モリッシーが4月15日にライブをするダラスの地元紙(フリーの週刊新聞)、“Dallas Observer”がモリッシーに行ったメールインタビューが掲載されました。
通常メディアで取り扱われる(ひねくれ者や激おこ)モリッシーっぷりではなく、親切で丁寧な面が垣間見られたとインタビュアーは書いています。そう、モリッシーはいつだって、自分の思いの表現に対して「親切で丁寧」なのだと思いますが…単におだやかなおじさん、、ではなく、最近の音楽業界や牛さんのこと、そして「マックドンナ」(マドンナはマック食べてないと思うけど…)のことなどなどには、やはり丁寧に怒っているw
以下に紹介いたします!
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●今あなたが、読んでいるものはなんですか?
毎日溢れてくる、苦境に立たされたトランプとその政治に関する大量の記事を読んでいる。彼はくたくただよね?マッドマガジン(アメリカの風刺マンガ雑誌)もとうとう蘇ったよ。
●人々にあなたについて知ってもらいたい、または理解してもりたいということはありますか?
みんなが私を理解してない時の方が好きだ。
●あなたが誇りに思っている歌はなんですか?嫌いな歌や、二度と歌いたくないという歌はありますか?
ほとんどの歌を誇りに思っている。たった3つか4つだけ、馬鹿馬鹿しいと思っている歌がある。(3、4曲しかないというのは)悪い率じゃない。
●あなたの歌詞がすぐに知られるようになったことのひとつに、その憂鬱ささがありました。今までそのことで制約されていると感じたことはありますか?
そのことで自分は向上させてもらった気がする。なぜなら人生は、実際、まったく憂鬱なものだからだ。だから、憂鬱さを表現することの中には、人々共通の真実がある。幸せでなきゃいけないという強迫観念にとらわれたような歌詞なんて、多くの人々にとってそんなに関係ないんだ。私たちは皆、死ぬ…それは、ひどく笑えることではないことは明白だから。
●もし今あなたがティーンエイジャーだったら、どんなバンドに入っていると思いますか?もしくはそもそもバンドに入っていますか?
今ティーンエイジャーなら、バンドを始められるほど希望に満ちた気分じゃないだろうね。バンドすべては、修正され監視され束縛され過ぎているように見える。なぜなら、今はアーティストが音楽業界に仕えなければならないからだと思う。70年代や80年代は音楽業界が、アーティストに、仕えていたというのに。それによってシングルの、チャートでは何でも起きることができたから。今と比べて信じられない違いだよ。この頃はすべてが、鋳造された鉄のようにガチガチなできレース。だれのセールスが1000万枚いくか確実にわかってるし、グラミー賞が誰に与えられるかも確実にわかっている。驚くなんてことは、もはや不可能だ。
●音楽における政治の役割をどのように考えますか?
差し迫っていて、欠かせないものであると私は思う。しかし、たくさんアーティストが政治には触れない。なぜなら自分の主張の反対層に嫌われる恐れがあるから、どんな宣言をしてもセールスを減らすことになるだろう。マクドンナ(マドンナのこと)は最近トランプ批判をしたが、彼女はすぐに謝った。いったい、誠実さってなんだ!?彼女が謝罪すること?それとも彼女のトランプへの憎しみ、どっち?彼女は、グースネックやアーカンソーのミュージックショップが彼女のアルバムをおかなくなったことを、明らかに聞いたんだ。
●なにかあなたが成し遂げていないことはありますか?あなたのキャリアの中でも以外でも、なにかやりたいことは?
わたしのやってきたことは自分の期待を何度も何度も何度も超えてしまっている。
●好きな新しいバンドやミュージシャンはいますか?
情熱的になれるものはない。
●あなたに関する新しい自伝映画「イングランド・イズ・マイン」が公開されますが、どう思いますか?
映画監督から連絡を受けたことも相談を受けたこともない。だから私はこのことから、すべて論理的に仮定したことでお答えすることが安全であると思う。この場合言うとしたら、おえーっ、と言うのがよく使われる表現であると思うが。
●紹介できる、お気に入りのヴィーガン料理レシピはありますか?
私は絶対にヴィーガン用のミルク(牛乳代替品:豆乳、ナッツミルク(ex. アーモンドミルク、カシューミルク、ヘーゼルナッツミルク、くるみミルク)ライスミルク、ココナッツミルク、ヘンプミルクなどが市販されている)をおすすめしたい。これはすばらしい。今や皆さんご存知のように、もし自分が牛になったとしたら農場にいるということは、地獄だ。牛のミルクを買ってさらに加担などしなくても、世の中にはすでに十分なほどの悲惨さに満ちている。アーメン、そしてハレルヤ。