2022.01.04(火)
新年、おめでとうございます。
年が改まっても、とくに何も変わらないのに、それでも新しい年ということで、気持ちは上向く・・・、毎年それの繰り返し。
皆さんの新年は?
元旦は久々に家族たちが集まり、普段かわせない会話だけでお腹いっぱいになる。
息子二名と相方の「仕事どーなの話」や「世相って一筋縄ではいかないじゃん」的な斜に構えて笑いで収まるやりとりは、家族歴何十年たっても変わらない。
そんな中、恒例の年末大掃除では、最終的決定権のある私の中で、かつてのゲーム機とソフトの「廃棄 or 存続保管」が大きな課題となる。
ただし、本来の所有権をもつ彼らの意向を確かめないことには、さすがに廃棄はできない。
先延ばしになっていた案件を元旦の午後に提案したところ、3つのでかい段ボールの中身をとりあえず確認してみようということになった。
うちにあるゲーム機は、ファミコン、スーファミ、プレステまでで、それにともなうソフトはそれぞれ私にだって懐かしい。
親が先に夢中になったマリオや、息子たちには思い出たっぷりの「信長の野望」や「ドラクエ」。
「シムシティ」のソフトには息子たちが飛びついて、ためしにテレビにつなげたところ、「出た~」と大喜び。テーマ音楽を口ずさみながら、しばし戯れる。
それぞれの妻たちも同世代だから話題は尽きないけれど、大人の会話に十分参加できる女児たちが「時間決めてやるんでしょ」と釘をさす。
遠い昔、相方の実家に正月に帰ったとき、同居していた姉一家の息子がすでにファミコンを持っていて、まだ保育園児だった息子たちが昼間一緒にやったのが、最初の出会いか。
一時ゲームセンターでのインベーダーゲームがデートのお決まりコースだった私たちがファミコンの魅力に抗えるわけもなく、彼らが寝静まった夜遅く、二人で「マリオ」に興じる。
失敗の連続で一瞬声を上げる私たちに耐えかねて、相方の母が「いい加減に寝なさい」と言いに来たときの呆れた表情を今でも覚えている。ほんの2,3日の熱戦で、親指には見事なマメができたっけ。
帰京時、夕暮れに上野駅に到着後、私と息子たちを喫茶店に待たせた相方は秋葉原の店を何軒か回ってファミコンのゲーム機を探し求めた。戻ってきた彼は、「こっちの足元を見て、つまんないゲームソフトとセットでなら、と値段をつりあげやがった・・・」と憮然とした表情(相方はそういうのに従うのが大きらい)。当時、あちこちでSOLD OUTの状態だった。
数日後、デパートで無事に定価?で手に入れたと連絡をもらったときの喜びは自分でも恥ずかしいほどにすごかった。
それでも親として冷静に考えた。
あんなにおもしろいものを与えたら、電車に夢中の長男も空想物語で怪獣を操っている次男も、ゲーム一色の毎日になってしまうかもしれない・・・。それは「恐ろしい」ことだ。(自分たちのことを棚に上げて・・・)
そこで、土日だけゲーム機を貸してくれる父親の知り合いの「奇特なおじちゃん」を新たに私たちの交遊録に付け加えた。その「奇特なおじさん」は、それから長男が小学校を終えるまで、「律義に」土日だけゲーム機を貸してくれたんだ。
(真相は、彼らが中学生になったころ明らかにされた・・・と記憶している)
親は毎晩のように1時間と決めて遊んでいたけれど、「マリオ」もシューティングゲームも、週末だけのゲーム生活の息子たちのほうが瞬く間に強くなった。
後日談。
次の日のLINEでのやりとり。
息子1「『影の伝統』かー、ずっと『影の伝説』だと思ってた。懐かしい。よく一緒にやったよ」
息子2「忍者のやつね。よくやったよ。昔の方が一つのソフトをめちゃくちゃ何回もやってた記憶が。マリカーもよくやったよね(しみじみ)。お父さんに怒られたしね」
私「怒られたの?」
息子2「お父さんが調子悪くて寝てるときに、テレビの部屋で3人でマリカーやって騒いでたら、うるさい!って。オレの人生でお父さんが怒ってるの、その場面だけよ」
私「父は覚えてないって。私も覚えてない。私も怒られたんだよね?」
息子1「そうだよ。えー、覚えてないの? ホントに? 私も覚えてるよ、鮮明に。いや、おとといもその話をしようとしたけど、話題が変わったからやめたのよ。再現できるくらい覚えてます」
大人の記憶と子どもの記録って、すれ違うことも多くて、それもおもしろい。
そうそう、肝心の「かつてのゲーム機とソフトの『廃棄 or 存続保管』」の結論。
ゲーム機はとりあえずここで保管し、ソフトはかなり徹底的に整理。一応、「懐かしい~」ものだけはしまっておくことにする。
また何年かしたら、「どーする?」と尋ねてみよう。そのときには「みんな処分していいよ」となるかもしれないし、今よりももっと「懐かし~」になるかも。それは不明・・・。
地元の八幡神社に昨日昼間に訪れたら、少しは人がいて、おみくじのまわりも賑わっていました。毎年、夕暮れ時の誰もいない時間帯に訪れるので、「人がいる!」とびっくり。
今年は2年ぶりの高尾山に初詣できるかなあ。
・・・てな、第三者が読んでも全然おもしろくないブログが今年もスタートしました。
こんな長文、まったく時代遅れだし。
それでも、私の2022年スタート。
わが道を歩きつつ、みなさんの新しい年が少しでも健やかでありますように、心の片隅で願っています。
高梨沙羅選手、今期W杯初勝利!
うれしい・・・。
https://www.sponichi.co.jp/sports/news/2022/01/03/kiji/20220103s00074000024000c.html