Winning Ticket for All Vol.2

レース展望と回顧、馬券術について

9/23(月) スプリンターズSの展望

2024-09-23 | 分析
 昨日の中京メイン・神戸新聞杯は「枠人気下位作戦」にしたがって、147枠で最も人気のない枠を狙っていましたが、7枠1枠のオッズが交互に入れ替わる展開になり、馬券を買う直前では1枠の方が下に来たので、これは7枠のウエストナウよりも1枠ジューンテイクと判断し、中軸馬を変更しました。同馬は2着に粘ってくれたので、おかげで馬券はゲットできましたが、レースが終わってから改めて最終オッズを確認すると、1枠が上がって、7枠が下がっていまして、これはラッキーだったと思いました。配当は、①人気のメリオーレムが5着に沈んだためか、②③④人気で決まったにしては、三連がよかったですね。他方、中山メインのオールカマーは3着のヒモ荒れを期待しましたが、2・3着が⑩⑫人気で決着し、波乱となりました。3着のリカンカブールは買ってなかったので、完全に「白旗」です。金杯の頃は買ってた馬なんですけど、その後、調子を落としていましたからねぇ……。結局昨日は(も)1勝1敗に終わりましたが、運がよかったです。次の日曜からはいよいよ秋のGⅠ戦の開幕ですので、また気分を新たにして検討していきます。
 
 
 今回はこの春の高松宮記念で3着だったビクターザウィナー、チェアマンズSP3着のムゲンと、2頭の香港馬が参戦して、かなり興味深い一戦になりそうです。過去10年間の3着以内馬の傾向は以下のとおりです。
 
1)前走(ステップ) ※( )内は今回該当する馬で、〇数字は単勝人気順
 〇セントウルS   8 トウシンマカオ②1着 ママコチャ④2着
                   モズメイメイ⑦3着 ダノンスコーピオン⑤12着
                   ピューロマジック①13着)
 〇キーンランドC  7頭 サトノレーヴ②1着 エイシンスポッター⑧2着
                   オオバンブルマイ⑦3着 モリノドリーム④4着
                   ナムラクレア①5着) 
 〇安田記念     4頭 (※該当なし
 〇北九州記念    4頭 (※該当なし
 〇CBC賞     2頭 (※該当なし)
 
2)性齢 ※頭数は延べ数
 〇3歳 4頭  〇4歳 11頭  〇5歳 7頭  〇6歳 5頭  〇7歳 3頭   
/◇牝馬 14頭  ◇騸馬 0頭
 
 4歳が突出しています。去年も3着までを4歳世代が独占しましたが、4歳が強い世代かどうかがポイントで、そうでないと他の世代で上位独占という年も目につきます。また半数近くを牝馬が占めているところも重要な傾向です。このあたりの見極めを誤らないようにと思います。ちなみに、香港馬2頭はともに6歳の騸馬です。
 
3)血統
 流行廃りがありますが、ここ数年はサンデー系やキンカメ(ミスプロ)系よりもノーザンダンサー系(ND)の活躍が目を引きます。父・母父のNDは11頭いますので、もう少し絞り込んで、ディープインパクト系×NDのパターンで拾ってみようと思います。
 ※サンデー系=  、ノーザンダンサー系=  ミスプロ系=  、 
 ナスルーラ系=  、ロベルト系=  
 
 ・エイシンスポッター:エイシンヒカリ(ディープインパクト)/母父Barathea(Sadler's Wells)
 ・オオバンブルマイ :ディスクリートキャット(Storm Bird系)/ディープインパクト(サンデーサイレンス)
 ・ナムラクレア   :ミッキーアイル(ディープインパクト)/母父Storm Cat(Storm Bird)
 ・ピューロマジック :アジアエクスプレス(Storm Bird系)/母父ディープインパクト(サンデーサイレンス)
 ・モズメイメイ   :リアルインパクト(ディープインパクト)/母父Frankel(Sadler's Wells系)
 
 ちなみに、香港馬のビクターザウィナーはNDの4×5、ムゲンは父がNDで母父がミスターシービー(ナスルーラ系)という、サンデー襲来前の70ー80年代の古き良き時代の日本競馬を彷彿とさせる血統構成で、これは勝ったりすると、オールドファンを喜ばせそうです。
 
4)JRAホームページのデータ分析
 JRAのホームページのデータ分析で強調されている点は以下のとおりです。
 
 ① 外枠がやや劣勢:6~8枠の複勝率9.7%
 ② 年明け以降に勝ち星あり
 ③ 通算14戦以内 or 15戦以上は今年の重賞勝ち必要
 ④ 前走4角の通過順は2⃣~7⃣番手:逃げ・差しは苦戦
 
 ①を除くと、上の条件に合致して浮上するのは、ウインマーベルサトノレーヴモズメイメイルガルの4頭と、あとは前走が香港のマッドクールでしょうか。
 
5)宮田式バイオリズム 
 ・マッドクール      6・1・3・3
 ・モリノドリーム     5・2・1・9
 ・ヴェントボーチェ    7・1・1・6
 
6)結 論  
 去年の覇者ママコチャが前走2着で調子を上げてくる感じもしますが、最近の日本のスプリントGⅠで最も成績上位なのは去年2着、高松宮記念1着のマッドクールでしょう。4月の香港で11着に敗れて以来のレースですが、久々でも何とかしてくれると判断し、この馬に期待します。相手はママコチャと香港馬の2頭が強敵で、逆転もあり得ます。サトノレーヴも鞍上にレーン騎手を迎え、ここで一気にGⅠの階段を駆け上がるかもしれません。レースはウイングレイテストやピューロマジックらが先行して、かなり速い流れが予想されるので、ひょっとするとデータに反して追い込み勢の一撃が決まる可能性もあります。そうなると、エイシンスポッターオオバンブルマイの切れ味には要注意です。あと、ここがおそらく最後の挑戦になりそうなナムラクレアは、昨年並みの勢いがない中でどこまでやれるか、今年は個人的にやや懐疑的です。
 ということで、
 
◎マッドクール 〇ビクターザウィナー ▲ムゲン △サトノレーヴ…… でまとめておきます
 
 本日もお読みいただきありがとうございました。今週もまたがんばっていきましょう。

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