■雪の朝
格別の思いはないけれど
目覚めたときの不自然な静けさ
窓の外は 無音の世界
止まっていた時間が 動きはじめる
裸にされた木々が 叫び声をあげて
かたまった寒さを私に教える
雪がすべてを隠すなんて
そんなまやかしは信じないけれど
墨絵のような光景がこっそりと
誰かの声を運んできた
車の音も 人のざわめきも
透明の袋に覆われる
ずっと昔の 懐かしい朝が
恥ずかしそうに ドアをたたく
今日は誰でも迎え入れて
優しい言葉で 話をしよう
▽自宅近くの公園
格別の思いはないけれど
目覚めたときの不自然な静けさ
窓の外は 無音の世界
止まっていた時間が 動きはじめる
裸にされた木々が 叫び声をあげて
かたまった寒さを私に教える
雪がすべてを隠すなんて
そんなまやかしは信じないけれど
墨絵のような光景がこっそりと
誰かの声を運んできた
車の音も 人のざわめきも
透明の袋に覆われる
ずっと昔の 懐かしい朝が
恥ずかしそうに ドアをたたく
今日は誰でも迎え入れて
優しい言葉で 話をしよう
▽自宅近くの公園