吉澤兄一のブログ

お江戸のど真ん中、平河町から、市井のトピックスを日記風につづりたいと思います。

春の野の花閑話

2018年04月24日 | Weblog
里山の新緑が目にまぶしくなる頃、農道や棚田の畔道を歩く。道脇に咲く春の野の花がかわいい。スミレや花ダイコンのようなうす紫の花もいいが、タンポポや山吹きのような黄色が、輝いて元気をくれる。スミレといえば、最近のはやりスミレは、すみれではない。多くがパンジーだ。野に咲くスミレにはたくさんの種類があり、素人にはどれが何だか分からない。ヒカゲスミレ、ニオイスミレ、ノジスミレなど5~60種類以上もありそうだ。

JRや私鉄沿線の土手などに多くさくハナダイコンも、うす紫花の代表。すみれ色の花は、文字通り大根の花に似ているのだが、みうら大根やねりま大根などの花々には、白い花や薄くない紫の花などがある。ハナダイコンの花は、典型的なうす紫の花。野草スミレのうす紫の花を少し大きくした感じだ。野の花は、春や夏にかかわらず薄く淡い紫花色が多いが、緑の中の黄色い花も光る。

野道や畔道の左右に咲くタンポポの黄色も目をひく。セイヨウタンポポやエゾタンポポやカントウタンポポなど、蒲公英にも種類があるらしいが地面にへばりつくように咲くタンポポは、我慢や忍耐や勇気をくれる。黄色い花の代表にされる野花に、山吹きの花がある。山川や沢の崖あたりに咲く山吹の多くは一重の花だが、ときどき真っ黄色な派手さを振りまく山吹は、八重咲の山吹だ。

棚田の畔や農道わきにびっしり咲く八重山吹の真っ黄色は、壮観だ。つよい黄色の黄金色ともいえる。
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