昨日のGⅠフェブラリーSはコスタノヴァが勝ちました。抜け出してからもしぶとかったですね。鞍上のキングさん、前日(というか当日)サウジアラビアから帰国しての騎乗で、タフというか見事なもんです。配当は大したことがなかったですが、今年最初のGⅠを獲れて一安心といったところです。
昨日の狙いのレースの予想と結果は以下のとおりで、小倉大賞典は外してしまいましたが、出来心で勝負した京都のメインは、①人気が潰れたせいか、意外にいい配当を獲れて、収支はまあまあとなりました(京都の結果は省略します)。
*〇数字は単勝人気順、□数字は枠人気順= はウラ人気、◎〇▲△の左は当日の朝(あるいはライヴ)予想、右は週中の予想、数字は追い切り評価の平均値= は最上位
小倉11R 小倉大賞典 GⅢ
1着 ロングラン ④5⃣ △ 4.0
2着 ショウナンアデイヴ ⑦2⃣ ー 3.0
3着 ラケマーダ ⑫3⃣ ー (1.0)
*朝予想・ライヴ予想◎シルトホルン8着
東京11R フェブラリーS GⅠ
1着 コスタノヴァ ②3⃣ ◎ ◎ 5.0
2着 サンライズジパング ⑤1⃣ △ △ 3.3
3着 ミッキーファイト ①2⃣ △ ー 4.7
*朝予想・ライブ予想◎コスタノヴァ1着=的中
さて、今週で2月も終わりで、いよいよ3月が近づいてきました。中央競馬は舞台替わりとともにトライアル戦が目白押しとなります。今日は桜花賞トライアルの重要レース、日曜阪神のチューリップ賞を検討してみます。暮れの阪神JFで2着のビップデイジーが春始動のレースに臨みます。牝馬クラシック候補の一頭に名乗りを挙げることができるかどうか、あるいは、アルテミスSで一番いい末脚を見せたマイエレメントが、冬を越してどこまで成長しているのか等々、楽しみな一戦です。以下、持ち時計や過去10年の傾向などを見ながら中心馬を見つけてみようと思います。
1)持ち時計上位
去年このレースを勝って桜花賞で4着だったスウィープフィートの時計は、稍重で1分33秒1(上がり34.3)でした。過去5年の勝ち時計(稍重含む)の平均は1分33秒48(上がり34.2)です。開幕週の良馬場ならば1分33秒台(上がり33秒台)の決着が見込まれます。持ち時計でこのレベルに近い馬を探すと、以下のとおりです。1400、1600、1800の順でめぼしい馬を並べてみます(〇数字は単勝人気順、 は重複する馬)。
<1400>
スリールミニョン 09/14中京 ききょうS ⑤1着 1分20秒7 34.4
ナムラクララ 01/18中京 紅梅S ②1着 1分21秒1 34.5
ルージュナリッシュ 02/08東京 春菜賞 ③3着 1分21秒8 33.9
<1600>
ビップデイジー 12/08京都 阪神JF ⑧2着 1分33秒6 34.4
ルージュナリッシュ 12/14中山 ひいらぎ賞 ⑤7着 1分33秒7 36.3
マイエレメント 10/26東京 アルテミスS ④5着 1分34秒0 32.8
スリールミニョン 12/08京都 阪神JF ⑯5着 1分34秒2 34.2
<1800>
フェアリーライク 02/01京都 未勝利 ③1着 1分47秒1 34.6
ビップデイジー 10/12京都 紫菊賞 ③1着 1分48秒8 33.3
参考までに去年(2024年)の上位3頭の前走は以下のとおりです。
1⃣スウィープフィート 02/03京都 エルフィンS ③2着 1分35秒2 34.2
2⃣セキトバイースト 01/13京都 紅梅S ③2着 1分23秒6 34.6
3⃣ハワイアンティアレ 02/11京都 未勝利 ③1着 1分36秒2 35.0
総合的にはビップデイジー、上がり脚ではマイエレメントが目につきますが、去年の上位組の前走時計と比較すると、ナムラクララ、スリールミニョン、ルージュナリッシュあたりもそれ程の差はない感じです。あと、去年3着のハワイアンティアレの時計からすれば、上に名前はありませんが、新馬勝ちのラウルベアあたりでもいい勝負に持ち込めるかもしれません。
2)前走(ステップ)とレース間隔
※( )内は今回該当する馬で、〇数字は単勝人気順
〇阪神JF 13頭(ビップデイジー⑧2着 スリールミニョン⑯5着)
〇エルフィンS 4頭(サウンドサンライズ⑨7着)
〇新馬 3頭(メイショウタマユラ⑩1着 ラウルベア⑦1着
ルージュソリテール②1着)
〇クイーンC 2頭(※該当なし)
〇未勝利 2頭(フェアリーライク③1着)
前走との間隔で多いのは中11週(阪神JF)、次いで中2・3週ですが、全体的には桜花賞トライアルらしく、間隔をあけてここを春初戦に位置づける馬の方が優勢です。今回中2・3週組に該当する馬は、ウォーターガーベラ、サウンドサンライズ、ノクナレア、フェアリーライク、ルージュソリテール、ルージュナリッシュ など6頭が該当しますが、中軸は前走阪神JFの2頭とアルテミスSのマイエレメントと見るのが妥当と思います。
3)血統
去年はあてはまりませんが、全体的に好配合は父サンデー系に母父ノーザンダンサー系で、ミスプロ系は若干割り引きでしょうか。今年の出走馬では以下の馬が該当しますが、流行が過ぎた感じもしなくはありません。
※サンデー系= 、ノーザンダンサー系= 、ミスプロ系= 、
ナスルーラ系= 、ロベルト系=
・コパノエミリア :父コパノリッキー(ゴールドアリュール)/母父Oratorio(Danzig系)
・ナムラクララ :父アドマイヤマーズ(ダイワメジャー)/母父Storm Cat(Storm Bird系)
・メイショウタマユラ :父キンシャサノキセキ(フジキセキ)/母父ヨハネスブルグ(Storm Bird系)4)JRAホームページのデータ分析
JRAのホームページのデータ分析で強調されている点は以下のとおりです。
① ①②人気馬の信頼度が高め
:①人気の勝率50%、複勝率70%。②人気も複勝率70%
② 前走6着以下は苦戦
③ 前走阪神JF組が圧倒的:複勝率54.2%
④ 3勝馬は狙うべし:複勝率66.7%
⑤ 勝ち馬は前走1600で好走した馬が中心
阪神JF2着のビップデイジーが問題なく一番手、引き離された二番手以下にマイエレメント、スリールミニョンに、白梅賞4着のノクナレア、新馬勝ちのラウルベア、ルージュソリテールらが迫れるかどうか。ナムラクララも個人的に成長力に期待していますが、マイル経験がないのでデータ上は割り引きです。
5)結 論
①人気が予想されるビップデイジーが4着以下に敗れるシーンはあまり想像できませんから、馬券の中心はどう見てもこの馬ですが、今日のところは末脚のいいマイエレメントを上にとって、逆転に期待したいと思います。その他では、当然実績的にスリールミニョンとナムラクララですが、前走馬体を大きく減らしていたノクナレアもまだ見限らない方がいいかも知れませんし、新馬勝ちしたばかりのルージュソリテールも良血だけに3着はあるかもしれません。あとは川田くんが乗るルージュナリッシュでしょうか。
ということで、まとめると、
◎マイエレメント 〇ビップデイジー ▲スリールミニョン △ルージュソリテール……
で、大枚をはたいて勝負するレースではいと見ますが、はたしてどうなるでしょうか。
世間的には三連休の最終日ですが、朝から頼まれ仕事に行かないといけないので、今日はこんなところで。本日もお読みいただきありがとうございました。無事に一日終わりますように。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます