隠れ家-かけらの世界-

今日感じたこと、出会った人のこと、好きなこと、忘れたくないこと…。気ままに残していけたらいい。

滑り込みセーフの有明サンセット 2日目①

2022年10月01日 23時15分18秒 | ライブリポート(スピッツ)

2022.09.29
有明サンセット
at 東京ガーデンシアター


  出演:エレファントカシマシ/The Collectors/スピッツ/優里

 数年くらい前?までは、単独ライブはともかくとして、スピッツの夏のイベントのチケットは、1回くらいはどうにか手に入れられたんだけどなあ。
 今年は3年ぶりということもあったし、スピッツ以外のミュージシャンやバンドの人気もあるだろうし、もう無理かな、と正直諦めて、若いファンに譲ろう・・・なんて殊勝なことを考えていた。
 そして、最後のチャレンジで、この日のバルコニー席を手に入れた。運がよかったとしか思えない。

 一人よがりのレポですが、よかったら・・・。
 そして、この夜に参加されてメッセージを送ってくださった、extさん、牧さん、hopelessさん、miyaji loveさん、ありがとうございます。
 この方たちからの情報は、赤字で残します。


 1日目のライブを見た方からの情報で、STAND BY CREW支援への感謝の言葉があったと知ったけれど、このことだったんですね。
 イベントの最初に、スクリーンに映し出された、VINTAGE ROCKの若林さんからのメッセージ、「おかげさまで、2020年に参加予定だったクルーは誰一人欠けずに今日を迎えることができました」。
 私も今日はそこで購入した黒のTシャツを着て参加しました。

 
                              


★The Collectors★
セットリスト
 01 裸のランチ
 02 TOUGH
 03 お願いマーシー
 04 シャララ(スピッツ cover)
 05 永遠ロマンス
 06 ノビシロマックス
 07 限界ライン

 コレクターズの登場で、ああ、今年もサンセットに来ることができたなあ、と。
 加藤さんは還暦越えと言うけれど、この圧倒的な歌唱とチャーミングな仕草やMCは、その年齢をまったく感じさせない。

 どの曲も気持ちよく体を揺らして通り過ぎていく。
 ライブで聴き慣れた「TOUGH」、そして、
 「みんな、まだまだ可能性あるよ、『ノビシロマックス』!」で始めた、「ノビシロマックス」。
 かっこよすぎる!
 疾走感ときれいなメロディーと、決してさわやかではない(笑)、湿り気のあるボーカル。

 スピッツカバーの「シャララ」。この曲を選ぶことが、もうコレクターズ!
 加藤さん「『シャララ』はスピッツがライブでやってない。スピッツはもうライブでやれないかもしれないよ、オレたちのが良すぎて」
 あとで草野くんが、「コレクターズの養分が強い曲になっている」と言っていたっけ?

 「みなさん、最後まで楽しんでいってください!」
 オープニングアクト、The Collectorsのいつもの宣言で、今回の「有明サンセット」も開幕!
 「毎回呼んでくれてありがとう! 35年やってるバンドだけど、いつもオープニングアクトです!」には笑いました。


 コレクターズのシャララは、マジで「コレクターズの歌」だった!

 THE COLLECTORSさんは初めまして、でした。
 あれだけパワフルなライブは元気になれる。ボーカルは還暦越え? 信じられません。

 コレクターズのカバーよかった!! すごく男っぽいのにどこか切ない。



★優里★
セットリスト
 01 ドライフラワー
 02 ピーターパン
 03 新曲
 04 夢じゃない(スピッツ cover)
 05 レオ
 06 飛行船
 07 ペテルギウス

 スピッツが大好きだということと、曲では「ドライフラワー」と「ペテルギウス」くらいしか知らないはずだったけれど、ほかにも耳にしたことがある曲が多くて、さすが旬のミュージシャンだな、と。
 もっと弾き語りのようなシンプルで落ち着いたステージなのかと思っていたら、予想を越えて激しく揺さぶられた。
 曲前のMCはちょっと恥ずかしくなるくらい真正面な感じだったけれど、ここまでストレートだと、もう許せる感じ? むしろ清々しい。

 いろいろなステージに立ってこられたと思うけれど、「今回、いちばん緊張している」と。
 憧れのバンドに呼んでもらえた喜びが、こちらにも伝わってきた。
 路上ライブでいちばん多くカバーしたのはスピッツで、「雨の日には『僕のギター』」。
 聴いてみたいな。
 カバー曲は「夢じゃない」。タイトルに喜びが溢れている? この曲も路上で演奏していたそうだ。
 声がとても魅力的。


 優里くん、ちょっと緊張している?と思ってたら、憧れのステージだったんですね。

 優里くん、笑顔がいつもより多めのステージ。緊張感も心地よかったのでは?
 自分を信じて夢を叶えたのですね。

 予想よりすっと安定感があった。ちょっと早口でMCが聞き取りにくかった。
 若くてフレッシュだけど、パワーがすごい!
 新曲もとてもいい曲だった。
 本人もホントに楽しそうで、見ているほうも幸せになれた。



★エレファントカシマシ★
セットリスト
 01 地元のダンナ
 02 デーデ
 03 星の砂
 04 珍奇男
 05 RAINBOW
 06 悲しみの果て
 07 so many people


 それまでは私の周囲は座って聴いているお客さんが意外に多かったのだが、エレカシ登場で総立ちに!
 え、まわりはみんなエレカシファン?というくらいの勢い。
 一気にエレファントカシマシの空気に満たされ、拳を突き上げている人、すごく多かった。
 その中で、ここからスピッツまで一気に熱いライブを堪能できた幸福感!

 セットリストからもわかるように、自分たちのワンマンと変わらぬ「攻めたセトリ」。
 「悲しみの果て」以外は、ファンじゃなければ、知らなかったり、パフォーマンスでぶっ飛びそうな曲ばかり。
 いわゆる一般的な王道ではなかった。
 私が参加したイベントでも、「俺たちの明日」とか「今宵の月のように」くらいはセトリに上がっていたような気がするけど。
 こちらの勝手な解釈だけど、正座をしてエレカシを聴くというボーカルがいるバンドへの一種の敬意?
 この間の野音でのライブをギュッと凝縮したようなパフォーマンスだったな。
 (私自身はチケットとれずに配信でしたが)

 「デーデ」で始まるライブなんて、もうそれだけで十分!
 「星の砂」では、私の周囲は手をひらひらさせて、さながら阿波踊り状態。
 宮本さんの例の諸々パフォーマンスは健在だったらしいけど、見えなかったなあ。
 (ハレンチ行為は健在! お尻を丁寧におろしてキレイな丁寧なブーでしたよ)

 いつものことながら、「珍奇男」は鳥肌モノだった。
 バルコニー席にいたので会場全体が見下ろせて、途中明るくなったときにオーディエンスの固唾を飲む空気が漂っているのを感じた。
 いつも思うシロウトながらの感想だけど、あのボーカルの一瞬一瞬に合わせるバンドの力に感服。
 こっちには意表を突いたパフォーマンスでも、バンドメンバーには十分予測できることなのか、あるいは計算されたもの?
 いずれにしても、バンドの安定感と、ボーカルのバンドへの信頼が見えてくる痛快さ。

 その直後、マイクのコードが絡まって、それと格闘しながら、「絡まっちゃうんだよね。おもしろいんだけどさ、ワイヤレスのほうがいいんじゃない? ワイヤレスにしない?」とブツブツ言う流れで、突然「暮れゆく街の~♪」と「RAINBOW」に入っていくところ。
 度肝を抜かれた、というか、鳥肌が立つ、というか、圧巻でした。
 「RAINBOW」、最初はそうでもなかったけど、ライブで聴くたびに好きになる楽曲。

 「みんなに捧げます」で、「悲しみの果て」へ。
 このイントロだけで、毎回胸を震わせる人がここにいます。
 (トミとミヤジがアイコンタクトをしてから歌い出す。)
 今回は、最後にサビのフレーズを自分のギターだけで繰り返して曲が終わる。こういうのは初めてだったので新しいアレンジ?と思ったら、ソロライブでの「悲しみの果て」なんだそうだ。
 (個人的に、ここが本日の最高潮。)

 宮本さんがスピッツについて、
 「毒があって、爽やかで、タフで優しくて・・・」と形容して(「毒があって」を最初にもってきたことに感動。ほかは不確か)、同世代で、ライバルだと思っています」
 「有明サンセット、呼んでくれてありがとう」
 エレファントカシマシの宮本さんに「ライバル」と言われて、スピッツファンとして、なんだかこの上ない幸福感で体がフワフワしてしまったよ。
 昔の対談で、「長いことファンで、ライブにも何度も言った」と草野氏に言われても、照れなのか、そんなにうれしそうではなく?、「スピッツは売れてるからいいけど。売れてない奴に好きだって言われてもうれしくないんだよね」みたいなことをうそぶいていた宮本さん。
 あれから20年以上たって、スピッツを認めてくれたのか、宮本さんが大人になったのか?(笑)

 最後のストーンズ式ごあいさつ。
 宮本さんがメンバーを誘って前に出てくる。
 そこで終わってステージ袖にはけるかと思いきや、突然マイクのところまで戻ってきて、「次はスピッツだ‼️」。律儀な・・・。
 (お尻出してブー!やってから、舞台袖に引っ込んだ。んもー。)
 バルコニー席からは確認できませんでした!

 あっという間の数十分?
 息をしていた記憶がないくらい、緊迫して、でも緩やかで、なんと心地よく熱くなれたのか。
 久々のエレファントカシマシを体全部で楽しみました。
 またワンマン、行きたいなあ。


 「マイクコード、絡んじゃうし邪魔だからワイヤレスでいいんじゃないの?」と言い終わって間髪入れずに「RAINBOW」へ!。
 カッコよすぎて、膝から崩れ墜ちました。

 若者代表で優里くんが「命は大事だから100億円積まれても売らない」というような趣旨の新曲を歌って、
 そのあとエレカシが「テーデ」で、「友達なんかいらない 金があればいい 金だ、金だー」と歌う。
 おとなのアンサーソング?www

 初エレカシは、あらゆる意味で衝撃的でした。
 「鬼気迫る」がふさわしいパフォーマンス。

 俺は今、あなたに向けて歌っている!ということを全身で伝えてくれるミヤジに圧倒された。
 そういう力をもっている人なんだな、この人は。

 スピッツのカバーするのかな? 楽しみ~、なんて思っていた自分を恥じる。
 大満足のパフォーマンス。

 みんなびっくりしているけど、エレファントカシマシ、これが通常運転です。

 コレクターズや優里のときの照明がキラキラときれいで、このままエレカシで大丈夫?と不安だったけど、大丈夫でした。
 照明チームの暗くて青や赤のストロボ使いで、いつものエレカシ。



 以後は、コチラに進みます。
 よかったら、続けて読んでみてください。


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