■ケイタイ
気のすむまで しゃべり続けて
カタッと 声がやんだ
ケイタイの向こうに 街の騒音
どうしたの?
黙って 宙を見ていたら
幻のように 花びらが舞った
声の先を忘れて 一瞬 心が騒ぐ
わたしはいくらでも 待っていられる
ガマンくらべのように 黙ったまま
わたしには きれいな花びら
ねえ そっちには 何が見えてる?
ため息がかえってきた
ことばとため息は 行き違ったけど
べつに 悲しくはない
花びらのかすかな香りが
そっちにも 届いたでしょ?
気のすむまで しゃべり続けて
カタッと 声がやんだ
ケイタイの向こうに 街の騒音
どうしたの?
黙って 宙を見ていたら
幻のように 花びらが舞った
声の先を忘れて 一瞬 心が騒ぐ
わたしはいくらでも 待っていられる
ガマンくらべのように 黙ったまま
わたしには きれいな花びら
ねえ そっちには 何が見えてる?
ため息がかえってきた
ことばとため息は 行き違ったけど
べつに 悲しくはない
花びらのかすかな香りが
そっちにも 届いたでしょ?