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レース展望と回顧、馬券術について

20250220(木) ダイヤモンドSの展望

2025-02-20 | 展望
 今日は土曜東京のダイヤモンドSを見てみます。この時期の名物レースです。ハンデ戦だけに人気薄の突っ込みもありますが、これまでの傾向は、概して①②人気馬が手堅く連に絡む感じです。今年はどうなるか、過去10年のレース傾向を確かめてみたいと思います。
 
 
1)斤量(ハンデ)
※ ( )内は今回の該当馬 
 ・58.5㌔  3頭
 ・58㌔    2頭
 ・57㌔    5頭
 ・56㌔    6頭
 ・55.5㌔  1頭
 ・55㌔    3頭
 ・54㌔    11ジャンカズマ セイウンプラチナ 
                フタイテンロック
 ・53㌔   
 ・52㌔    1頭
 ・51㌔    2頭
 ・50㌔    1頭 
   
 54㌔の中位ハンデ馬が優勢ですが、56・7㌔あたりにも要注意といったところで、ハンデが重くてもあまり悲観しなくてよいかも知れません。
 
2)前走(ステップ)と間隔
 ※( )内は今回該当する馬で、〇数字は単勝人気順
 〇ステイヤーズS  8シルブロン⑫2着 ダンディズム⑥3着 
                 マイネルケレリウス⑧7着
 〇万葉S      6頭ジャンカズマ⑩4着 メイショウブレゲ③9着
                 サスツルギ⑥17着 
 〇有馬記念     2頭シュトルーヴェ⑭10着
 〇日経新春杯    2頭(※該当なし)
 〇白富士S     2頭グリューネグリーン⑩5着
 
 間隔で一番多いのは中5週(万葉S)と中10週(ステイヤーズS)で、全体的には12・1月に走って、間隔を空けずに臨戦する馬の方が若干優勢です。
 
3)性齢 ※頭数は延べ数
 4歳     7頭  〇5歳    7頭  〇6歳  10
 〇7歳   3頭   〇8歳    3頭         
/〇牝馬    2   〇騸馬   6頭
    
 4~6歳が主力で、長距離レースらしく年長馬が若干優勢といったところです。むしろ、注目すべきは騸馬の健闘で、今年は2頭います(シュトルーヴェ、ダンディズム)ので、これは要注意です。
 
4)血統
 長距離向きの血統がわりと出ている感じです。父はサンデー系ステイゴールド系ハーツクライ系、それにキングカメハメハ系の3血脈が過去10年の3着以内馬の半数以上を占めています。やはり父系はこの3血統の馬を押さえておくべきでしょう(これに父ディープインパクトを加えたら73%ですが、あえてここではディープ系は外しておきます)。すこし数が多くなりますが、該当するのは以下の馬たちです。
※サンデー系=  、ノーザンダンサー系=  ミスプロ系=  
 ナスルーラ系=  、ロベルト系=  
 
 ・グリューネグリーン:父ラブリーデイ(キングカメハメハ)/母父スペシャルウィーク(サンデーサイレンス)
 ・サスツルギ    :父ハーツクライ(サンデーサイレンス)/母父Dalakhani(Darshaan)
 ・シュトルーヴェ  :父キングカメハメハ(Kingmambo)/母父ディープインパクト(サンデーサイレンス)
 ・ハヤテノフクノスケ:父ウインバリアシオン(ハーツクライ)/母父シンボリクリスエス(Kris S.)
 ・ヘデントール   :父ルーラーシップ(キングカメハメハ)/母父ステイゴールド(サンデーサイレンス)
 ・マイネルケレリウス:父ルーラーシップ(キングカメハメハ)/母父アグネスタキオン(サンデーサイレンス)
 ・メイショウブレゲ :父ゴールドシップ(ステイゴールド)/母父パイロ(Bold Ruler系) 
 ・ヴェルミセル   :父ゴールドシップ(ステイゴールド)/母父コンデュイット(Dalakhani) 
 
5)JRAホームページのデータ分析
 JRAのホームページのデータ分析で強調されている点は以下のとおりです。
 
 ① 3着以内馬の半数が②人気以内
 ② 前走が重賞以外でも侮れない:条件クラスでも複勝率19.2%
 ③ ハンデ54㌔未満の優勝例なし
 
 条件が少なくて、馬を特定できませんので、名前は挙げません。
 
6)宮田式バイオリズム
 ・オーロイプラータ   4・0・2・13
 ・グリューネグリーン  2・0・1・12
 ・セイウンプラチナ   4・2・1・16
 ・ダンディズム     5・9・5・20
 ・ビップスコーピオン  3・3・5・12
 ・ホウオウプロサンゲ  4・2・0・7
 ・メイショウブレゲ   4・4・2・22
 
 
7)結 論  
 ①②人気が強いレースなので、データどおりならヘデントールシュトルーヴェあたりが中心かなと思います。ハンデ戦ですから、三番手、四番手あたりの馬から狙いたい感じもしますが、東京のコース実績を考えると、57㌔ならヘデントールが断然優位でしょう。シュトルーヴェは馬体を戻してくればという感じです。基本的にはこの2頭の一騎討ちと見ます。その他では、人気でもコパノサントスワープスピードに、ステイヤーズS組からシルブロンダンディズム、穴っぽいところで、ショウナンバシットセイウンプラチナホウオウプロサンゲあたりでしょうか。あと一頭、念のためサスツルギまで。
 ということで、
 
 ヘデントール 〇シュトルーヴェ ▲コパノサントス △セイウンプラチナ…… 
でまとめておきます。ヒモ荒れ期待のレースです。
 
 本日もお読みいただきありがとうございました。明日はフェブラリーSの出走馬の調教具合を見てみたいと思います。これが終わると、来週からは春の中山開催です。クラシックの足音が聞こえてきますね。雪国の人たち、毎日大変です。今日も無事を祈ります。

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