『工業用パターン』
そうなんです。既製服では、ほとんどこの『工業用パターン』を
使用しています。
『工業用パターン』とは、縫い代を付けたパターンです。
そのパターンを裁断し、縫い代幅の内側が出来上がりの線なのです。
表地・裏地・別布・芯地などすべてです。
合い印などは、ノッチといって少し切り込みを入れます。
ノッチどうしを重ねて縫っていくわけです。もちろん、工場によって
多少の作業の違いはあるかとは思いますが、上りパターンに基づいて
切印を付けたりは、時間のロスになるので、ほとんどないと思います。
重ね裁断といって、数着分生地を重ねて裁断する場合
生地の一番上側と下側では生地の厚さによって
多少の誤差が必ず出ます。
だから、パターンの1mm幅もおろそかにできないので、パターン作業にはとても気を配る訳です。
とはいっても、今は私個人の1着分のパターンですが・・・
長年の習性で、1mm幅・ちょっとしたカーブ・会い印がとても気になり
消しゴムの出番の多いこと
他は、全く ”いいかげんモード” の私なのにね~
縫製仕様書といって、平絵と縫製指示を記したものを付けて
出来上がりです。
でも、このことで、ずいぶん学びました。
仕事の作業には多くの人達がかかわっている・・・
自分の作業をいいかげんにしていると、次の作業の人達がスムーズにいかないし、
とても迷惑をかけてしまうことを・・・
だから、説明書きは、どこのだれが見ても分かりやすくしなくてはいけない、ってこと!
これって、すべてに通じますよね
コメントありがとうございます。
仕上がるのはまだ先ですが、アップしますので
ぜひ見てください!
結婚前、編集デザインの仕事をしていました。
印刷前の段階で、版下作業がありました。
1ミリの誤差、9ポイントの小さな文字の修正など
業界は、違うけれど、
作業は、多くの人と関わっていること、
思いだしました。
お洋服、楽しみです。