今年もありがとうございました

2019.12.31（火）



　昼間は暖かい日差しに包まれて駅までの道を歩いたけれど、いざ日が落ちると、あっという間に気温が下がり、北風が吹いて、歩きながら体が震えた。
　こうやって、この年が過ぎていく。
　なかなか思うようにいかないのは今年に限らず、ああだこうだと文句とも不安ともつかない言葉を吐きながら、長いようであっという間の時間を過ごす。いつだってそうだ。
　そんな浮遊する不安定な先の見えない思いは、別に若い人の特権ではなく、びっくりするくらいの年齢になっても、大して変わらないものだ。
　道を歩き、電車に乗り、さまざまな人の仕草や表情を見ながら、こうやって一年が終わる。
　素直になれないひねくれ者でも、ときには真摯に何かを願ったり、少し優しい視線で待ちゆく人を眺めたりする。
　こうして年を見送り、自分を顧みて、また新しい年を迎える。その繰り返しを、最近は諦めとほんの少しの期待でいとおしく思うようになった。

　そんな年の暮れです。
　ここでは、実に気ままに好きなことを書いて、何かを発散させている。
　仕事ではなく、趣味でもなく、でもなんとなく日常のルーティンに近い場所。
　日記ではなく、誰かが覗いてくれる不思議な場所。
　いつまで続けても、終わらせても、誰かを期待させたり失望させたりすることのない、愉快な場所と時間。
　でも、覗いてくださるみなさんには、今年もありがとうございました、と心から言います。
　浮気なワタシを変わらず引っ張ってくれる大好きなスピッツのことも、日常の愚痴もないまぜにして、こんな雑多なところでよかったら、また来年もよろしく！です。

　・・・あ、だらだら書いたり、合間に部屋を片付けたりしていたら、いつの間にか、2020年になっていました。
　新年のご挨拶は、またのちほど。



　急ぎの諸々があってテレビはゆっくり見られなかったけれど、たまたま見ることのできたビートたけしさんの「浅草キッド」にちょっと感動。
　思いがけず・・・です。