隠れ家-かけらの世界-

今日感じたこと、出会った人のこと、好きなこと、忘れたくないこと…。気ままに残していけたらいい。

夕刊ファンより

2008年06月21日 15時17分49秒 | 日記
2008年6月20日 (土)


■「夕刊大好き」派
 普段からいろいろなことに文句たらたらなヤなやつなのですが、実は新聞大好き、そして夕刊もそれなりに…の一人です。
 報道によると、毎日新聞は2008年8月から、北海道での夕刊発刊を打ち切るそうだ。毎日新聞の北海道でのシェアは他紙にかなり水をあけられているらしいし、朝刊夕刊をセットで購読する人たちも減少しているらしい(つまり朝刊だけ配達して!ということなのだろう)。
 毎日新聞に限らず、どこでも夕刊は苦戦しているそうだけど、できるだけがんばってほしい。
 なんだか自由な、制作上の制限のなさそうな夕刊が案外気に入っているのだ。
 映画評や劇評、ライブ評などに不満があることも多々あるけど、それも案外愉快だったりする。
 三谷幸喜氏のエッセイも楽しみだし、上原隆氏の「にじんだ星をかぞえて」にちょっとホンワカさせていただいている。あ、これは『朝日新聞』の夕刊ですが。
 恥ずかしながら、上原隆氏を実は私は知らなくて、この夕刊の連載を毎週月曜に目にするようになり、疲れた頭や身体を癒してもらっていたというわけです。「日本のボブ・グリーン」を言われている方なのですね。
 ここ3回は母親の介護をした女性への取材記事で、認知症の進んだ母親との毎日をユーモアを交えながら乗り切ろうとしているようすを伝えている。ちょっと情緒に走りすぎるきらいはあるのかもしれないけれど、疲れた頭と心にはちょっとしたうるおい水になる。いかにも夕刊向き、と私には思えるんだけれど。
 一昨日の夕刊では、数学者である森毅氏のインタビューがおもしろかった。このインタビューも各界の著名人をとりあげ連載になっている(「人生の贈りもの」)。
 森氏は昨今の学力低下問題について、こんなことを言っている、「心配なのは基礎学力がないことではなく、学力がないのを補う力がダメになっていること」って。「みんな教わりすぎ」らしい。学校に行くんだったら、「ところどころ休んでそこをどう補うか訓練したほうが将来役に立つ」かー。なんだか、ちょっとグサッとくるメッセージです。


■「夕刊」じゃないけど…
 今朝の朝刊の「積極的その日暮らし」、いつもながら落合恵子氏の文章は軽くて軽すぎず、優しくて優しすぎず、だな。
 彼女のラジオ時代のレモンちゃんファンの大先輩がいるんだけど、そういう時代からもう何年、何十年なんだろう。
 彼女の活動の諸々を何も知らないニワカファンなのですが、この連載、いいんだなあ。家族に囲まれているのもいいかもしれないけど、こうやって一人で毅然と、でも肩をはらずに柔らかに生きている女性を見ていると、ああ、適度な自信を手に入れた人生なんだろうな、って。
 後ろ向きの時や下降線の日々もあっただろうし、あるんだろうけど、大人の女性は、ホンマモンの大人の女性は軽やかだ。悩みはどこに隠したのでしょうか。

■岩手宮城内陸地震のその後
 先週の朝の9時前、震源地から遠く離れた東京でも感じた揺れ。
 それでもそんなに激しい揺れではなかったため、連絡がくるまではいつもの小さな地震としか認識していなかった。
 時間がたつにつれて、被害の大きさ、犠牲になった方のことなどが詳細に伝えられ始める。
 去年の夏までは親しい人が盛岡にいたので、その友人や先輩たちが盛岡や仙台に数多く暮らしている。2、3年前に訪れた一ノ関周辺の渓谷のようすも蘇ってくる。
 あのあたりはどんなふうになっているのだろうか。

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