吉澤兄一のブログ

お江戸のど真ん中、平河町から、市井のトピックスを日記風につづりたいと思います。

寒中の赤い小さな実

2014年01月23日 | Weblog
寒さが厳しい冬は、赤い小さな実が花になる。冬の季節花というと どのような花があるのか、よく知らない。蝋梅や福寿草などのような黄色や黄金色の花が気になる。新年を祝うには、黄金色や黄系の花がピッタリの感じもするが、ツワブキや背高泡立ち草では、どうも”めでたさ”を感じない。

やはり花は赤やピンクかと思うが、冬は薔薇が遠い。山茶花や山椿が冬イメージだが、色がうすい。透明感を感ずる淡い色では、冬や正月が盛り上がらない。緑の灌低木の中に見つけた真紅の赤や熟れたアカの小さな実が、冬をイメージさせる。ことのほか小さな赤い実は、かわいい。とくに冬の緑のなかの小さな赤い実は、きれいだ。「赤い実を 見つけて騒ぐ メジロたち」。

ナナカマドやサンシュウのような中低木の赤い実もいいが、千両や万両のような緑の超低木の赤い実がいい。「千両避け 万両担ぐ 霜柱」。南天や梅擬などの赤い小さな実にホッとする。最も冬、低木になる小さな実が全部アカではない。黒や青紫なども多い。トウネズミモチ、シャンシャンボやヤブガラシの黒紫系の小さな実などは、結構野葡萄のような蔓系低木が多い。

落葉や茶系のバック景色には、アカより黒や紫系のほうがしっくりすると、これらの蔓木や低灌木が思ったのだろうか。とはいえ、冬の緑の森や緑の低木に映えるのは、やはりアカだ。赤い実は、濃い緑に映えるが、真っ白な雪景色に目立つ。コントラストがいい。寒中の心をアクセントする小さな赤い実の印象記でした。
コメント
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