「レンド・ミー・ア・テナー」 (2008年6月20日 at 本多劇場)
★圧倒的な歌唱力
加藤健一さんの本格的な歌唱力は周知のことなんだろうけど(この芝居も1990年、1996年に続いての再演だというし)、私はそのあたりはまったく知らなかったので本当に感動。
本物のオテロ役の本物のオペラ歌手ティトー・メレリを演じる大島宇三郎との競演はすばらしかった。
歌唱そのものというより、やっぱり役者の歌唱なんだろうな。伝わるものの奥深さや彩りを感じたような気がする。
★笑いだけではなく
きわどい、ちょっと艶っぽいシーンもあったりセリフもあったり。
ティトー・メレリのホテルの部屋で、同じようなオテロの衣装を着たティトーとマックス(歌のうまい地元の男)が入れ替わり立ち替わり笑いを誘う。そのユーモラスでチャーミングな姿とテンポのいい会話…。
そして、そのあけっぴろげな笑いの中で、ティトーとマックスの間には密やかで温かい友情みたいなものが生まれ、そのあたりのストーリーの流れと二人の表現力豊かなデュエットで、ただのドタバタではないことを納得させられる。
女優陣(日下由美、塩田朋子、大峯麻友、一柳みる)も魅力的。それぞれに華麗でセクシーでキュート。
適度な笑いのテイストに、ちょっと疲れた頭がすっきり回復しました。
★圧倒的な歌唱力
加藤健一さんの本格的な歌唱力は周知のことなんだろうけど(この芝居も1990年、1996年に続いての再演だというし)、私はそのあたりはまったく知らなかったので本当に感動。
本物のオテロ役の本物のオペラ歌手ティトー・メレリを演じる大島宇三郎との競演はすばらしかった。
歌唱そのものというより、やっぱり役者の歌唱なんだろうな。伝わるものの奥深さや彩りを感じたような気がする。
★笑いだけではなく
きわどい、ちょっと艶っぽいシーンもあったりセリフもあったり。
ティトー・メレリのホテルの部屋で、同じようなオテロの衣装を着たティトーとマックス(歌のうまい地元の男)が入れ替わり立ち替わり笑いを誘う。そのユーモラスでチャーミングな姿とテンポのいい会話…。
そして、そのあけっぴろげな笑いの中で、ティトーとマックスの間には密やかで温かい友情みたいなものが生まれ、そのあたりのストーリーの流れと二人の表現力豊かなデュエットで、ただのドタバタではないことを納得させられる。
女優陣(日下由美、塩田朋子、大峯麻友、一柳みる)も魅力的。それぞれに華麗でセクシーでキュート。
適度な笑いのテイストに、ちょっと疲れた頭がすっきり回復しました。