今日は日曜中京の金鯱賞を検討してみます。芝に戻って連勝中のデシエルトがここも勝って、GⅠ大阪杯を獲りに行くのか、それともプログノーシスが3連覇を果たすのか、それなりの役者がそろって楽しみな一戦になりそうです。この時期に施行されるようになった2017年から8年間のデータより、中心馬を探ってみようと思います。
1)前走(ステップ)と間隔
※( )内は今回該当する馬で、〇数字は単勝人気順
〇白富士S 5頭(マイネルモーント④2着)
〇有馬記念 4頭(プログノーシス⑥11着)
〇凱旋門賞 2頭(※該当なし)
〇香港C 2頭(※該当なし)
〇中日新聞杯 2頭(デシエルト③1着)
間隔については、一番多いのは中3ヶ月(中日新聞杯など)、次いで中5週(白富士S)です。全体的に3ヶ月以上の馬が半数を占めていて、秋から暮れにGⅠを使った馬がここを叩き台にするケースが目立ちます。
2)性齢 ※頭数は延べ数
〇4歳 9頭 〇5歳 8頭 〇6歳 6頭
〇7歳 0頭 〇8歳 1頭
/〇牝馬 4頭 〇騸馬 0頭
一番多いのは4歳世代ですが、総じて4~6歳の争いで、7歳以上の年長馬には厳しいレースです。7歳のプログノーシスはどうでしょうか。
3)血統
父系は、まずはディープインパクト、次いでキングカメハメハで、世代交代後もこの血脈は強い印象です。母系はノーザンダンサー系かミスプロ系でしょうか。血統的に符合するのは、以下の馬です。デシエルトは逆のパターンですが……。
※サンデー系= 、ノーザンダンサー系= 、ミスプロ系= 、
ナスルーラ系= 、ロベルト系=
・キングズパレス :父キングカメハメハ(Kingmambo)/母父Dubawi(Seeking the Gold系)
・クイーンズウォーク :父キズナ(ディープインパクト)/母父Harlington(Unbridled)
・ディープモンスター :父ディープインパクト(サンデーサイレンス)/母父Bellamy Road(Danzig系)
・プログノーシス :父ディープインパクト(サンデーサイレンス)/母父Observatory(Distant View)4)JRAホームページのデータ分析
JRAのホームページのデータ分析で強調されている点は以下のとおりです。
① 上位人気中心も相手は広く
:⑥~⑨人気の複勝率21.9% 少頭数の割に下位人気も活躍
② 前走国内外のGⅠか白富士S組が好走
③ GⅠ連対実績馬は人気薄でも軽視禁物:複勝率40%
④ 勝ち馬の共通項は、栗東所属馬で、
前走6着以内かつ勝ち馬との差0.4秒以内
浮上するのは、まずはラヴェルで、これに次ぐのがプログノーシス、あとは、クイーンズウォークとデシエルト。美浦所属が減点ながら、マイネルモーントとライラックまででしょうか。
5)宮田式バイオリズム◎
・アスクドゥポルテ 4・3・3・11
・キングズパレス 4・10・3・6
・プログノーシス 7・4・2・4
・ライラック 2・1・2・14
6)結 論
格上は海外GⅠで2着3回のプログノーシスですが、一般的に言って同一レースの三連覇には成功例が少ないので(以前もこの金鯱賞を連覇したヤマカツエースが3回目を狙って4着だったことがあります=2018年)、7歳馬でもありますし、勝つのは別馬と考えた方がいいように思います。となると、岩田に乗り替わる(戻る)ホウオウビスケッツでしょうか。前走中山金杯はさすがに59.5㌔の斤量が堪えた感じですが、57㌔なら走りが変わってくるでしょう。デシエルトを前に見ながら直線で交わして粘り込むシーンがあるのではないでしょうか。あとはラヴェルやマイネルモーントですが、怖いのはライラックとクイーンズウォークの両牝馬でしょう。特に今回人気を落としそうなクイーンズウォークは中京で勝った実績がありますし(ローズS)、鞍上川田で、血統背景も適合的ですので、これは馬券的にもチャンスと見ます。
ということで、
◎ホウオウビスケッツ 〇プログノーシス ▲クイーンズウォーク △ライラック……
でまとめてみます。
本日もお読みいただきありがとうございました。各地で早咲きの桜が咲いて春本番となってきました(花粉もけっこう飛びまくってますが)。穏やかに一日過ごせるよう祈ります。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます