隠れ家-かけらの世界-

今日感じたこと、出会った人のこと、好きなこと、忘れたくないこと…。気ままに残していけたらいい。

ちょっと遅れたけど、「横浜のスピッツ」を!

2010年06月27日 21時23分30秒 | ライブリポート(スピッツ)

SPITZ JAMBOREE TOUR 2010
2010年6月22日(火)  神奈川県民ホール


セットリスト
01  初恋クレージー
02  8823
03  君は太陽
04  ビギナー
05  愛のしるし
06  群青
07  つづみ
08  日なたの窓に憧れて
09  スターゲイザー
10  海とピンク
11  白クマ
12  ナイフ
13  愛のことば
14  恋する凡人
15  チェリー
16  スパイダー
17  放浪カモメはどこまでも
18  メモリーズ・カスタム
19  俺のすべて
20  ヒバリのこころ

ENCORE
01  けもの道
02  花の写真
03  猫になりたい


●ライブと直接関係ないけど、最前列のご夫婦
 ステージが暗くなったとたんに、一気に熱気を帯び、男女入り交えて上がる歓声。
 男の子度、高かったです。
 遠く3階から眺めていたけど、最前列の田村寄りに中年(ひょっとすると60代くらい?)のご夫婦発見。あんなところに関係者はいないだろうし、ファンなんでしょうね。たまに気になって見ていたんだけど、拳こそ振り上げなかったけれど、手をたたいたりして楽しそう。最後まで席に座ることはなかったと思う。そうそう、草野が「俺のすべて」で最前列の人たちとタッチしていたとき、男性は身を乗り出して手を差し伸べていたっけ(無事にハイタッチできたかは不明)。背の高い夫と、小柄なかわいい妻、という絵でした。 

●新曲たち
 テレビのCM(「ビギナー」)やYouTube(「つぐみ」)ですでに何度も聴いているから、すでに純粋な新曲ではなくなっているけど、でもリリース前に聴けるのは新鮮(この日がフラゲでした)。
 最初は「ビギナー」のメロディーラインが印象的という人が多かったようだけど、「つぐみ」のキャッチーな感じ、いいよね。優しいメロディーと強くてちょっとアンバランスなリズムが心地よい。甘くなりすぎないところが好き。
 「恋する凡人」でのボーカルのサイドギターっぷりはなかなか。正確なリフを刻むときはテツヤのほうが安心感あるけど(「8823」とか)、ここではボーカル、がんばったね、かっこいい。

●記憶の部屋
 かなり遅れたレポなので今回はMCメインで逃げようと思うんだけど、印象に残ったシーンをちょっと。
 最初のほうだったから、たぶん「8823」だと思うんだけど、テツヤサイドに田村がきて、二人ちょっとだけ並んで演奏、はかっこよかった。
 テツヤはいつもよりガシガシと腰を落として演奏する姿が多かった気がする。結構好きです。
 照明は相変わらず美しい。今回は赤と青とシルバー(白)がポイントっていう感じ。
 ボーカルは赤がよく似あうかも。
 「放浪カモメはどこまでも」で、最後ステージが一瞬明るくなって4人を浮き上がらせる。そのときの4人のストップモーションが、脳裏に焼き付いて離れない。
 「海とピンク」、なんてかわいい曲なんだ! リリースされたときはとくにどうってことなくスルーしてたかもしれないワタシ。今になって情けないなあ、と。これ、最近聴いてないけど、CDとアレンジかえてる? それともまんま? どっちにしても、こんなに妖しくチャーミングでキレのいい曲だったなんて。
 「ナイフ」は聴かせてくれる。もっと認められていい曲なんだよなあ。
 数年前はライブでよく聴いてた「猫になりたい」。ゴースカのランキングでは殿堂入りした人気曲。歌詞がとにかく秀逸。草野の声が冴えわたり、テツヤのギターが胸に残る。
 もっといろいろあるけど、また改めて。じゃないと、今日中にUPできないし。



MC編 (ライブの進行とは順不同。私のメモメモに則って)

●例によって、「Tuesday Night」
 「今日はみなさんの貴重なTuesday Night を、いただいてもいいんですよね。・・・いただきます」って。
 「チューズデイ」、ちょっと言いにくそうな草野でした。

●「なう」
 Twitter の話題で。「俺はやってないんだけど」と言いつつ。
 「~なう」っていうのを、「語尾にむりやり『なう』をつけて動詞にしているのかと思った」って。え?
 そこで「~へいざなうナウ」とか「おぎなうナウ」とか、意味わからんことを言ってたな。笑いはとってたぞ。
 「なう」つながりは、メンバー紹介でのクージー。
 イヤモニの中の乾燥剤の名前が「ドライナウ」だったと。「こいつ、つぶやいてるな」と思ったそうです。
 これをきいた草野、「ありがとうなう」とか、つぶやいてなかったですか? はっきりじゃないけど、そう聞こえたんだけど。
 そういえば、草野は「フラゲ」も知らなかったようだ。「フライングゲットっていうんですね。・・・フラゲ、できます」って。まさしく「つぐみ」フラゲの夜でした。

●「夏至大好きっ子」
 草野は自分のこと、「夏至大好きっ子」と言ってました。いつまでも明るいから得した気分になるって。ああ、わかるな。
 ちなみに1年でいちばん好きな日が「夏至」で、2番目は「おおみそか」とか。どっちも地味だけど、なんかわかる。
 「なぜなぜ病」のテツヤが「じゃ、あすからは日が短くなっていくの?」と尋ねると、ちょっと口ごもって「(正確なことは)知らないんだけど」って。
 そのあと、「日が長い」というのはいいことばかりじゃなく、スコットランドでの撮影では、「暗くなったら撮影終了」ということなのに、向こうは10時になっても明るいから、「俺たち、だまされた」って田村君。
 「みんな目の下にクマ作って、顔色が土色で」とか。だけど「俺はわからないからね、サングラスしてるし」とテツヤ。
 このあたりから、南極とか北極とかの話題にむりやりむずびつけながら、新曲の「白クマ」の曲名紹介へ。静岡では、「静岡に白クマつながりないよね~」とあきらめていたけど、ここでは「夏至」からきたか、と。
 その過程を聞きながら、腕組みしたテツヤが大きく何度も首を振って、「そこに行くか~」みたいなリアクションしていたのが笑えた。

●人と違うことを
 どんなつながりだったか、若いころは「人と違うことをしたかった」と草野。そういうことがかっこいいと思っていたって。あ、今でもそういうところありますよね、あの人たち。
 そんな昔のお話。スピッツ結成前、草野・田村でバンドをやっていたころのこと。
 「俺、今のDAIGOさんみたいな革の手袋してたことあったよね」とウィッシュのポーズ。
 田村はうれしそうにうなずいて、「あったあった!!」
 草野は前髪の一部をなが~くしていたらしい。
 服装の話や、「時代を先取りしてた?」「でも、かっこよくはなかったよね」なんて言ってたら、田村君、「こういう話、どこまで言っていいのかわからない」って。恥ずかしいけど、でも懐かしい時代か。いいなあ。
 「人とは違うこと」つながりで、「ガンズのライブに4人で行った次の日のライブで、俺以外の3人、ガンズのTシャツ着てたよね」と草野。
 ロックバンドがみんな同じTシャツっていうのもどーなの?ということだったらしいけど、「小さなサークルの中で俺は違うって主張してただけなんだよね(かっこ悪い?)」って。「あのとき、俺も着ればよかったね」。
 昔、田村+テツヤがメガネだったことがあって、「ロックバンドで、これはどーなの?」と思ったけど、今はけっこういるよね」
 ちなみにてつやは「べっ甲風」メガネだったそうです。うーん、テツヤのセンスは認めるけど、これはどうなんだろう。

●「ブルーライト ヨコハマ」
 ご当地ソングは、「ブルーライト ヨコハマ」。ギター弾き語りで、結構長めにやってくれました。
 「歩いても~ 歩いても~♪」のさびの部分。
 これが歌謡曲調っていうか、いつもと全然違って、なかなかおもしろい。女性の歌を歌う草野は結構魅力的かも。あの声だし。
 めちゃくちゃ、キーをあげて歌ったのに、「もっと高くても大丈夫かな?」ってもっとあげて再び。
 「揺れて あなたのう~での~な~か~」の「う」はかなり高かったけど、軽く響いてた。会場、酔いしれていました、たぶん。隣の女の子、「うま~い」って。
 草野はそんな自分を自虐的に「なんか、普通のおじさんですね」って。「普通のアラフォーです」。
 それに反応してテツヤ、「今、俺を見た? 俺は普通じゃないよ」って。
 草野も「テツヤはちがう」って。たしかに、普通のアラフォーではありません。

●鼻血事件
 崎ちゃんは「さざなみツアー」でのライブDVDに納められた鼻血事件のことを。
 「あれ、収録したの、この会場なんだよね」って。へえ、そうなんだ。
 ま、大半のファンはあの映像を見ていると思うんだけど、そこはスピッツ。見ていないファンのために、結構詳しく説明してくれました。
 「若い時はよく出たのにね」「最近は出ないね」と続き、崎ちゃん、「俺もあれ以来出てない」って(笑)。

●伝書鳩?
 ネットもケイタイもないころの話。
 高校のころは女の子のうちに電話するのも大変だったと。
 草野がガールフレンドに電話すると相手の父親が出てきて、
 「○組の草野といいますが、ホニャラ子さん、いますか」「もう寝てます」みたいなやりとり。
 次の朝学校で聞いたら、まだ寝てなかったって。
 そのとき、「伝書鳩でも使わなくちゃね」みたいなこと言ってたような、。
 ああ、伝書鳩か~。この人、かわいいこと言うなあと思ってしまった。
 そこから、「インターネットもケイタイもなかったころの曲を」と言って、「日なたの窓に憧れて」へと。

●横浜デート
 田村のアマチュア?のころのデートの話。あんまりデートの経験もなかったころのことらしい。
 しょぼい遊園地に行って、中華街で夕飯を食べるお金はないから飲茶食べて・・・、そうすると夕方にはデートは終わっちゃうから、「何もなかった」って。
 田村「しょぼい、はマズイね」
 草野「趣がある?」
 なんて、やりとりも。青い時代のお話です。そんなことを思い出しながら「日なた~」を演奏していたそうです。
 PVの撮影もしているし、横浜はスピッツと縁のある地だと。「つぐみ」は「公園があって、お墓があって、女子高校生がいて(フェリス?)」・・・これだけ情報あれば、だいたい見当がつく?
 田村「東京より横浜のほうが縁がある?
 草野「そう言っちゃっていいの?」
 田村「だって、そうだもん。ま、ここではそういうことにしておこう」
 
●三本の指に入るおいしさ
 学生のときの友人が就職したときに、中華料理をおごってくれたときの話。
 スピッツはまだお金のないころ。
 草野と田村の友達でしょうか。
 あのときの中華は「今までで三本の指に入るくらいうまいメシだった」そうです。
 草野は回るテーブルでの中華料理ははじめてだったらしい。
 あまりにおいしくて出てくる料理を次から次へとたいらげて、最後のご飯が出てきたときには、もうおかずはのこっていなかった。
 「ご飯だけで、どうやって食べたらいいかわからなかった」は田村。
 「ご飯の甘みがはじめてわかった」 は草野。

●「あきらめないで~」
 「最近、マサムネが真矢みきの『あきらめないで~』を真似するから、『けもの道』のとき、それを思い出しちゃう」とクージー。
 草野は何回か、「あきらめないで~」やってました。案外似ているかも。

●万歩計
 休みの日の夕方に万歩計を見たら「200歩」だったとテツヤ。これはまずいなと散歩に出かけたらしいけど。
 朝起きたら万歩計をつけるのが日課とか。
 みなさん、ご存じでしょうけど、万歩計って、ある程度連続して歩かないとカウントしない。私も朝起きて万歩計つけるのが日課だけど(笑)、掃除機をチンタラかけていて200歩くらいだったときにはがっくりきた。
 テツヤは最近、目もヤバイらしい。「文庫本とか、こうやって目から離したり近づけたりして読んでる」とか。
 草野は、「そう? おれはまだ大丈夫。でも夜暗くなるとちょっと見えにくい。これは栄養のせいかもしれないけど」。ビタミンA?

●三輪テツヤ遭難の地
 京都の坂本龍馬が暗殺された場所には「竜馬遭難の地」という石碑が立っているらしい。
 テツヤがそこを訪れたとき、撮影しようと思ってカメラ片手に近づいたら、近くにいた女子高校生が「キャー!!」って。
 「キャー! (スピッツに)会えたー」、じゃなく、「キャー、怖い!」だったらしい。
 草野が「そゃ、怖いよ」と言ってました。
 その前に、テツヤが「京都で龍馬が死ぬんだよね。あ、言っちゃった」って。これが妙に笑えた。大河ドラマのネタばれ言っちゃった、マズイ!みたいな。会場、受けてました。
 あそこに行ったら、ここで三輪テツヤが遭難したことを思い出してほしいって。

●危なかった?耳かきの話
 テレビの話題。テツヤも草野も見ていた情報番組?
 テツヤ「耳かきは1センチくらい入れるのがちょうどいいらしい」
 3センチだと入れすぎ?とか、そんなやりとりのあと、
 テツヤ「耳かきは毎日じゃしすぎらしいね」 
 草野「でも気持ちいいけどね。2か月ぶりだったら、もっと気持ちいいかも」
 のような無邪気なやりとりでしたが、 微妙な空気の中で終了。
 これはちょっと危ない方向?(笑)
 テツヤが自分の暴走をさえぎってくれないマサムネに戸惑ったか、あるいはテツヤの暴走の気配に気づかずについていってしまった自分にマサムネが戸惑っているか。
 このどっちかか、あるいはその両方だと思うんだけど、いかがですか?

●Pacific Oceanへ
 最後の盛り上がりの前に。
 「お前らを~、あのパシフィックオーシャンの向こうへ連れて行きたいんだけど、ついてきてくれるかい」 会場、失笑。
 「恥ずかしがらずに・・・。いちばん恥ずかしがってるのは俺だけど」
 今回のツアーお決まりの「お前ら~」を聴かせてくれました。


 こんな感じでしょうか。
 ニュアンスだけ受け取ってください。もう一週間経ってしまったので。
 ライブは本当に熱くて、うれしくなるくらいかっこよかったのですが、MCのユルユルも捨てがたいものがあります、いつもいつも。
 
ちなみに画像は、ライブ前に友人と久々の楽しい話をした「大さん橋」です。


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