「人間の遺体を堆肥にする」 アメリカ4州目としてNYが合法化へ法案提出
https://eleminist.com/article/2105
>アメリカ・ニューヨーク州議会に、人間の遺体を堆肥にすることを合法とする法案が提出された。温室効果ガスの排出を削減する措置の一環だ。もし成立すれば、環境にやさしい「堆肥葬」や「コンポスト葬」の選択肢を選べる、アメリカで4番目の州となる。
火葬・土葬は環境負荷が高い 温室効果ガス削減対策の一環
もともとキリスト教信者の多いアメリカでは、その死生観から土葬の慣習があった。しかし、経済的負担や手軽さを理由に火葬が普及し、2015年頃には火葬の数が土葬の数を上回り、状況が逆転。NFDA(全米葬儀ディレクター協会)によると、2019年の火葬率は54.5%だったが、2040年には78.4%に増加すると予測している。
一方で懸念されるのが、火葬による環境負荷だ。火葬には大量の燃料が必要となる。そのため、「グリーン葬儀」へのニーズが高まっているという。今回の法案が実現すれば、「堆肥葬」や「コンポスト葬」の選択肢が可能になる。
「60日で土に還る」人間の堆肥化のプロセスは
人間の遺体を堆肥にするためには、まず遺体を藁(わら)、アルファルファ(植物)、おがくずなどの有機物と一緒に箱に密閉する。この箱をHVACと呼ばれる空調システムに接続し、その間に遺体が分解される。
30日経ってから無機物が含まれていないか確認し、残った骨は砕いて箱に戻される。さらに30日後、できた堆肥と残った遺骨が家族の元に返還される。上述のリターンホームでは、最大約181kgの堆肥を故人の家族に届ける。
※掲載している情報は、2022年6月6日時点のものです。
遺品が堆肥。
食物連鎖ですね。
アメリカで既に3州で合法化されているということでしょうか。
日本もその習慣があればイスラムの土葬でもめることもないでしょうね。
農家でなければ堆肥は園芸用として使えばいいです。
香典返しに故人の堆肥を配るのもいいですね。
有名人のものならオークションで高値が付きそうです。