私の70代

愈々90代に足を踏み入れ、人生の最終ラウンドに入った想いです。野菜作りとパソコンにも向き合っていきます。
 

伊根の舟屋 (第2報)

2010年10月15日 | 旅行
 普段から私は”早寝、早起き”タイプです。それが、老いると共に又早くなって、寝るのは9時から10時の間、起きるのは4時半から5時の間と言ったところです。宿でも四時半頃には目が覚めて風呂にに入りました。前日船の観光タクシーで伊根湾を一周し、漁港があるところを知り、沖に定置網があり早朝魚が水揚げされることを聞いていました。から、それを目的に散歩にでました。(往路一㌔余)

      
 岸壁に1隻だけイカつり漁船が繋がれていました。この船は大きすぎて舟屋には入りません。陸(おか)に住む私には、海や船は憧れににたロマンを感じます。

        

  
 伊根の家並みや海沿いを探索する感じで歩いて漁港に近くなると、急に人の入りが激しくなり、定置網から魚を運ぶ「運搬船」が入ってきて魚の水揚げを見ることができました。(その時間は不定期で、私の推測ですが、大漁の時は遅くなり、少ないときは早くなる感じです)その6時頃は、早いほうで結果私が見ても不魚といった感じでしたが、偶然立ち会えた事は幸いでした。
 写真上中央の「魚選別機」?に運搬船からバッキュウムで吸い上げられて(だから小さい魚)選別機で種類、大小ごとに大別され、それを又人の手によって選り分けられていました。活気のあるとまで言えない、忙しい時間は20~30分程度でした。民宿や一般の人がバケツをさげて、選別中のなかから意中の魚を取って買って行かれるのが伊根らしいと思ってみました。魚種は、20~30㎝ほどのシイラ(シイラは1㍍以上になるはず?)イカが多いと思いました。小魚(イワシの幼魚?)をバケツ半分ほど買ったおじさんに聞くと、「普通は”煮干し”にするが、釣りの餌にします」と。

 今日は不魚だったのかな?と思いながら、いや定置網に大きな魚が一匹も入らぬ訳がない!!ブリなどの大きな魚は別の船で大きな漁港、例えば舞鶴などに運ばれている・・と、勝手に推測しました。

   
 漁港のとい面山側に畑が広がっていました。極端にいうと、伊根の家並みには木一本植える空き地がないのに「野菜が作れるところがあって」よかった!」と思うと同時に畑が小さくトタンや網などで区切られていて、猿やイノシシの被害があることを予想しました。
 昨夜の夕食は、2人とも二皿をお返しし「年をとると、食べれなくなるんで申し訳ありません」といい訳をし、朝食は一皿ずつ残して、隠すために海に投げたら、間髪を入れずにカモメが持ち去り、それが縁で近所の店でスナック菓子を買ってきて、9時に乗るバスを一時間おくらせる程にゆっくりした旅になり、連れは満足しているようでした。「こんな旅を続けれるといいな!」と念願しています。