隠れ家-かけらの世界-

今日感じたこと、出会った人のこと、好きなこと、忘れたくないこと…。気ままに残していけたらいい。

アルバム1曲目に注目!~リーダー登場「ロック大陸漫遊記」

2020年01月23日 17時10分17秒 | スピッツ

2020.01.19 21:00
「草野マサムネのロック大陸漫遊記」
 at TOKYO FM

  https://www.tfm.co.jp/manyuki/


 もう完全に(悲しいかな)お正月気分は抜けて、そういう気分も忘れかけているワタクシですが。
 草野氏は今回が「2020年の仕事始めだそうで」。録音だしね。正直だな・・・。

 そして、スピッツメンバーを招いての番組。田村くん、第一声、「まだ抜けてないよ、正月気分」(笑)。
 そして、「成人の日が1月15日じゃないのが、どうも気持ち悪いの」と。
 (わかる・・・)
 スピッツメンバーの成人の日は、下北沢のライブハウス「屋根裏」でオーディションライブだったそうで。
 草野「成人式とか出たいと思った?」
 田村「出たいとは思わなかったけど、オレのばあさんがまだ生きてて、オレの成人の姿が見たい!って言うんで見せに行った」(優しいね)
 2万円か3万円いただいて革ジャン買って見せに行ったそうだ。
 草野「スーツとか買ってほしい感じだよね」(ハハハ)
草野くん、60歳の式なら出てみてもいい気がするけど、「二十歳じゃね・・・」と。


 オンエア曲
 01 ハチミツ(スピッツ)
 02 Back on the Streets(Gary Moore)
 03 Love Song(The Damned)
 04 Ace of Spades(Motörhead)
 05 Light Flight(Pentangle)
 06 Let It Roll(UFO)
 07 Opening: I Can't Turn You Loose(The Blues Brothers)
 08 Soft Cream Whistle(ブリッジ)


 漫遊前の一曲は、スピッツで「ハチミツ」(1995年、6thアルバム『ハチミツ』)。
 (いろいろ思い出しちゃうな。それにしても、やっぱり声が若い、というか、かわいい?)

 そして、最初の曲は、Gary Mooreの「Back on the Streets」(1978年、初のソロ『Back on the Streets』)。
 
(ヒャー、かっこいい!)

 さてさて、今夜のテーマ解禁!
 「スピッツメンバーで漫遊記・2020初春」・・・、第二回「田村明浩編:アルバム一曲目で漫遊記~」だそうです。
 スピッツ、サブスク解禁にしたけど、「やっぱアルバム大事にしたいじゃん」「LP世代だしね」。
 田村「そうなるとやっぱりアルバム1曲目は大事だよね」
 草野「つかみの1曲だよね」
 田村くん曰く、このテーマのいいところは、「来年またこの番組に呼ばれたとするじゃん。そしたら『アルバム2曲目』でまたできる」だそうだ(笑)。
 (「来年」と言わず、もっと頻繁に・・・。)
 草野(田村くんの言葉にかぶせるように)「オレ、考えてたことある。A面ラストとか、B面1」曲目とか・・・」
 田村「そそそそ。大事なんだよね」
 (このあたりの呼吸、反応の速さ。いかに長い付き合いかが垣間見れる)

 この曲は、田村くん、高校時代によく聴いていたそうで、
 草野「ゲイリー・ムーア自身がはやってたよね」(人気ありましたね)
 で、時代を少しさかのぼってこの曲を聴いたんだそうだ。
 シン・リジィファンだった彼は、次代もちょうど重なる形でゲイリー・ムーアも聴いていたんだね。
 (ゲイリー・ムーアは一時シン・リジィに参加していました)
 田村「日曜日にみんな集まると。あ、テツヤなんかもいて」
 草野「田村んとこ、たまり場だったし」
 田村「で、『Back on the Streets』聴いて、最後に『パリの散歩道』聴いて、夕暮れ時に切なくなる・・・」(笑)
 「羽生くんがショートプログラムで」という話題にも触れつつ。
 ギター好きで知らない人はいない曲。
 Gary Moore with Phil Lynott - Parisienne Walkways (live)
 (迫ってくるなあ。高校生じゃなくても、夕暮れに聴くとやばいかも。)
 (ゲイリー・ムーア亡きあと、フィル・ライノットとのこの光景はなおさら切ないな)
 草野「ゲイリー・ムーア、音もいいし、プレイもかっこいいし、歌もうまいじゃん」
 で、草野くんはライブも見に行ったけど、「見た目がごつくて、そこでちょっとはまれなかったんだよね」。
 でもサーモンピンクのストラットは欲しかったなあ、と。

 次は、The Damnedで「Love Song」(1979年、3rdアルバム『Machine Gun Etiquette』)。
 
田村くんは1stアルバムのほうが好きらしいけど、「このアルバムも・・・なかなか捨てがたい」。
 草野くんは「オレはいちばん好きよ。のちのブリッドポップとかブラーにつながるような」と。
 田村くんは「パンクっていうよりハードロックとして聴いちゃったんだよね」
 アルバムタイトルの「Machine Gun Etiquette」を読み間違えて、「(THEE)MICHELLE GUN ELEPHANT」というバンド名が生まれた、という有名な逸話もあり。

 次は、草野くん「ダムドつながりかな?」と言いつつ、Motörheadで「Ace of Spades」(1980年、5thアルバム『Ace of Spades』)。
 それに対して、「似てる、近いよね」と。
 「モーターヘッド、年末にかけたよ」、そうそう、ココでね。
 草野「エディ・クラークじゃなく、フィル・キャンベルのころのやつ。3人のときはかっこいいよね」
 ここで、Billy the Capsの名前が唐突に出てくる。
 「昔いっしょにツアー回ってたサイコビリーのバンド」「ロカビリーっぽいんだけど、パンクやハードロックの曲もカバーしていたバンド」の彼らがモーターヘッドをカバーしていた話になるんですね。
 (Billy the capsは現役だけどメンバーは変わってないのかな?)
 田村「でも(さっきのダムドとモーターヘッドの曲は)1曲目の曲として似てるよ」
 草野「ハイスピードの曲でつかみに行くっていうとこがね」
 ・・・と曲をかけるまでに話が盛り上がる。
 田村「オレたちの曲で言えば、『花泥棒』みたいな・・・」
 なるほど・・・。
 やっと曲紹介で、モーターヘッドへ。(気持ちいいなあ)
 曲終わりで、シングルカットされたこの曲が全米15位という事実に、「こういう曲が15位ってすごいね」。
 田村「すっごいかっこいいよね、モーターヘッド」
 草野「音2つくらいしかないのに独特のメロディーラインに聴こえるんだよね」
 田村「(レミーは)ヘンな歌い方するよね、上向いて歌うんだよね」
 草野「そうそうそう」(笑)

 そして次は、Pentangleで「Light Flight」(1969年、3rdアルバム『Basket of Light』)。
 ちょっと毛色が変わって・・・と田村くん。
 漫遊前の一曲の「ハチミツ」も田村くんセレクトだったそうで(ほかの曲がかかりそうだったので、頼んだんだそうです)、「そこに通じるかも」と。
 草野「メンバーのバード・ヤンシュのソロとか、Fairport Conventionとか、サンディ・デニーとか、ときどき聴きたくなるよね」
 (サンディ・デニーは、フォークロックのFairport Conventionに参加していたこともある)
 サンディ・デニーの弾き語り。
 Sandy Denny - Late November

 田村くんはレッドツェッペリンも3枚目が好きで、遡って聴いていたら、バード・ヤンシュとかのギタリストにたどりついて、Pentangleってすごいな、と。 

 ツアーのとき、夜などにこのPentangleのアルバムを聴いているそうです。
 草野くん曰く、レッドツェッペリンの4枚目にはサンディ・デニーが参加している、と。
 草野「(ツェッペリンは)結構このあたりとつながりが深いよね」
 に、間髪を入れずに同意する「息もぴったりの」田村氏。
 田村「この曲って5拍子とかの変拍子なんだよね。そういう曲を1曲目にもってきても、つかめるんだよね。ポップな変拍子ならつかめんだよなーーって」
 草野「ああ。バンドがこういうことやってますっていうのを1曲目で表明してる感じだよね」
 そこで自分たちのアルバム『ハチミツ』の1曲目の曲「ハチミツ」のお話。
 田村「変拍子でシンコペーションとかいっぱいあるけど、すごいキャッチーじゃん」
 (うんうん)
 田村「これ1曲目でよかったなーって、今聴いても思うもん」
 メロディーからできた曲なので、草野くんは変拍子とか意識しなかったそうだ。
 田村「そうだよね。だから最初スタジオでテツヤが合わせられなかったんだよね、変拍子って気づいてなかったから」
 草野「うんうん、そうでした」
 こういう話は貴重だし、うれしい。リリース当時もこういう話してたのかなあ。.
 (Pentangleのこの曲は、キャッチーだけど、ヘンに足もとが不安になるような違和感がおもしろい楽曲)


 そして、メッセージコーナー。
 スピッツのライブで初めて静岡を訪れ、いろいろ楽しい時間を過ごして舞い上がったというリスナーの方。
 「田村さん、最近舞い上がったことは?」
 リスナーさんも訪れたというハンバーグが美味しい「さわやか」を朝訪れて「整理番号1」をもらったときも舞い上がったけど・・・と。
 そのときはライブ前なのに整理券を配り始める時刻より1時間も早く来て、誰も並んでいなくて。掃除している人に「お兄さん、早いね~」と言われて、舞い上がるというよりむしろ恥ずかしかったとか(笑)。
 草野「年齢的なこともあるのかもしれないけど、舞い上がるってなかなかないよね。学生のころは、成績がちょっと上がっただけで舞い上がってたけど」
 田村「そそそ」


 そして次は、UFOで「Let It Roll」(1975年、5thアルバム『Force It』)。
 「アルバム1曲目って名作が多いんだけど、(今回は)スピッツネタを話せるものを選んできた」と、さすがリーダー!な発言。
 「このアルバムは大好きなんだけど、この曲もスピッツネタにからませやすいと思って選んだ」
 草野「UFO! UFOおよびマイケル・シェンカーはこの番組、レギュラーみたいなもんで」(笑)
 田村「この前、テツヤ、Rock Me かけてたし」(笑)
 (ハイ、ココで、UFOのYou Can Only Rock Meかけてますね~)
 このアルバム、草野くんは「UFOでいちばん好きかも」、田村くんは「人生で5枚選ぶとしたら、そこに入るかも」というくらい2人には大事なアルバム。
 草野「このときのマイケルのプレイがキレッキレなんだよね」
 この曲のフィードバックの音がよくて、スピッツの「りありてぃ」の出だしで「オマージュしてます」(笑)と。
 すごく速い曲や変拍子の曲を最初にもってくる、というのもあるけれど、ほかのバンドの曲から影響を受けて出だしにもってきた中で、「いちばん好きな曲かな」(by Tamura)。
 (ホントだ!! 「りありてぃ」の出だし、迫ってくる感じですごく好きなんだけど、ああ、そういうことだったのね。最近全然聴いてなかったから気づかなかったな)
 (これもリリース当時インタビューとかで話してましたっけ??)
 草野くんが言ってた「ヒプノシスのデザインで、いいんだよね」のジャケットはこちら。

 

(私だけかもしれないけれど、「メモリーズ/放浪カモメはどこまでも」の本秀康さんのイラストのジャケットを見たとき、なぜか『Force It』のジャケットの雰囲気を思い出したんですよね。ヘン?)

 ここで唐突に「オレ、舞い上がったことあったわー」と田村くん。
 新幹線でのマイケル・シェンカー遭遇を思い出したみたいで。
 田村くんはiPad proにサインしてもらったそうだけど、去年、画面が割れてしまって。Appleでは保障に入っていたから新品に交換と言われたけれど、それは・・・ということでほかの店で「高い金払って修理してもらったよ」と(笑)。
 草野くんは「いつも持ち歩いているネタ帳にサインしてもらった」と。
 テツヤくんも語っていた、メンバーにとって「忘れられないシーン」だったということで。

 最後の曲は、The Blues Brothersの「Opening: I Can't Turn You Loose」(1980年)。
 昔はよく2作同時上映というのがあって、期待していなかったほうの映画がむしろおもしろかった、という経験は案外あったりするもの。
 田村くんもご多分に漏れず、見たかった映画(なんだか忘れちゃったそうだけど)より、こちらにはまってオリジナルサウンドトラックまで買って聴き込んだそうで、「メタル少年だったオレ(今は「メタル親父」)がそれ以外の要素を養ったアルバム」。
 草野「映画の内容は結構ロックでおもしろかったよ。ジョン・ベルーシとダン・エイクロイドのコンビで。細部は忘れたけど、痛快なんだよね。また見てみてーな」
 田村「結構ばかばかしいよ」 
 ここで流れたのはライブ盤のオープニング曲。
 田村「オレの中で、ライブで1曲目に流れたら盛り上がるだろうなって」
 (たしかに、ウキウキしてくる感じ)
 これが映画のポスターかな?

 

 特集の最後に、こういう特集、いけるかもと2人。
 だけど、「B面1曲目の特集とか言っても、Apple Musicじゃ、どれB面1曲目かわかんないよね。ウィキペディアでかろうじてわかるけど」と。
 草野「でもまた助けてください」
 田村「じゃ、オレ、A面最後の曲、やるわ」
 草野「A面最後、大事なんだよ」
 田村「大事だよ~」
 毎回そうだけど、アルバム『見っけ』も、1曲目どれにしようかって悩んだそうです。


 そして最後は「ちょっぴりタイムマシン」のコーナー。
 田村くんが選んだのは、ブリッジで「Soft Cream Whistle」(1994年、2ndアルバム『PREPPY KICKS』)。
 「トラットリアレーベル! 久々に言ったよ」と。
 トラットリアレーベルは当時、小山田圭吾氏が立ち上げたレーベル。
 (ブリッジはそこに所属してたんですね)
カジヒデキ氏もメンバーで、この曲は彼の作詞作曲。
 田村「当時は甘すぎてくすぐったい感じが苦手だったんだけど、聴きこんでいくとクセになる」
 草野「その後、アイドルとかもこういう曲を歌うようになったけど、それのさきがけだったかも」
 フリッパーズやカーディガンズの1stアルバムは「今聴いても全然古くならない。独立していて、エバーグリーンな感じだよね」と草野くん。
 田村「歌はうまいより個性があるほうがいいよね・・・」
 草野「うまいだけじゃね。オレもまあ、あんまりうまくないんで、あじわい勝負を言い訳にしてますけど」
 田村「いやいや、またまた」
 (笑)


 そして、来週は、いよいよクージーがゲスト。
 「オレにとっては、優秀なロックおたくなんで、選曲が楽しみ」と。
 私も楽しみです!


 田村くんとは、「同じ匂いがする音楽おたく」というところで知り合ったわけだし、さすがに息もぴったり。ときどき私のような知識のないリスナーを置いてきぼりにするくらいのマシンガントークだったな(笑)。
 こういうメンバーが、音楽だけではなく、お互いに相手への敬意を忘れずに行動をともにして、ここまで来たんだ、ということを、今回も感じることができた。
 このバンドは、「仲良し」ってだけではないんだぞ!と「当たり前のこと」を改めて。



                             


 大相撲、けがで大関から一気に幕下?まで番付を落とした照ノ富士が十両に戻ってきて、今のところ全勝!
 がんばれ!
 あそこまで下がったら、気持ちを持ち直すのも大変だっただろう。

 異動を前にした知り合いの30代男子。
 多くの仲間やパートの女性からの「ありがとう」メッセージやプレゼント攻勢に本人は驚きを隠せない。
 次の場所では、半管理職で立場も異なるらしいけど、キミ自身は気づいていないキミのよさを失わずにいてほしいなと、離れたところからエールを。


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