昨日の記事では賠償責任が誰にあるか?を考えたので
それは今日になっても私にはわかりませんし予測も立てられません。
ただ列車に延焼した最大の責任は
危険な場所に8間も停車させた小田急側にあるでしょう。
まず、非常停止ボタンが押されたことについては
緊急時には誰でも押していいことになっているのだから
押したのが消防だろうと警察だろうと一般人だろうと問題はありません。
(消防はプロなのだから沿線火災に備えて鉄道のルールぐらいは把握していなければいけないという考えもありますが)
これで責任を取らされるなら誰一人非常停止ボタンを押す人はいなくなってしまいます。
停車後に運転士が火災に気づくのに時間がかかったということですが
火事現場の前に停車しているのだから、すぐ知らせなかった
というより知らせることを怠った消防あるいはボタンを押した警察にも責任はあるでしょう。
そして気付いた後、電車を動かすまでに
指令本部に確認し支持を待たなければいけないという小田急のシステム
ここに最大の欠陥があったのではないかと言えます。
駅でオーバーランがあれば本部への報告は後回しですぐにバックさせますよね。
それが火災の真横に停まってるという非常事態で
それを回避させるためにいちいち本部の許可取る必要があり
モタモタと待っていなければならないということが馬鹿げています。
自動車のドライバーだったらどこに所属していようと
自己判断で危険を回避できますよね。
鉄道法や小田急の規則では
危険な状態、乗客乗員の生命に影響があるような場合でも
延々と指令本部の支持を待たなければならないことになっているのでしょうか?
私は鉄道法も小田急の社則も知りませんし
運転士や車掌が間違っていた可能性もあります。
ただいずれにしろ小田急に原因があったといえます。
失火であればボクシングジムでタバコの火の不始末を起こした者に賠償責任はあるでしょうが
小田急の不手際だかシステム上の欠陥の部分にまで賠償責任があるのかどうか
私は知りません。