隠れ家-かけらの世界-

今日感じたこと、出会った人のこと、好きなこと、忘れたくないこと…。気ままに残していけたらいい。

「オレの推しは鳴く虫系」~虫のバンドで漫遊

2023年03月01日 09時35分32秒 | スピッツ

2023.02.26
「ロック大陸漫遊記」
FM TOKYO



 2月最終週から3月へ!
 「いきなり」の質問、「パスタはお好き?」
 パスタと言えば、「昔は、スパゲティとマカロニくらいしか知らなかったけど、ホントにいろいろあるんですよね。太さによって名前が違ったりして」。
 最近は、その名前を覚えるのにはまっている草野くん。
 ショートパスタなら、「ファルファッレ、コンキリエ、フジッリ、リガトーニ・・・」とか、「試験に出るわけでもないのに、覚えるのが楽しい。イタリア語の持つリズム感が楽しいのかも」と。
 (「ちっちゃい『ツ』のあとに、レとかニとかがくる」のは、たしかに英語や日本語にはあまりないかも)
 ちなみに「ファルファッレはリボンの形、コンキリエは貝殻、フジッリはらせん状、リガトーニはマカロニのぶっといやつみたいな・・・。大丈夫かな? 間違ってたらツッコんでください」だそうです。

 そして、今日のテーマは、【虫のロックバンドで漫遊記】
 これまで、動物の名前のバンド(ココ)、フルーツの名前のバンド(コチラ)など特集してきたが、「虫も結構多いんですよ」。
 「ビートルズがそうだしね。それにワタクシ草野が好きだということもありまして」


 オンエア曲
 01 花と虫(スピッツ)
 02 Lucy In The Sky With Diamonds(The Beatles)
 03 デスコ(女王蜂)
 04 Cheated(Praying Mantis)
 05 Soul Experience(Iron Butterfly)
 06 Red Eyes(Spiders from Mars)
 07 シルエット(KANA-BOON)
 08 冬越え間近(とんぼ)


 漫遊前の一曲は、スピッツで、「花と虫」(2019年、16thアルバム『見っけ』)。
 フロントマンが虫好きってことで、虫がタイトルのスピッツ曲には、「グラスホッパー」「スパイダー」「夢追い虫」などがあるが、「ま、新しい曲」ということ、この曲を、と。
 (「鈴虫を飼う」とか「宇宙虫」もあったっけ。「花と虫」、新しい朝を前に、明るめな思いと後ろ向きになりそうな気持が並んで立っていて、スピッツだな、とうれしくなる。そうだよね、飛び出すって、大変なことなんだよね)

 最初の曲は、「虫と言えば、まず彼ら」、The Beatlesの「Lucy In The Sky With Diamonds」(1967年、8thアルバム『Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band』)。
 「ビートル」はカブトムシ、いわゆる甲虫を指す。
 「カブトムシ」は、beetle、で、「ビートルズ」はBeatles。微妙に異なるが、バンド名のほうは「昆虫の名前とビート(beat)をかけている。シャレてんな~」。
 彼らが好きだったバディホリーのバンド、ザ・クリケッツが虫の名前だったので(cricketはコオロギ)、それにちなんで、ということもあったとか。
 (ビートルズを知ったころは、カブトムシはどっちのスペルだっけ?とか混乱していました)
 アルバム『Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band』は、「オレがもってる唯一のビートルズのアルバム」。
 10代のころの草野少年は、ビートルズに興味がなかったけれど、「ちょっと聴いたほうがいいのかな」と思い、ジャケ買いしたのがこのアルバム。
 「濃い、サイケな内容で、このごちゃごちゃしたジャケットは今でも好き」だと。
  
 (最初聴いたときはそれほど好きではなかったけれど、大人になってから聴いて、はまってしまったアルバム。オープニング曲で盛り上がる。ポールのライブで聴けて感動したっけ)

 次の曲は、「カブトムシのあとは蜂」、女王蜂の「デスコ」(2011年、2ndアルバム『孔雀』)。
 このバンドは草野くん自身がずっと注目していて、「独特の世界と完成度の高い音楽」。
 昨年のJAPAN JAMでメンバーとすれ違ったそうで、「ステージ衣装ということもあって、ロックスターのオーラがすごかったね」(おいおい・・・)
 「ホントはオレ、挨拶したかったんですけど」、片隅でかたまっていたそうです(笑)。
女王蜂 『夜天(STARRY NIGHT)』Official MV
 (草野くんが挨拶できなかったの、ちょっとわかる気がする。(笑) 気後れしそう。)


 メッセージコーナー。
 受験時に「けもの道」を応援ソングとして聴いていたリスナーさん。「あきらめないで♪」「怖がらないで♪」という歌詞に背中を押されたそうです。
 そして、「マサムネさんにも応援ソング、ありますか?」。
 「お力になれたのなら、うれしく思いますが」と控えめな・・・。
 草野くんは「歌詞がないほうがいい」そうで、気分が沈んだときに応援ソング的によく聴くのは、2002年の映画『タイムマシン』のサントラ。
『タイムマシン』(2002)日本版劇場予告編
 彼の語りのバックに流れる曲、「映画の評価は低かったんですけど、音楽がすごくいいんですよ」。個人的には、映画もとてもおもしろかったそうだ。


 次は、「カマキリ、いってみましょうか」、Praying Mantisの「Cheated」(1981年、デビューアルバム『 Time Tells No Lies 戦慄のマンティス』)。
 1980年前後に盛り上がった、ニューウェーブ・オブ・ブリティッシュ・ヘビーメタルバンド。
 のちに大スターになったアイアン・メイデンやデフ・レパードに比べると知名度は低いけれど、ほかのバンドと違ってよりメロディアスな曲を売りにしていたので、「それなりの存在感があった気がします」。
 草野くんは、この曲が入っているデビューアルバムのジャケットが「すごい好き」。エイジアのアルバムのイラストを手がけたイギリスの巨匠、ロドニー・マシューズの作品。「ファンタジックなカマキリの絵がステキです」
  
 (気分が上がる楽しい楽曲。)

 「カマキリの次はチョウチョです」、Iron Butterflyの「Soul Experience」(1969年、3rdアルバム『Ball』)。
 Iron Butterflyは、ココでも紹介されました。
 60年代に人気だった、アメリカのサイケデリックバンド。「結構有名なバンドです」
 「In-A-Gadda-Da Viva」という曲がヒットしたが、「どの曲もサイケな感じでイカしてる」。
 このバンドの一部が、先日のロッド・エヴァンス特集(ココ)で流したCaptain Beyondのメンバーになっている。



 メッセージコーナー。
 鼻の頭が赤くなるくらい寒い日でも「散歩するのが大好き」なリスナーさんは、とくに散歩コースの途中にあるブランコに乗るのがとくに好き」。でも誰かがいると乗れないので「不完全燃焼で帰ることが・・・」。
 「草野さんの散歩におけるルーティンは? 散歩で気分が上がることは?」
 草野くんは、単純に「かわいいワンコ」を見ると気分が上がる。
 ちょっと前には、散歩しているミニ豚と出会ったそうで、「ミニ豚もかわいかったね」。
 夏の夜から早朝に散歩して、地中から出て木にしがみついているセミの幼虫を見ると、「がんばれ! 脱皮して成虫になってください」と応援モードになるそうだ。
 そして、このリスナーさんに、「寒いのが好きなのはいいんだけど、耳のしもやけに注意して」と。厳しい寒さのときは、イヤーマフとか耳が隠れるニット帽を・・・と。
(優しい・・・)

 交通事故に遭ってしまったリスナーさん。
 そのときは「死んだ!」と思い、スピッツの「エスペランサ」を聴きたいと思ったが、回復した今は「僕はきっと旅に出る」をラジオから猛烈に聴きたい!!と。
 今は、スピッツのツアーがあるから生かされている!と(わかるわかる)
 「いやー、ご無事でなによりです。ご自愛ください」(ほんとうに)
 いつ死んでも後悔しないように生きる・・・(すごいなあ。)
 草野くんは、いい感じの曲ができたとき、「この曲をレコーディングし終わるまでは死ねないな」とよく思うそうだ。曲を作るとか好きなことをさせてもらっていることが「生きるモチベーション」になっている、と。


 次は、Spiders from Marsの「Red Eyes」(1976年、唯一のアルバム『Spiders from Mars』)。

 このバンドは、「オレの大好きなデヴィッド・ボウイさんの『ジギー・スターダスト』(原題は『The Rise and Fall of Ziggy Stardust and the Spiders from Mars』)で演奏していたバンド。
Live Spiders from Mars and David Bowie Ziggy Stardust - Rare Video & Audio
 そして、デヴィッド・ボウイとミック・ロンソンが抜けたあと、バンドの名義はそのままで新たなメンバーを入れてアルバムをリリースしていた。
 今回の特集を「昆虫」ではなく「虫」に限定したのは、「spiderが昆虫ではない」から。
 昆虫の定義は、「体が、頭・胸・腹の3つのパーツに分かれている」「足が6本」。で、クモやムカデは昆虫ではない。
 Spiders from Marsは、「デヴィッド・ボウイさん的なクセを抜いたグラムなロックンロール」。
 「これはこれでカッコいいです」
 (素直にカッコいいです)

 最後の曲は、KANA-BOONの「シルエット」(2014年、5thシングル/2015年、2ndアルバム『TIME』に収録)。
 KANA-BOONはとくの虫にこだわってつけたバンド名ではないそうですが、「虫好きの私からしたら、カナブーン、いい名前だな、と思いましたね」ということだそうです。
 草野くんがかつて知床でトレッキングしたとき、出発前にネイチャーセンターの方が、「今朝クマが出たので気をつけてね」と注意してくれたそうで、草野くんからしたら、「え、笑顔で、クマ出た!って言うんですか」という感じだったとか。
 でもクマは、実際は警戒心が強いから、人が大勢で歩いているところには近づかない。
 それで、ラジオをつけながら歩いたら、「そのときKANA-BOONが結構かかってて、勇気づけられた思い出がある。KANA-BOONのおかげでクマに遭わずにすんだのかもしれない」。
 (相方は、クマ出没ご注意!を見ると、歩くスピードが速くなる。クマが出そうにないような山に行くときも、必ずお気に入りの音色の小さなカウベルをザックの底にひそませている)
 (KANA-BOONのこの曲、勢いがあって、足取りが軽くなるかも)


 特集の最後に。

 子どものころは、「将来は昆虫博士?」と言われるほど、昆虫採集や昆虫の飼育にはまっていた草野くん。
 高校生になっても、友達とテントをもって山に昆虫を探しに行っていたそうだ。
 上京してからは、あまり昆虫に触れることもなくなった。そろそろ「老後の楽しみで虫の観察とか始めたい」。
 虫好きというと、クワガタとかカブトムシ、チョウチョが好きという人が多いが、「オレの推しは、鈴虫とか松虫とかキリギリスなどの鳴く虫系です」。


 今回の「ちょっぴりタイムマシン」は、とんぼの「冬越え間近」(1978年、10thシングル)。
 (イントロは、なんだろう。「花と虫」じゃないよね? オープニングでかけたしね)
 「今日はこのコーナーも虫で行こうと思います」
 もともとは、「とんぼちゃん」という名前で活動していた秋田県出身のフォークデュオ。おもに70年代に人気だった。
 「え、『とんぼちゃん』って何? とつかまれたわけで、この名前でなければ、興味をもたなかったかもしれない」と。
 70年代後半の「いかにもニューミュージックという曲」だが、時代背景が浮かんでちょっとせつなくなる、と。
 作曲は、元オフコースの松尾一彦さん。


 来週は、「スライドギターのロックナンバーで漫遊記」。
 スライドギターとは、スライドバーという楽器を使って「キュ~ン」?という音を出す奏法。
 ガラス瓶を使ったこともあるので、ボトルネック奏法と呼ばれることもある。
 そのスライドギターを使ったロックナンバー特集です!


 「草野さん、もし改名するなら、と考えて百通りもあるんですけど、きいてくれます?」



                              


 ベルゲンに問い合わせたらOKだということなので、ゴースカつながりのわが家のアクリルスタンドをどうぞ!
  
 アンパンマンとのコラボ(笑)。
 メンバーの立ち位置を変えると、また違った雰囲気になります。


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