隠れ家-かけらの世界-

今日感じたこと、出会った人のこと、好きなこと、忘れたくないこと…。気ままに残していけたらいい。

こんなときだから元気が出る曲で漫遊しよう!

2020年05月16日 00時23分46秒 | スピッツ

2020.05.10 21:00
「草野マサムネのロック大陸漫遊記」
 at TOKYO FM



 オンエアよりもかなり前の段階で収録なので・・・と。
 草野くんが言うとおり、例年ならば、この季節はいろんなことを心地よく体験できるなのに。
 なかなか出口は見えませんね。
 私自身も、この番組を聴いているときは、ただ懐かしい曲や知らなかった曲に心をゆだねて楽しんでいます。「いつもどおり」・・・、ありがたい。

 スタジオではなく換気のできる場所で、最小限のスタッフとともに録音しているそうで、先週は外で散歩中のイヌが鳴いていたとか(笑)。
 いろんな音、聴きたいな。

 そして、今日のテーマは、「ホーンが効いてるロックナンバーで漫遊記」。
 「ホーン」とは広く管楽器を表し、「花形のトランペットやトロンボーンなどの金管楽器、フルートなどの木管楽器に二分される」。
 今回扱うのは、チームによるブラスセッション。会話の中では「ラッパ」と言うそうだが、ロック界ではトランペット、トロンボーン、サックスを指すことが多い。
 草野「ホーンを使った曲はパワフルで気持ちが上がってくるものが多い」


 オンエア曲
 01 魔法(スピッツ)
 02 25 Or 6 To 4(Chicago)
 03 Tell All The People(The Doors)

 04 No Warmth In My Life(ROOM)
 05 恋の味(What's Love?)
 06 Killer(Riot)
 07 白いばら(KEMURI)
 08 道標ない旅(永井龍雲)
 09 醒めない(スピッツ)

 漫遊前の一曲は、スピッツで「魔法」(1992年、ミニアルバム『オーロラになれなかった人のために』)。
 草野「スピッツでホーンを使った曲は多いんですけど、ラジオであまりかかってない曲ということで・・・」
 (ああ、ここにきたかー、という感じ。
 このアルバムは、リリース当時は「スピッツよ、どこに行く気なんだ?」と正直戸惑いを隠せず、その後『惑星のかけら』でほっと安心したファンのひとりでしたが。
 今は、「ナイフ」をはじめ、好きな曲たっぷり!になってしまった。
 「魔法」もその一曲! すら~っと聴いているときは気づかなかったけど、きれいな無邪気な若い声でかなりなことを主張している。それでいて、ホーンと「あの河渡れば君と二人きり♪」でグッと気持ちが高まり、え、「あの河」ってアレ?とか思わせて愉快、というか、このバンドらしい?)

 最初の曲は、「ブラスロックといえば、この人たちかな」で、Chicago「25 Or 6 To 4 長い夜」(1970年、2ndアルバム『Chicago』)。
 (個人的にとくにシカゴファンではないけれど、この曲はだ~い好きだ。気分が上がる曲!って、私にはこれがどストライクかもしれない)
 草野くんにとってリアルタイムでのChicagoは「ななな な~♪」(笑)の「素直になれなくて」の大ヒット!で、「バラードの人たち」のイメージだったけれど、古い『ミュージック・ライフ』を読むようになって、「70年初頭のブラスロック」を知る。Blood, Sweat & Tears、BS&T、Chaseなどが有名。
 草野「ブラスロックには興味なかったんだけど、この当時のシカゴは『古くさ~い』感じが良くて、聴いていましたね」

 次は、The Doorsの「Tell All The People」(1969年、4thアルバム『The Soft Parade』)。
 ドアーズは「オルガンがいい感じの曲で漫遊記」(ココ)でもとりあげていた。
 「このアルバムにはホーンを使った曲もたくさんあって、ポップなアルバム。でもドアーズのサイケデリックでアグレッシブなところが好き、というファンにはあまり評判がよくない」と。
 草野「オレはこのアルバム、すごい好きで、大学で課題を作るときにBGMでよく聴いていた」
 (きれいでわかりやすいメロディー、穏やかなジム・モリソン・・・。ホーンが前面に出ていて、たしかにドアーズっぽくないけど。)

 「ロック大陸漫遊記としては、シカゴ、ドアーズと有名どころが続いたので、次はマニアックなやつ、いってみようかな」で、ROOMの「No Warmth In My Life」(1970年、たった1枚のアルバム『Pre-Flight』)。
 草野「オレの大好物のイギリスの昔のバンド。ジャンルは、プログレ サイケかなあ? 途中ジャズっぽいアプローチもあるんですけど。一時期、このアルバムは入手困難で、10万円くらいで取引されてたみたいですね」
 それが今ではサブスクで聴けちゃう・・・、いい時代なのかな?と草野くん。聴きたいと思っていた人が「やっと聴けたー」という喜びは味わえない時代になったけど、「オレみたいな人間がツルっと聴けちゃう。やっぱりいい時代なのかな?」と。
 
女性ボーカリストの不思議な楽曲。
 さすが、これはマニアック! この頃のイギリスって、きっと面白そげなバンド、たくさんあったんだろうな。
 『Pre-Flight』のジャケットはこれ。
 


 次は、What's Love? で「恋の味」(2003年、5thシングル/3rdアルバム『本気の馬鹿に収録)。
 2003年に車の中でよく聴いていたそうで、「この年は、オレの中ではプロ野球がものすごく盛り上がっていた年(つまり、ダイエーホークスが強かった!)」。
 ホークスが勝って、「関東の、とある球場(西武ドーム化か??)から帰る道すがら車の中で聴いて、そのときの気分にマッチしていた曲」だそうです。
 草野「早くプロ野球見たいね。負け試合でも見れることは幸せだったんだな、と昨今感じます!」
 おお、なんてノリのいい曲だ。たしかに勝ち試合のあとこれを聴いたら、車中で一緒に歌っちゃうかも?

 メッセージコーナー。
 アイドル好きで遠くまで遠征しちゃうくらいな彼氏、どーなの?
おお、草野くん、お得意の(?)恋愛相談?
 彼自身も、中学生のころはマニアックなアイドルのブロマイドとかもっていたそうです。でも、
 草野「パートナーが嫌がってるんだったら、こっそりやったほうがいいよ。だから(いやだったら)、『私の見てないところでアイドルの写真とか見てよ』って直接言ったほうがいいよ。彼氏さんはこれ聴いてたら、こっそり楽しめよ、こっそりでもヤだったら脳内で・・・」
 「アイドルはアイドル。あなたはあなたで、愛してるんだと思うよ。あんまり気にしないほうがいいんじゃない」などと、当たり障りのない感じでおさめたりしないところが、「草野マサムネ恋愛相談」だな(笑)。

 スピッツのツアーの「ジャンボリー」の由来は?
 
検索したら、ツアー名で使用しているのはスピッツだけだったとか。
 「Jamboree」は19世紀に出現した俗語で、「賑やかな宴」という意味なんだとか。
 スピッツの場合は「フォークジャンボリー」などから、「意味ありげな楽し気な集会」という感じでつけたといいつつ、歌って雰囲気を伝えてくれる。

 そして次は、メタルから、Riotで「Killer」(1990年、7thアルバム)『The Privilege of Power』)。
 Riotはアメリカのレジェンドバンド。
 草野「直球なハードロックな曲が多いんだけど、これはちょっと実験的なアルバムで、ブラスセッションの人たちと作っている」
 メタルファンからは、「メタルにブラスはいらない!」と散々な評価だったけれど、「オレはカッコいいと思います」と。

 ラストは、KEMURIで「白いばら」(2007年、解散発表後のセルフカバーアルバム『BLASTIN!』のために再録音/オリジナルは2004年、5thアルバム『CIRCLES』)。
 KEMURIは「スカコアでいいんですかね。スカとハードコアパンクのミクスチャー」。
 草野「この曲はお別れの歌で、歌詞は抽象的。だけど、ベクトルはとてもポジティブ。これにはホーンの音色も影響していると思う」
 元気をもらえる曲なので、「漫遊の最後に」と。
 事故で亡くなったメンバーのために作られた作品? 「お別れ」はそういう意味なのか。
 以下は、再結成後のKEMURIのMV。
KEMURI「O-zora」Music Video


 特集の最後に。
 草野「スピッツは、昨今のJ-POPへの天邪鬼的なスタンスからストリングスは避ける傾向があるんですが(フムフム)、ホーンは楽曲に気合いを入れる感じで、これからもお願いしたいと思いますね」


 そして最後は「ちょっぴりタイムマシン」のコーナー。
 (ムムム、「甘い手」だ~!
 明るい夜の雰囲気、好きな人を見つめる目の熱く潤んだ、優しいけど執拗な雰囲気。最初はそうでもなかったけれど、聴くたびに好きになって、今ではライブで聴きたい曲の上位に常時君臨しているんだなあ。
イントロのキラキラの音と「明るい夜」のマッチングがたまらない)
 曲は、永井龍雲の「道標ない旅」(1979年、5thシングル)。
 今日は元気系の曲が多かったので、「ここでは沁みる系、いこうかな」。
 小学生のころ、グリコのCMなどで聴いていたときは、まじめなイメージ、そしてゴダイゴなどを好んで聴いていた耳には「地味に感じた」。
 草野「だけど大人になって聴くと、妙に沁みる。歌声もステキだし。オレら世代には懐かしいと感じてもらえるんじゃないかな」
 (「つまさき坂」とか「一滴の雨」とか聴いたことはあるけれど、のびやかな高音が柔らかく心地いい。)


 来週の予告!
 ワンアーティスト特集、「BELLE AND SEBASTIANで漫遊記」。
 BELLE AND SEBASTIANはスコットランドのバンド。
 草野「独特のオシャレ感があり、しっとりしているけれども、どこかひねくれている。雨の日に聴くといい」
 お楽しみに!
 (そうそう、「麦茶に砂糖」。 京都出身の父はときどき麦茶に砂糖を入れて飲んでいたっけ。
  だけど、若くして東京に出てきた父なので、「麦茶に砂糖」は子どものころからの習慣というより、東京に出てきてから知った飲み方かも。)



★『スピッツ 横浜サンセット2013 -劇場版-』 YouTubeスピッツ公式チャンネルで観られます!
 https://spitz-web.com/news/6107/

 2015年に劇場公開された作品。
 ただし、多くの人の切望にもかかわらずDVD化されていない作品を、なんの前宣伝もなしに、「行ってごらん、見れるよ」的な感じでさりげなく公開。
 スピッツらしいじゃありませんか。
 
 私はまだだけど、ゆっくり懐かしく見たい!!




                              



 何を急いで成立させたいのか、まったく理解できない。
 「詳しいことはまだ決まっていないけれど、成立までにはちゃんとしますから」というようなことを言っているとしか思えないのに、それを進めて採決か?(にはならなかったけれど)

 野党のどの議員の質問にも、同じように官僚の用意した原稿を読み上げる、それもポイントがずれてない?と私にも思わせるような内容で。
 


 ここ数日、仕事はそっちのけで、実家と自宅の荷物の移動や始末や・・・で、体力を使う。
 体力だけはまだ自信があるので乗り切れそうだけど、それでも体重減りました(私の場合、こういうことは、そう何度もあることじゃない)
 落ち着いて振り返ったら笑っちゃうようなことをたくさん仕込んで、語り合えたらいいな。
 
 ちょっと動きが出てきたけれど、慎重に、少しずつ・・・。
 暑くてマスクがつらいけれど、それでも。


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