来年のJRAの開催日程が発表されました。12月28日の有馬記念で〆になるようです。最後はやっぱり有馬記念で1年を締めくくりたいですよねぇ。個人的には暮れ正月の休みをもう少し確保して、関係者に長めの休息をとってもらいたい気もしますけど……。
さて、今日は土曜のハンデ重賞、シリウスSを検討してみます。通例は阪神開催のレースですが、2020~22年以来の中京で、距離もダート2000 ⇒1900と短くなります。これが微妙に影響するかどうか。去年斤量58.5㌔で勝ったハギノアレグリアスが、今年は59㌔で臨みますが、連覇となるかどうか。中京開催の3年間を含む過去10年の3着以内馬の傾向は以下のとおりです。
1)斤量(ハンデ)
※ 青数字は中京開催の3年間/( )内は今回の該当馬
・58.5㌔ 1頭
・58㌔ 4頭2
・57.5㌔ 3頭
・57㌔ 3頭1
・56㌔ 5頭2
・55.5㌔ 1頭
・55㌔ 7頭1(カンピオーネ グリューヴルム サンデーファンデー
サンライズアリオン リチュアル)
・54㌔ 4頭2
・53㌔ 2頭1
ハンデ頭や次位ハンデになった実績馬も相応に走っていますが、やはり最後は脚が上がって勝ちきれないという印象で、全体としては中位以下のハンデの方が優勢です。人気の次位重量馬と55㌔前後の軽量馬の組み合わせに妙味があると思われます。となると、重量馬からは、トップハンデのハギノアレグリアスよりもオメガギネスかハピ、55㌔(前後)からはop初戦のカンピオーネ、サンライズアリオンとリチュアルあたりに目星をつけておこうと思います。57㌔には去年3着のヴァンヤールもいて見逃せません。
2)前走(ステップ)
※( )内は今回の該当馬、〇数字は前走の単勝人気順
〇BSN賞 7頭(ヴァンヤール④3着 ビヨンドザファザー⑧5着)
〇平安S 3頭(ハギノアレグリアス②7着)
〇ジャパンDD 2頭(※該当なし) 〇帝王賞 2頭(※該当なし)
〇エルムS 2頭(ヴィクティファルス⑪6着) 〇オークランドR 2頭(※該当なし *前々走でグリューヴルム)
〇阿蘇S 2頭(※該当なし) 前走との間隔では、BSN賞の中4週が最多で、次いで中5ヶ月です。真夏の新潟のBSN賞を叩いて臨むのが最も適合的ですが、前走で春のopに出走し、夏を休養に充てた馬が久々でも走る傾向にあります。となると、グリューヴルム や ロコポルティ はマークしておいた方がいい感じです。
3)性齢
〇3歳:4頭 〇4歳:6頭 〇5歳:11頭 〇6歳:7頭 〇7歳以上:2頭
/〇牝馬:1頭 〇騸馬:3頭
5歳以上が優勢で、騸馬3頭も目につきます。人気になりそうな4歳のオメガギネスは年長馬を凌駕できるのか。5歳騸馬のリチュアルにも惹かれます。
4)血統
中京開催の3年間は父系・母父系ともノーザンダンサー系(ND)が馬券になっておらず、父サンデー傍系が優勢に見えます(中京ダート1900の傾向ではNDもミスプロ系も相応に来ているので解りませんが)。今回の出走馬はNDだらけですので、いや~な感じがしますが、一応、父サンデー系の4頭を挙げておきます。
※サンデー系= 、ノーザンダンサー系= 、ミスプロ系= 、
ナスルーラ系= 、ロベルト系=
・グリューヴルム :父キズナ(ディープインパクト)/母父クロフネ(Vice Regent系)
・ハギノアレグリアス:父キズナ(ディープインパクト)/母父ジェネラス(Nijinsky系)
・ハピ :父キズナ(ディープインパクト)/母父キングカメハメハ(Kingmambo)
・ヴィクティファルス:父ハーツクライ(サンデーサイレンス)/Galileo(Sadler's Wells)
5)JRAホームページのデータ分析
JRAのホームページのデータ分析で強調されている点は以下のとおりです。
① 前走5着以内・⑤人気以内が有力
② 7歳以上の高齢馬は割り引き
③ 重ハンデはマイナス材料にならない
:斤量57.5㌔以上の複勝率26.7%
③で斤量57㌔以下を除外すると、浮上するのはオメガギネス、ハピ、ビヨンドザファザーの3頭となります。実績馬の中ではハギノアレグリアスが7歳なので、ハンデ頭でもあり、データ上は消しになりますが、どうでしょうか。
6)宮田式バイオリズム◎
・エナハツホ 4・0・2・14
・カンピオーネ 4・4・6・9
・フリームファクシ 3・1・2・7
・ハピ 3・4・4・6
・ヴィクティファルス 3・1・1・14
7)結 論
前走の4着がやや引っかかりますが、ハピ中心でいけるのではと思っています。今まで58、59㌔で相応に走っていますから、今回の58㌔も重量自体は大丈夫だと思います。気になるのは斤量よりもむしろ (坂井)瑠星くんに乗り替わってどうかでしょう。芝のレースでの話とはいえ、9着に負けたときの鞍上なので、悪いイメージがついていなければよいのですが。相手は、ハンデが比較的重い組からはヴァンヤールとヴィクティファルスにロコポルティあたり、軽い組からはリチュアルとサンデーファンデーあたりに目を付けています。あともう一頭、穴馬と言いますか、フリームファクシはきさらぎ賞を勝つなど芝実績は申し分なしですが、今回ダートに転戦してきてどうか。このレースの2021・22年の勝ち馬がいずれも母父スペシャルウィークなので、父ルーラーシップ母父スペシャルウィークの同馬が血統面でダメという感じはしません。マークしておく価値はあると思います。
ということで、まとめると、
◎ハピ 〇ヴァンヤール ▲リチュアル △フリームファクシ……
で、狙ってみようと思います。
やっと9月下旬らしく涼しくなってきました。伸び放題になっていた草をむしらないと……。
本日もお読みいただきありがとうございました。無事な一日となりますように。
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