0・10
・バラジ 4・3・3・9
・ヒップホップソウル 1・3・0・5
6)結 論
ハンデ55.5というのが微妙に重い感じもしますが、実績的にはプレサージュリフトが中心馬として最も妥当かなと思います。東京コースも3歳時のクイーンC勝ちや東京新聞杯3着があるので、わりと得意にしている印象です。前走の負けは距離適性の差でしょう。ただ、勝ち切れるかというと、そこまではどうかという感じです。相手は手広く押さえておく必要があると思います。一番手は4歳から牝馬のジューンオレンジを抜擢します。1400を主戦場にしてきて1800は初距離ですが、前走の新潟・谷川岳S4着の走りを見ると、意外にやれそうな感じもします。1㌔減のハンデ54㌔ならプレサージュと互角以上の勝負に持ち込めるかもしれません。その他4歳勢からは、シルトホルンとクルゼイロドスルは実力的に当然でしょうし、6歳ではプラチナトレジャーとレインフロムヘヴンの2頭がよさそうです。4歳牝馬のヒップホップソウルはどうでしょうか。私も去年は期待していた一頭ですが、前走のしんがり負けでやや気持ちが萎えていないか心配です。それでも巻き返してくるのかどうか。オニャンコポンも同じく、ですが……。ということで、
◎プレサージュリフト 〇ジューンオレンジ ▲プラチナトレジャー △レインフロムヘヴン
でまとめておきます。
明日は更新をお休みして、金曜に追い切り情報を集めてみようと思います。本日もお読みいただきありがとうございました。今日も一日無事に乗り切れますように。
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