今日は、土曜京都の2歳重賞、デイリー杯2歳Sを検討してみます。少頭数となって、若干興味はそがれますが、マイルGⅠへの登竜門的なレースなので、今年も好素質馬が潜んでいるかも知れません。それぞれの持ち時計や過去10年の3着以内馬の傾向などから、実力馬を探してみようと思います(なお、2020~22年の3年間は阪神開催でした)。
1)持ち時計
過去10年間の良馬場での勝ち時計の平均は、全体で1分34秒57、赤類で33.88秒です。ここ10年で一番速かったのは、2020年阪神開催でのレッドベルオーブ(朝日杯FS3着・皐月賞8着)の1分32秒4(上がり34.0)です。去年は稍重の京都でジャンタルマンタルが1分34秒5(同34.7)で勝ちましたので、良馬場ならば、1分34秒0前後、上がり33秒台での決着と予想します。今回の出走メンバーは前走の距離が様々で比較が難しいですが、マイルと1800を走った4頭の時計は以下のとおりです。
ドラゴンブースト 10/12京都 未勝利 ⑧1着 1分34秒4 35.3
ロンドボス 10/05東京 新馬 ①1着 1分35秒0 33.4
コスモイシュタル 10/19東京 アイビーS ⑧6着 1分47秒6 34.1
ロヴィーサ 10/13京都 新馬 ⑨1着 1分49秒4 35.0
参考までに去年(2023年)の上位3頭の前走は以下のとおりです。
1⃣ジャンタルマンタル 10/08京都 新馬 ①1着 1分47秒4 34.6
2⃣エンヤラヴフェイス 08/27新潟 新潟2歳S ③7着 1分34秒7 33.7
3⃣ナムラフッカー 10/14京都 紫菊賞 ②3着 1分47秒9 34.4
あとは、前走1400の ランフォーヴァウ と、同1500の ダイシンラー もいます。同1200の エイユーアメジスト はどうでしょうか。勝ち馬はそこそこの時計で走るかもしれませんが、次のGⅠ朝日杯の前哨戦としては全体的なレベルがいまひとつの印象です。
2)前走(ステップ)とレース間隔
※( )内は今回該当する馬で、〇数字は単勝人気順
〇未勝利 10頭(オイランブチ④1着 ドラゴンブースト⑧1着
ランフォーヴァウ③1着)
〇新馬 8頭(ダイシンラー④1着 ロヴィーサ⑨1着
ロンドボス①1着)
〇新潟2歳S 3頭(※該当なし)
〇ききょうS 2頭(※該当なし)
前走との間隔は、しいて言えば中10週が多く、今回該当馬はいません。あまり突出しているところもないので、気にしなくてよい感じです。
3)血統
父系はサンデー系のディープインパクトとダイワメジャーが強い傾向です。母系はやや難解ですが、比較的キングカメハメハなど、ミスプロ系が強い印象です。今回の出走馬で父サンデー×母父ミスプロのパターンはローレルオーブ1頭です。
※サンデー系= 、ノーザンダンサー系= 、ミスプロ系= 、
ナスルーラ系= 、ロベルト系=
・ローレルオーブ :父ウインブライト(ステイゴールド)/母父アフリート(Mr.Prospector)
4)JRAホームページのデータ分析
JRAのホームページのデータ分析で強調されている点は以下のとおりです。
① 前走1着馬が強い:複勝率83.3% 無傷の連勝馬は特注
② 前走③人気以内:複勝率41.5% ④人気以下は同9.1%
③ 前走1600・1800からの臨戦馬が優勢
④ 3枠と8枠の馬が活躍:複勝率50%超
④を除いて適合するのはロンドボスです。これに続くのが、ランフォーバウ、ドラゴンブースト、ロヴィーサで、前走1500のダイシンラーまではどうか、といったところです。
5)結 論
ロンドボス中心の相手探しと見ています。前走はクビ差間に合っての辛勝でしたが、上々の上がり脚を見せましたし、メンバーレベルもそう高くはなさそうなので、人気を被り過ぎても連は外さない感じです。相手は、ロヴィーサとランフォーヴァウあたりが有力ですが、人気のないところで、穴は前走札幌2歳S⑫人気9着のローレルオーブでしょうか。血統的な魅力はあります。あとは、ダイシンラーやドラゴンブーストもいますが、3着に届くかどうか。
ということで、ここは堅そうですが、
◎ロンドボス 〇ランフォーヴァウ ▲ローレルオーブ △ロヴィーサ……
でまとめておきます。
明日は土曜東京の武蔵野Sを検討してみます。暮れのGⅠを見据えて出て来るエンペラーワケアが貫禄の走りを見せるかどうか楽しみです。本日もお読みいただきありがとうございました。2日晴天が続いた連休も終わってしまって、今日から再始動です。無事な一日になりますように。
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