2019.3.24 21:00~
『草野マサムネのロック大陸漫遊記』
TOKYO FM
https://www.tfm.co.jp/manyuki/
第一声は、「3月も最終週。鼻炎とか大丈夫?」でした(笑)。
ハイ、ちょっときてますけど、まあまあ大丈夫です(と、一応答えておこう)。
「それとは全然関係ないこと」で、最近気になっていることがあるとか。
スーパーやドンキで延々と流れている曲・・・。ZO-3で結構長めに教えてくれたけど、聞いたことあるような気もする。
これって、呼び込みくんという機械で、人が近づいたりするとセンサーが働いて、こんな音楽を流すらしい。
たしかにネットではかなり話題になっていて、笑える。
(そうそう、私がたまに行くスーパーに置かれているロボットくんは、近づくと、
「ちょっとそこのお姉さん、ボクと遊びませんか」
とか、
「ボクをいじめないで。また入院しちゃうから」
などと言って、私とドキッとさせてくれる。)
さてさて、本日のテーマは、「野球のロックで漫遊記」。
草野「直球、カーブ、牽制球まで投げてみせます」
オンエア曲
01 オケラ(スピッツ)
02 Sunny Day Sunday(センチメンタル・バス)
03 Wild Thing(X)
04 BASEBALL KID'S ROCK(浜田省吾)
05 ダイヤモンドの鷹(竜童組)
06 SKY(MEGA STOPPER)
07 Sugar!!(フジファブリック)
08 We Are the Champions / 伝説のチャンピオン(Queen)
09 白いボールのファンタジー(トランザム)
漫遊前の一曲は、スピッツで「オケラ」(2009年、35thシングル「君は太陽」のカップリング/2012年、アルバム『おるたな』)。
シングルのカップリングには、時として「裏スピッツ?」なるものが潜んでいたりするから、シングルリリースの楽しみは侮れないのだ。
たしかに「エグすぎるスライダー 打ち返す」とか言ってるし。
草野「これは新垣渚投手のスライダーをイメージした」
なるほど。ネットで検索すると、新垣投手の全盛期の動画を山ほど見られる。
漫遊前の一曲は、「3連敗のち3連勝して 街が光る♪」の「さわって・変わって」かな? タイトルと「名もない変化球 意地でも打ち返そう♪」から「テータム・オニール」(言わずと知れた映画『がんばれベアーズ』)かな?とか思っていました。外れたー(笑)。
「テータム・オニール」は、ピンクレディーの「サウスポー」みたいに、恋の駆け引きをピッチャーとバッターになぞらえた・・・とか、リリース時に語っていましたね。かわいい歌だ。
最初の曲は、「ミレニアムの頃にヒットした」センチメンタル・バスの「Sunny Day Sunday」(1999年、4thシングル)。
草野「野球と言えばこの曲かな、と思い、選んでみました」
たしかに、春というより夏のイメージ。大好きな男の子と草野球と炎天下の夏の午後のイメージ。
草野「ギターの音がカッコいい。最近は甲子園のブラバンが演奏しているのをよく聴く。ポカリのCMの印象も強いかな。盛り上がる曲ですね」
次は、アメリカのバンドXの「Wild Thing」(1984年、7thシングル)。
1989年の映画『メジャーリーグ』で使われていた曲。日本でもメジャーリーグの試合のニュースのBGMなどで使われている「お馴染みの曲」。
このシーンで流れて、で、メジャーリーグのクローサー登場で使われるようになったというわけね。
Wild Thing - Major League
草野「メジャーリーグも始まりますし、大谷選手、菊池雄星くん、去年活躍した平野投手などが気になりますけど」
そして、次は、浜田省吾さんの「BASEBALL KID'S ROCK」(1990年、13thアルバム『誰がために鐘は鳴る』)。
スピッツが浜田省吾氏の事務所に入って、彼のライブを初めて見たとき、ステージ上でバンドメンバーと寸劇で野球を始めたという。それがとても楽しそうで記憶に残っていると(「ライブで寸劇やるのはどう?」と言ってメンバーを戸惑わせているのは、ここからきてるの?)。
そのときの楽曲が、この「BASEBALL KID'S ROCK」だそうだ。
骨太のギターの音と、ボーカルの力強さが、ああ、浜田省吾だ~。この人は音楽への取り組み方だけでも、ロックだーと感じさせますよね。
これは広島カープの高橋義彦選手をイメージして作られた曲だそうだ。
全盛期をとっくに過ぎたベテランの悲哀が実写的な言葉で綴られる一方で、サビでの「意味などないのさ ただ好きなだけ いつまでたっても ただのBaseball Kid♪」が底抜けに明るくて能天気でいい!
次は「今回いちばんのレアな音源かも?」という、竜童組の「ダイヤモンドの鷹」(1989年、4thシングル)。
草野くんはホークスファンということで所有していたCDをもってこなくてはならないかな?と思っていたら、「局に(音源が)あったんですね~」。
作詞・阿久悠、作曲・宇崎竜童・・・。
今のホークスの応援歌(ZO-3で「いざ行け~♪」を披露したあとで。
「ダイヤモンドの鷹」はダイエーホークスの公式応援歌。ただ、大勢の人がsong alongするには難しくて盛り上がりに欠けていたのか、イマイチ浸透しなかった「悲運の応援歌」だそうだ。ソフトバンクホークスになってからは忘れられた存在。
すごい! 次も球団の公式応援歌、MEGA STOPPERで「SKY」。
草野「12球団の応援歌をツルっと聴いてみて、ロックだったのがバファローズの『SKY』」
少し前までは、ファイターズの応援歌もロックっぽいかなと思っていたそうだけど(ZO-3で)、今はあまり聞かれなくなったらしい。
「(『SKY』は)ちゃんとバンドサウンドの曲になっている」と。
草野「MEGA STOPPERのボーカルのDOMIさんは文春オンラインで野球をコラムを書いているそうです」
ネットで見ると、いろんな球団の応援歌や選手個々の応援歌が聴けて、なかなかおもしろい。
ベイスターズの曲もちょこっとやってくれて、「いい曲だけど・・・、ロックかな?」、そして松崎しげるが歌うライオンズの「ミラクル元年」をずっと「ミラクル顔面」だと思っていたというエピソードも。
地平を駈ける獅子を見た
ホントだ、「顔面」って聴こえる(笑)。
そして次は、フジファブリックで「Sugar!!」(2009年、11thシングル)。
2009年WBCのテーマ曲。
「Sugar!!」は、2009年のWBCで大好きな城島選手が活躍したこと、フジファブリックの志村くんが亡くなる少し前の曲だったこと、そして彼らとのコラボでこの曲を歌ったこと、などで、草野くんにとって思い出の曲だそうだ。
(そういえば、2008年の「ロックロックこんにちは」では、「若者のすべて」をコラボしていましたね。志村くんがいた頃のフジファブリックと。)
曲終わりで、「いやあ、この曲、盛り上がります」。気持ちいい!
最後は、「締めにふさわしい曲をもってきました!」、Queenの「伝説のチャンピオン」。
草野「福岡のヤフードームで試合のあとで流れるので、個人的には、試合のエンドロールみたいになっています」
メッセージコーナーは「福岡から上京するとき、寂しさとワクワク、どちらだった?」
草野「ワクワクが強かったですね、東京への憧れもあったし」
上京したばかりの頃は、豚骨ラーメン食べたいな、きれいな海が見たいな・・・などの思いはあったけれど、ホームシックにはならなかったそうです。
草野「でも外国ならどうだろう。ホームシックにかかるかもしれないな」
でも、外国に住みたいなという思いもあるそうで、「気持ちは若いから、ロンドンとかニューヨークとか都会がいいのかな」。
最後は、「ちょっぴりタイムマシン」のコーナー。
ZO-3で弾いてくれたのは、「晴れの日はプカプカプー」?
今日は、トランザムの「白いボールのファンタジー」(1978年、12thシングル)。
2004年に世間を騒がした球界再編問題。
草野「パリーグを4チームにしようという、選手やファンを無視した形で進められていた動き」
危機感をもった彼は球界再編問題のシンポジウムにも参加したそうで(マジだったのですね)、そのときの衣笠氏の言葉に感銘を受けたこと、忘れていないみたいだ。
この楽曲は、パリーグの公式テーマ曲(「パシフィック・リーグの連盟公認テーマソング」というらしい)で、「今でも、聴くと胸が熱くなる」と。
最後に、
草野「前にも話したんですけど、オマリーさんの歌う『六甲おろし』のCDを持っているんですけど、これをいつかかけることがあるのでしょうか!」
これ聴くと、いつもほっこりするんだけど、草野くんが番組でかけるまでは聴きたくない!という方はクリックしないでくださいね。
六甲おろし オマリー
さてさて、来週は「北海道のロックバンドで漫遊記」だそうです。
朝の連続テレビ小説『なつぞら』を記念して?
調べてみたら、1時間では紹介しきれないくらいたくさんの「ステキなバンド」があったそうで、「独断でセレクトする」と。
楽しみです!
そして、一日遅れてしまったけれど、スピッツ、メジャーデビュー28年!
29年目に突入ということですね。
頑固に、でも適度に流れに沿って、ここまで長い道のり。
「まだまだこれから」という空気をいつも届けてくれて、ファンとしては、それがなによりうれしい。
こちらも、“まだまだこれから”の気持ちで、歩いていきたいもんです。