隠れ家-かけらの世界-

今日感じたこと、出会った人のこと、好きなこと、忘れたくないこと…。気ままに残していけたらいい。

好きなフレーズをリクエスト・・・で漫遊記

2020年10月26日 23時41分02秒 | スピッツ

2020.10.25
「草野マサムネのロック大陸漫遊記」
 FM TOKYO

 

 

 草野「涼しくなってきました。せつな~い感じになりますが、この時間は心も体もゆる~くしていただきたいと思います」

 今日のテーマは「私の好きな歌詞のワンフレーズリクエストで漫遊記(パートI)」。
 今までのテーマの中で、いちばんリクエストが多かったとか、「お待たせしました~」
 (2週続けて。とは言っても、選ぶのは本当に大変だっただろうなあ)


 オンエア曲
 01 グリーン(スピッツ)

 02 ラクに行こうぜ(忌野清志郎)
 03 CALL(スカート)
 04 Have A Nice Day(Bon Jovi)
 05 FiNAL DANCE(BiS)
 06 悲しみの果て(エレファントカシマシ)
 07 教訓Ⅰ(加川良 with TE-CHILI)
 08 やってみよう(WANIMA)
 09 クレヨン(真島昌利)


 漫遊前の一曲は、スピッツの「グリーン」(2016年、15thアルバム『醒めない』)。
 このテーマでスピッツの曲へのリクエストもとても多かったとか。
 「溜まってる爆鳴気」(「りありてぃ」)とか「オパビニアの子孫」(「オパビニア」)とか、草野くん自身が「どうしても使ってみたい!」と思ったフレーズ(「自己満足な歌詞」と言っています)にもリクエストがあったそうで、「とてもうれしかった」と。
 その中で、「グリーン」では「脳内の火焔土器」が気に入っていて、ここにもリクエストがあったそうです。
 (スピッツの歌詞の真骨頂? メロディーもアレンジも気持ちよくて、それでいて歌詞は実は攻撃的、というのが本当に痛快! 「グリーン」は私も大好き。ああ、ちょっと元気になった)

 最初の曲は、「2004年、栄養ドリンクのCMソングだった」、忌野清志郎さんの「ラクにいこうぜ」(2004年、33thシングル「JUMP」のカップリング)。
 (「JUMP」もCMソングらしい)
 お気に入りは「幸せになりたいけど頑張りたくない♪」。
 「芸能界を生き抜いている忌野清志郎さんでも『頑張りたくない』んだから、怠け者の私がそう思っても当たり前」と肩の力が抜けて、それ以来「人生のテーマ」とリクエストしたリスナーさん。
 草野「オレもこの歌詞、好きですね。常々思っていたんだけど、はっきり言ってくれてありがとう!という感じでしょうかね」
 今はこういう力の抜けた歌詞も珍しくはなくなったけれど、「10年以上前だとラジカルだったかも」。
 草野「清志郎さんは、ゆる~く感じる歌詞でも、しっかり聴くとラジカルだったりしますよね。心にひっかかってくる、真のロックシンガーであり詩人でいらっしゃったなと思います」

 続いて、スカートの「CALL」(2016年、5thアルバム『CALL』)。
 「夜が更けて 置き去りなんだと気づいた♪」
 「さみしいけど 好きな歌を どうやって忘れようかと♪」
 という歌詞が好き、と。
 スカートの澤部さん、スピッツの「みなと」で口笛で参加して、「テレビに出たときも一緒に参加してくれた。そのときスピッツの新メンバー?ってバズってたとか」。
 (草野くん、出だしで間違えちゃったとき、です)
 草野「シンガーソングライターとしても、いい歌たくさんあって・・・。オレはこの『夜が更けて・・・♪』のほうで、イラストとか描きたくなっちゃいましたね」
 ロマンチックで寂寥感があって、「今の季節に聴くのにぴったりだと思います」。
 (いい曲だなあ。いつ聴いても、メロディーが寄り添って心をひっそりと上げてくれる。アルバム何枚かは聴いているんだけど・・・)

 次は、Bon Joviの「Have A Nice Day」(2005年、5thアルバム『Have A Nice Day』)。
 タイトルでもある「Have a nice day」。直訳すれば、去り際にかわす「よい一日を」。
 リクエストした方は、「歌詞を読むと、たちはだかる壁に向かって、『オレはオレの人生を歩む。オレにかまうな!』という意味になり、ロックだな」と。
 いやなことがあると、この曲を聴いて、「人に指図されたくない!」と叫びスカッとする、とか。
 草野くんにとっては、2006年のスポーツ番組「J スポーツ」で流れていたので、「プロ野球の試合のバックに流れる」という印象があるそうです。
 草野「聴いているとわくわくしてくる。斉藤和巳投手の剛速球が目に浮かぶなあ。第2回のWBCでも使われていたような印象があるなあ」
 (・・・と話が止まらなくなりそう)

 でも、ホームランやファインプレイのバックで流れる曲が「オレにかまうな!」という意味だったことをおもしろがる草野くん、「意外なチョイス?」。
 結婚式で「Love Is Over」や「別れても好きな人」を流すのと同じ?と彼らしい発言(笑)。

 次は、BiSの「FiNAL DANCE」(2014年、第1期BiSのラストシングル)。
 この曲はBiSのラストシングルだそうで、「孤独が運命さ」「明日には忘れてる」という歌詞が印象に残るという。「明るい曲調にのった切ない歌詞に泣いてしまった」と。
 草野くんもこの曲は好きで、「当時よく聴いていた」。
 BiSはジャンル的にはアイドルだけど、「マルコム・マクラーレンがプロデュースしたピストルズのような、邪道を極めるというか、現代のリアルなパンクバンドみたいな印象がありました」と。
 草野「ちょっとエグイ感じの話題づくりもしてましたよね。そんなヒストリーがあっての、解散前の集大成がこの曲」
 最初の「堪えた 我慢した 馬鹿なフリだってした」という歌詞から、「歌詞は本人たちが作っていたらしいから、ギリギリのところでストレスを感じながら活動していたのかな。すごい歌だと思います」。
 ファーストサマーウィカさんのツイートはコチラ。
 https://twitter.com/FirstSummerUika/status/1320342847397085184

 そして次は、エレファントカシマシの「悲しみの果て」(1996年、10thシングル)。

 「『悲しみの果ては 素晴らしい日々を送っていこうぜ♪』という歌詞をかみしめて生きています」とリクエストされたのは、亡くなった7歳年上の夫の年齢を今年追い越した、という女性。「主人の分も楽しんで生きていきたい」と。
 草野「この歌詞が、リアルな悲しみを乗り越えてきた方には、また違ってきこえるんでしょうね。のほほ~んとした日常でこの歌を聴いた人間とは違う響き方をするんだろうな」
 「生きている人は生きていかなくちゃならない。できるだけ楽しく生きていただきたいと思います」と。
 「この曲はメロディーも宮本さんの歌唱も生命力を感じさせますよね。この曲を聴いて、生命力をいただきましょう」
 (何度聴いても、そのたびに、なんだろう、この胸を揺らすものは)
 曲終わりで、「カラオケにいきたくなりますね」。彼の十八番らしいです。

 次は、加川良 with TE-CHILIで「教訓Ⅰ」(1996年、アルバム『R.O.C.K』)。
 杏さんがカバーをして動画をUPしたのを見て、歌詞を知った、というリスナーさん。
 「死んで神様と言われるよりも 生きてバカだと言われましょうヨネ♪」が胸に刺さったという60代の男性。
 (コロナのSTAY HOMEのときですよね。ココで聴けます)
 反戦への言葉があふれている。
 草野「杏さんは昔スピッツの『謝謝』をカバーしたり、アルバムのプロモーションに協力してくれたりしたので、個人的にも応援しています」
 アルバムのプロモーションの彼女の言葉がすてき(ココで見られます)。
 弾き語りのものは知っていたけれど、ロックアレンジがあることをリスナーさんからの情報で知った草野くん、「かっこいいですね、オレ、ここんとこ毎日聴いてます」。
 (私も知らなかった。初めて聴きました、ロックバージョン。反戦歌の域を越えて、もっと広く今の私たちに問いかけ、訴えかける言葉たち)

 最後は、WANIMAの「やってみよう」(2017年、配信限定シングル)。
 どうしていいかわからずに頭の中が混乱していたとき、若い彼らの声で聴いた「正しいより楽しい 正しいより面白い やりたかったこと やってみよう♪」で楽になった、と。
 草野「(歌詞を)文字だけで読むと、そうはいってもうまくいかないよ、やりたいこともわかんないし、とネガティブにレスポンスしてしまいがちですが、彼の声で聴くと、やるっきゃないでしょ!ってなりますよね」
 歌詞は、「どんなメロディーにのせて誰がどんなタイミングで歌うか、で初めて完成する」と、そういうことを教えてくれる曲だ、と草野くん。

 特集の最後に。
 スピッツの曲へのリクエストも多かったそうで、「すべてきちんと読ませていただきました」。
 ここ20年くらいは、「自分が誰かに言ってほしい言葉」を歌詞にしていることが多いそうです。
 「スピカ」の「幸せは とぎれながらも続くのです」や、「ルキンフォー」の「珍しい生き方でもいいよ」へのリクエストも多かったそうで、「これもそうですね」。
 草野「スピッツをきちんと聴いていただいて、ありがとうございます!」

 最後は「ちょっぴりタイムマシン」のコーナー。
 (「ルナルナ」??)
 曲は、真島昌利さんの「クレヨン」(1989年、ソロデビューアルバム『夏のぬけがら』)。
 今日は、「ワタクシ、草野マサムネが好きな歌詞のフレーズでいかせてもらいます」。
 このアルバム『夏のぬけがら』は名フレーズだらけ、と(異議なし!です)
 最後の「何も考えず 何もこだわらず 描けたらいいのにな クレヨン♪」を草野くんの声で聴けるなんて・・・。
 聴くたびに泣きそうになる、と言う。ほかの人ではなく「マーシーさんの声で歌われると、グッとくる」と。
 (改めて、しみいる歌ですね~。ココでは、「夏が来て僕等」に執着している私ですが。今年も、夏の実感を楽しめない中で、このアルバムには助けられました)

 来週も、同じテーマで、「洋楽邦楽、混ぜ混ぜ」です!
 すごく楽しみ。
 好きな歌詞については、誰かと一晩中でも語っていたい。



                              



 1日遅れてしまったけれど、
 われらが﨑山龍男さま、
 誕生日、おめでとうございます!
 
 あなたがスピッツに最後に加わってくれたこと、
 たとえいまだにヘルプだったとしても?
 これ以上のすばらしい巡りあわせはなかったと、
 きっとおおぜいのファンが思っています。
 これからも、ライブのステージで、
 あなたのかっこいいプレイとあの笑顔が見られますように。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 私なら許せるかなあ~映画『... | トップ | 池谷のぶえさんの迫力~『獣... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。