蛮族の会話

こういうのも良いよ。
ブラックペッパーがりがりのエッグサンド。

訳あって、田舎暮らしをしているＭ先輩とお電話で話す。
最近、某私立音大を卒業したての、声楽家の伴奏をし始めたらしい。

Ｍ：「テンポがのびのびになっちゃって、可笑しいからさ、ちょっと言ったら、『ピアノと歌は、歌い方がちがうから』なんて、言うんだよね・・・。そう」
もん：「そんな事ないですよ。ピアノでおかしければ歌だっておかしいです。それって、もう以前の問題でしょ。先行き暗いですよ。」
Ｍ：「そうだよね、そうだよねぇ～。ルバートしたら、どこかで戻さないといけないからさぁ・・・でも、戻らないんだよねぇ。どんどんのびのび・・・。」
もん：「そういう人、多いけど、演歌調でしょ。自意識強すぎで、客観性や理性足りないんですよ。周り見えてないタイプ。先輩、苦労しますよぉ。」
Ｍ：「だよね、だよね。あまりに自信満々だからさ、私がおかしいのかと思ったよ。こっちじゃ、誰もわかってくれる人、いないしさ。母なんか『若い人なんだから成長を見守らないと・・・』なんて言うんだよ。」
もん：「そういうのはね、成長しませんよ。成長する前に、歌なんてやめるタイプですから。」

まぁ、こんなマニアック会話が30分ほど続く。
先輩は久々に、すっきりしたご様子で、またの再会を誓い合い、お話は終わる。

こんなマニアックな会話、出来る仲間はそうそういない。
お会いするのが楽しみだよ。