2021.09.26
「草野マサムネのロック大陸漫遊記」
FM TOKYO
番組冒頭で・・・、「9月も最終週。いよいよ10月・・・」。
(ああ、ホントに早いよなあ、と相変わらず)
先日の『マツコの知らない世界』を見ていた草野くん。
ゲストのKREVAさんが文具について語る際に「歌詞を作るときは油性ペン」と言っていて、それに同意を示すマツコさんにも、「あれ、どうなの?」と。
草野くん自身は鉛筆やシャーペンを使う派なので、「会話に入れねーわ」。
メモでも原稿でも「メチャメチャ書き損じが多い」そうで、鉛筆系じゃないとヤバイ人だそうだ。消しゴムの消費がすごい人・・・。
当然、iPadを活用し、この番組の進行表もそれで作成しているそうです。
(基本、「書く」より「打つ」ほうが断然優勢な日々。でも手紙やハガキ好きな私はその際は安い万年筆愛用。で、実は鉛筆大好きおばさんなんで、実家の母が保管していた大量の鉛筆を死ぬまでの間、全部使いきれるか、無理ならどれくらい減らせるか、メモなんかでチャレンジしている。消しゴムとかわいい鉛筆削りが座右の友? 実は鉛筆を削るのが趣味みたいなところはある。ナイフで結構巧みな技術保持者。でも、たぶん使い切るのは無理だろうとわかってはいる。すみません、自分語り・・・)
今日は、【クセになる面白ソングで漫遊記part.4】。
「もう4回目になるんだね~」ということなので、以下が1~3回。オンエアリスト知りたい方はどうぞ。
Part 1 https://blog.goo.ne.jp/kakera1221/e/743f619d647e22f5bdfe55dd17df86d7
Part 2 https://blog.goo.ne.jp/kakera1221/e/37301e896d76c31aa0177b0ba45f2480
Part 3 https://blog.goo.ne.jp/kakera1221/e/be86d98fa59cf18f8f302e9562c50ea9
これまでは、ふなっしーのCDリリースに際して特集を組んできたけれど、「なかなかリリース難しそうなんで」、今回は「ふなっしーに関係なくセレクト」だそうです。
草野「おもしろいかどうかは草野の独断なので、そのへんはツッコまないでご容赦ください」
オンエア曲
01 ありがとさん(スピッツ)
02 バカボンの国のポンパラスの種(Rosa Luxemburg)
03 To Sing a Metal Song(Van Canto)
04 安めぐみのテーマ(水中、それは苦しい)
05 It's No Game (Pt.1) (David Bowie)
06 カオリバー(辻香織)
07 初恋バンザイ!(笑福亭鶴瓶)
08 Anata Bakana(Yamasuki Singers)
09 下っ端 (Live) (金玉)
10 醒めない(スピッツ)
漫遊前の一曲は、スピッツの「ありがとさん」(2019年、16thアルバム『見っけ』)。
草野「この番組がオンエアされてる頃は無事にNEW MIKKEツアーを終えているかな?という願いと、それに関わってくれたすべての皆さんに感謝を込めて」
(歌詞の柔らかさと優しさと、太くてずっしりとしたサウンドがいいバランス)
最初の曲は、「80年代の活躍した、今ではレジェンド的なバンド」、Rosa Luxemburgの「バカボンの国のポンパラスの種」(1986年、デビューアルバム『ぷりぷり』)。
ギター・ボーカルのどんどさん、ベースの永井さんはのちに、ボ・ガンボスを結成する。
この曲の肝は「バカバカしいことを一生懸命やることで得られるおもしろみ」。
彼らは演奏がうまいので、「よけいにおもしろく感じていました」と。
草野くんが上京した頃、彼らがローソンのCMに出ていて、「それで興味をもって、よく聴いていた」。
またドラムの三原さんには、アルバム『ハヤブサ』のころに、ドラムチューナーをお願いしていたそうだ。
繰り返される「バカボン バカボン バカボン」のリズムのノリがおもしろく、「ここは、『リコピン リコピン』でも「のり弁 のり弁」でもいいんだよね」と。
そして次は洋楽で、Van Cantoの「To Sing a Metal Song」(2010年、3rdアルバム『Tribe of Force』)。
Van Cantoは、ドイツのアカペラメタルのバンド。
ドラム以外は人の声。「特にギターソロがすごいです」。
本当はふつうのメタルバンドをやりたかったが、ギターやベースのメンバーが思うように集まらなくて、こういう形になったとか。
アルバムも何枚か出しているので、「結構人気あるのかな。ライブが見てみたい」。
曲終わりに、「ボーカルはちょっとメタリカ以降のメタルっぽかったですね」。
Van Canto - Kings of Metal (Official)
(意識しないで聴いていると、普通にベールラインが心地よい)
次は、〈水中、それは苦しい〉 の「安めぐみのテーマ」(2006年、3rdアルバム『顔にやさしく』)。
「安めぐみ」の名前を連呼する曲。「聴いてると、『安めぐみ』でゲシュタルト崩壊を起こしそうになる」と。
草野くんはメンバーとは会ったことがあるそうで、「安めぐみさん本人にはちゃんと了承を得ているそうです。おもしろソングというより、聴いていると頭がぼ~っとしてくる、不思議な曲」と。
メンバーの名前もおもしろく、ボーカル・ギターは「ジョニー大蔵大臣」、ヴァイオリンは「セクシーパスタ林三」(パスタを作るのがうまいらしい)、ドラムは「アナーキー吉田」。
(言葉遊びも笑っちゃうけど、きれいなメロディーも含まれている)
水中、それは苦しい「ホタルイカの光」PV
(聴いていたら、なんだかちょっと切なくなってしまった・・・。まじめにやれば二枚目なのにどうしてもふざけちゃう、小学校時代の男子のクラスメートを思い出してしまった)
2012/6/23、水中、それは苦しい・ライブ2@高円寺UFOクラブ
(MCの言葉選びが秀逸。ライブで癒されたいかも)
次は、David Bowieの「It's No Game(Pt.1)」(1980年、13thアルバム『SCARY MONSTERS』)。
アルバム『Let’s Dance』で再びブレイクするちょっと前のアルバム収録の曲。
イントロのナレーションは、日本人女性の廣田三知さん。「洋楽聴いてていきなり日本語が出てくるとびびっちゃう」おもしろさ。
(イントロだけじゃなく、ナレーション出まくり!)
この独特のナレーション、「何度も聴いていると真似したくなる」と言って、真似をするDJ。廣田三知さんは、Sparksの名盤『キモノ・マイ・ハウス』のジャケットにも登場している。
次の曲は、辻香織の「カオリバー」(2017年、4thシングル)。
最近、「ちょっぴりタイムマシン」のコーナー(ココ)でも紹介した辻香織さん。
彼女の曲をサブスクで探していたら、「結構おもしろソングもありまして」。
この曲は、「なんと説明していいかわからないのですが、中高年の方は曲の随所で、あれ? あれあれ?ってなると思います。とくにサビはしばらくの間頭の中をグルグルして、2、3日口ずさんでしまいました」。
そして、「資料がないからわからないけれど、オレら世代か、それ以上の年齢の人が作曲してるんじゃないかな」と。
(わかるわかる。懐かしいメロディー、心地よいテンポは、あの日の思い出・・・)
彼女は定期的にカオリバーというイベントを主催しているようで、「タコの酢の物とビールで参加してみたいな」。
次は、笑福亭鶴瓶の「初恋バンザイ!」(1976年、シングル「はやく人間になりたいッ!」のカップリング)。
草野くんがサブスクをあさっていて、「たまたま見つけた曲」。1976年ころのテレ東(当時は東京12チャンネル?)のバラエティー番組の主題歌らしい。「当時は福岡では放送してなかったんじゃないかな?」
草野「歌の内容からすると、フィーリングカップル的な? あるいは初恋の相手をリサーチ・・・のような番組だったのではないかな」
映画『バケモン』で感動した草野くんにしてみれば、「今こそ、聴くべき曲では??」と。
(たしかに、まだアフロのころの鶴瓶さんでしょうね)
最後は、Yamasuki Singersの「Anata Bakana」(1971年、コンセプトアルバム『Le Monde Fabuleux Des YAMASUKI』)。
クセおもPart 1(ココ)でもセレクトされたバンド。
70年代フランスのダニエル・ヴァンギャルドさん(ダフト・パンクのトーマ氏の父親)による音楽プロジェクト。
日本語をしゃべれないフランス人が日本語をイメージしてデタラメに歌っている。「タモリさんのでたらめ外国語みたいな感じかな」
ZO-3でワンフレーズ歌って、「このメロディーが頭に残って。みなさんの頭にも残ってほしいな・・・と」。
特集の最後に。
邦楽のおもしろソングはまだまだあるそうだけど、「洋楽のほうはちょっとネタ切れかな」と。
草野「次は、洋楽のおもしろソングが4、5曲たまったところで、あるいはふなっしーの新曲がリリースされたタイミングでやろうかな」
番組の箸休め的なゆったり感で、楽しみです。
そして、「ちょっぴりタイムマシン」のコーナー。
(今回もわかりやすく「トンガリ’95」。)
曲は、金玉の「下っ端(Live)」(1973年、デビュー曲)。
今回は、「このコーナーも、ややおもしろ、でいこうと思うんですが」
金の玉と書いて「コンギョク」。
70年代のポプコン(ヤマハポピュラーソングコンテスト)にも出場していた兄弟デュオ。
フォークデュオだと思われるが、「この曲は当時流行っていたシカゴやチェイスとかのブラスロック的なアレンジが施されている。ボーカルのしぼりだすような歌唱スタイルが熱くて、かなり盛り上がる」と。
本業のクリーニング店を営みながらマイペースで活動しているそうで、たしかにネットに画像があがっていた。
そして来週は、「キッスのソロアルバム漫遊記」。
ロックファンなら知っているキッスの話題、1978年にメンバー4人がそれぞれにリリースしたソロアルバムに注目! そこからのセレクトで漫遊だそうです。
(ロック大陸漫遊記ならでは。すごく楽しみ)
そして、「草野さん、枝豆はゆでるよりもチンが楽ですよ」(え、そうなの?)
リクエスト募集は、「カラオケで歌ってみたいロックナンバー」。
「あなたの十八番のロックナンバー」でもOK大丈夫です、スピッツ以外で。
〈水中、それは苦しい〉のジョニー大蔵大臣さんがつぶやいている。
https://twitter.com/j_ookura_daijin/status/1442143619444457473
辻香織さんも。
https://twitter.com/neokaori/status/1442329758717468679
食べ物ソングのランキングなんてあるんだな。
チェリーはたしかに「サクランボ」だ。
でもず~っと、cherry blossomしかイメージしてなかったな。
https://nlab.itmedia.co.jp/research/articles/386861/2