■PHONE BOOTH
受話器の向こうに雪が降って
カサカサいう音が生まれて消える
遠い星で暮らしているような
くぐもった声がヒラリと着地する
聞き慣れたはずの言葉の束が
はじめての詩集のように恥ずかしい
つかんだ優しさを離さぬように
見知らぬ時間を恐れぬように
口をついて出るごまかしは
寄り道せずに伝わるだろう
迷う気持ちは ここに残して
確かな思いだけ伝わるだろう
深い空に浮かぶ冬色の太陽は
こっちの街では 人の心を溶かしていく
寒い街の太陽は
キミの笑顔を知っているのか
ウェザーニュースの赤いマークが
キミの街にも 灯ればいいのに
受話器の向こうに雪が降って
カサカサいう音が生まれて消える
遠い星で暮らしているような
くぐもった声がヒラリと着地する
聞き慣れたはずの言葉の束が
はじめての詩集のように恥ずかしい
つかんだ優しさを離さぬように
見知らぬ時間を恐れぬように
口をついて出るごまかしは
寄り道せずに伝わるだろう
迷う気持ちは ここに残して
確かな思いだけ伝わるだろう
深い空に浮かぶ冬色の太陽は
こっちの街では 人の心を溶かしていく
寒い街の太陽は
キミの笑顔を知っているのか
ウェザーニュースの赤いマークが
キミの街にも 灯ればいいのに