4月からロングラン開催だった春の東京競馬が昨日で終わり、東の舞台は福島に移ります。7月に入りますし、いよいよ本格的な夏競馬のシーズン到来というところです。
今度の日曜には、福島でラジオNIKKEI賞、中京でCBC賞と、GⅢの重賞競走が組まれています。ともにハンデ戦で好配当も期待できそうなレースです。今日は3歳戦のラジオNIKKEI賞から検討してみたいと思います。
その前に、昨日の予想について。GⅠ宝塚記念は単勝1.3倍の支持を受けたイクイノックスが勝ちましたが、2着馬に猛然と追い込まれてのクビ差勝ちで、道中の位置取りや直線の伸び脚などなど、有馬記念のときとちがって、意外に手こずった感じをもちました。それでも何でも勝ってくれたので、ファンとしては一安心ですが。調教で快時計を出して状態がいいと言われていたスルーセブンシーズが2着と好走して、一際光る存在となりました。
それよりもよかったのは、これに先だって行われた東京11RのパラダイスSです。上位3着が水曜日のブログで挙げていたビューティフルデイ、メイショウチタン、テンハッピーローズの3頭で決まったのは痛快でした。前日土曜の阪神11Rで穴を開けたのはメイショウダジンでしたし、改めてメイショウの人気薄は要警戒と思いました。個人的に二日続けての高配当に上機嫌です。
さて、では、本論の福島ラジオNIKKEI賞にいきましょう。3歳のハンデ戦ですが、まだ斤量が定まらず、個別の評価が難しいのですが、過去10年の傾向を見ておきたいと思います。
ラジオNIKKEI賞【2023年7月2日福島11R】出馬表、予想 | 競馬ラボ (keibalab.jp)
ラジオNIKKEI賞の過去10年データ、好走馬一覧(2023年7月2日福島11R) | 競馬ラボ (keibalab.jp)
まず、ハンデ戦ですので、過去10年で3着以内に入った馬たちの斤量別の頭数を見てみます。
・56.5㌔ 1頭
・56㌔ 2頭
・55㌔ 6頭
・54㌔ 11頭
・53㌔ 9頭
・52㌔ 1頭
昔ラジオを聞いていたら、3歳馬のこの時期にハンデ戦をやる意味がわからないと、毎年怒りのコメントをしている競馬解説者がいましたが、まあこれはJRAの興行以外の何ものでもないでしょう。それはともかく、このレースはデータ的に斤量が重すぎても軽すぎてもダメで、54㌔前後の馬を軸に据えるのがいいようです。しかし負担重量がわからないので、これ以降は「保留」です。
つづいて前走のステップです。
・1勝クラス 6頭
・プリンシパルS 5頭
・白百合S 3頭
・NHKマイルC 3頭
・皐月賞 2頭
・青葉賞 2頭
・早苗賞 2頭
「1勝クラス」は同一レースとはかぎりませんが、まだ重賞はおろか特別戦を経験していない馬でも入着できるというのがこのレースの特徴です。以下に、1勝クラスを勝った馬と、白百合S、皐月賞まで、今回の出走予定馬で該当する馬を並べてみます(プリンシパルS組は今回該当馬がいません)。
〇「1勝クラス」勝ち上がり組:エルトンバローズ、シルトホルン、マイネルモーメント、レーベンスティールの4頭。
〇白百合S組:バルサムノート、アイスグリーン、セオ、スズカハービンの4頭。
〇皐月賞組:グラニット
最後に出走メンバーの宮田式バイオリズム◎の馬をピックアップしてみます。
・ウヴァロヴァイト 2・1・1・1 (※今回1着で3=1+1+1で等式成立。以下省略)
・エマヌエーレ 1・1・1・4
・シルトホルン 2・2・0・5
・シーウィザード 2・0・1・4
・スズカハービン 2・2・0・5
・バルサムノート 2・1・1・1
名前が重なるのが、シルトホルン、スズカハービン、バルサムノートの3頭です。バルサムノートは白百合Sを勝っていて、斤量が重くなりそうですので、ここは同レースで5番人気6着だったスズカハービンがねらっておもしろい気がします。雨が降って道悪にでもなればなおよしです。シルトホルンは斤量次第というところでしょうか。もし、ハンデ戦でなければ、スィートピーSを勝ったウヴァロヴァイトが実力的に上位だと思いますが、牝馬でもたぶん55㌔以上背負わされる感じがしますんで……。
本日もお読みいただきありがとうございました。今週もがんばっていきましょう。
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