2009年8月22日(土) ロックロックこんにちは! in 仙台~10th Anniversary Special
国営みちのく杜の湖畔公園 みちのく公園北地区『風の草原』
12:00開演 20:00終演
実は、コチラから続いています。興味のある方、お時間のある方は、よかったらどうぞ!
●演奏で魅せてくれた ASIAN KUNG-FU GENERATION●
力とパフォーマンスで魅せてくれたベテラン、ユニコーンのあとは「若手実力派」(って言われていますいね)ASIAN KUNG-FU GENERATION (以下、「アジカン」で失礼します)。
最初のMCで、自分たちのイベント(ナノムゲン、これはマジでいいイベントでした!)にスピッツが出てくれたので恩返しに来てみたら、「トリ前って…」と苦笑いしていたっけ。ユニコーンとスピッツに挟まれて?
でもそういうことは「口にはしたものの」関係ないんだろうな。自信にあふれている感じだし。リップサービスですか(笑)。
「オレたち、たぶん今回いちばん地味だと思うけど(会場、笑い)、でも燃えていますんで」がかっこよかったです。
ナノムゲンではすみっこでの体験だったので、今回はスタンディングの後方ながらセンターです。じっくり堪能できました。
【セットリスト】 ←ツレが大ファンなので間違いないと思う。順番はどーかな??
○ワールドワールドワールド
○アフターダーク
○ループ&ループ
○リライト
○藤沢ルーザー
○Re:Re:
○アンダースタンド
○君という花
○転がる岩、君に朝が降る
オープニングのインストロメンタルから聴かせてくれる。
ツレが言うには、「ゴッチ、なんだかいつもより楽しそう」とのこと(私は「いつも」は知らないんで)。
「リライト」「アンダースタンド」がまた聴けたことがうれしかった。
音が重くてがっしりしていて、それで実はメロディーが美しい(的確な表現ではないけど)ところが胸に響く。
何も飾りはないけど演奏で聴かせました!というかんじかな。
MCで、「さっきから気になっているんだけど」とオーディエンスのほうを指して、「掲げてるタオルに『フランス人』て書いてあるんだけど、『ン』が『ソ』になってるから」って笑っていたっけ。
「ここは雰囲気いいですね、ときどき牛の匂いもしてきたり」って。ホントにたま~に風に乗って牧歌的な匂いが漂ってくるの(笑)。
「来年も(ここで)やったらいいと思います。俺はそう願っています」 最後にきっぱりとこう言ってくれました。
アジカンのブログ(ココからどうぞ)に、きれいな写真と、楽しかった打ち上げの様子がUPされています。
ときどき陽が差して、雲がいろいろな表情を見せて、すこしずつ夕暮れになっていく…、そんなステキな数十分でした。
●ありがとう、スピッツ!●
アジカンが終わってスピッツ登場までの間に、ゆっくりと夕闇が迫ってきて、空の変化が美しい。
夏フェスは真っ青な夏空のもとで、というのもいいけど、この夕暮れから夜にかけての雰囲気もいいなあ。
さて、スピッツは大歓声で迎えられ、メンバーはいつもの感じで現れました。ボーカルはMTWBのときと同じハットをかぶり、赤いシャツ? 小さめなのか、ちょっと痩せて見えますねえ。テツヤ氏は「ナノムゲン」のときの変則的な?つなぎです。
【セットリスト】
○クリスピー
○放浪カモメはどこまでも
○チェリー
○スパイダー
○バンザイ~好きでよかった~(ウルフルズのカバー)
○ガーベラ(with 平井堅)
○POP STAR(with 平井堅)
○君は太陽
○8823
○俺のすべて
○涙がキラリ☆
おお、「クリスピー」から「放浪カモメ~」ですかー。この流れもいいなあ。ナノムゲンの「今」~「放浪カモメ~」は本当にビックリなかっこよさだったけど、こっちもなかなかだ。昔のライブで聴いたときの「クリスピー」とはじけっぷりはかわんない気がする。でもきっと、うまくなっているんだろうな。
「チェリー」のイントロをテツヤが弾き始めたとたんに、「ウォー!」というどとめきと歓声。やっぱ人気あります。とくにファンじゃない人の耳にも思い出にも、ちゃんと残っている「イントロ」なんだな。周囲のむさ苦しい男たちが揺れているのがちょっとおかしかったです。
続いて「スパイダー」。サビでのお約束の手振りが草原の空気を動かすくらい。この曲、けっこうライブで聴き慣れてしまったけど、改めて聴くと、歌詞がかわいくて意味深で、なかなかいい。「ハート形のライター」とか、汚されていくブラウスとか。こういうところで流れると、「千の夜を飛び越えて~」も心地よいなあ。
ボーカルの声が冴えわたって響く。あたりは暗くなって、ステージ上のメンバーがキラキラしている感じ。風も気持ちいい。
そして、なんの前触れもなく「バンザ~イ」。スタンディングエリアは「ウォー!」で揺れたような気がしたけど。この時期に「ウルフルズ」は反則でしょ。大阪のロックロックでもやったらしいけど、セットリストは見ていなかったので。
うれしい気持ちと、ウルフルズのことを考えてちょっとしんみりする気持ちと、その両方が会場にあふれたんだと思う。
草野の「バンザ~イ」が憎らしいくらい(笑)響くんだな、これが。なんていい声なんだ。トータスさんほど元気はないけど、スピッツらしい「バンザイ」です。会場が一体となった「バンザイ」です。ウルフルズの4人にも届け!
☆スペシャルゲストは「長身」平井堅
「ここでスペシャルゲスト」と草野。「おお、誰だ?」みたいな会場の雰囲気。KREVAとのコラボは終わったし、大橋君との「群青」かな?くらいに思っていたら、「平井堅くんです」って。「キャー!」なんて歓声があがってたな。考えられないゲストではないけど、でも仙台だしね、よく来てくれました! ホント。
平井堅さん、華があります、オーラもたっぷり。話しているところは普通のヘンなお兄さんなんだけど(笑)。
草野「仙台の街で歩いてたら偶然会って、で、急遽オファーした」
平井「そう、牛タン食べに来てた」
という流れを期待したんだろうけど、イヤモニのせいか、最初お互いの声がききとれなかったようで。
草野「すいません、こういうの(ゲストを招いて進行する)慣れてないんで」
平井「いえいえ、とんでもない」
なんてユルイ流れになっていました。実は「亀の恩返し」でオファーしたら、快くOKしてくれたそうで。
「(コラボの曲は何にする?って)メールをいただきまして。で、大好きな『ガーベラ』を」と平井君。
たしか以前は「君が思い出になる前に」が好き、とかで、ロックロックで一緒に歌っていたけど。それはそれは迫力の「君が~」だったのですが、あまりにも歌い上げちゃうんで、私としてはちょっと違和感あったのですよね(生意気に)。あれって、もうちょっと「清いカップル」のイメージあるんで。
でも「ガーベラ」は、もうぴったりじゃないですか、平井節に。濃厚な、ちょっとHな(笑)「ガーベラ」はよかったです。
草野とは交互にメロディーとハモリを聴かせてくれたんだけど、あの二人、キーは草野のほうが高いんだな、ってわかりましたね。私にも。
「ハロー ハロー ハロー」のところ、平井君、大丈夫か?と思ったくらい(もちろん最後はきれいなファルセットで聴かせてくれたけど)。その苦しそうな感じがまたよかったんだけど。草野は軽く楽に「ハロ~」でしたね。
そして2曲目は今度は平井君の「POP STAR」。
「ちょっと難しかったけど、スピッツの『POP STAR』を」と草野。「かわいい『POP STAR』」って言ったかな??
「いやいや、光栄です」と平井(って言ったかどうかは覚えていないんだけど、なんだか、そんなムードでした)。
もともとポップな軽快な曲だけど、バンドサウンドで「かっこいい」仕上がりでした。これもメロディーとハモリを交互に、という感じ。
若ツレ(ツレの若いほうってことです)のほうが、「マサムネさんがハモッたほうが、なんか安定して聴こえるね」て。どっちにしても、珠玉のひとときでした。
二人が話しているところに、「ちょっといいかなー」とテツヤ氏。
「あのさー、オレたち、平井君より100メートル後方にいるからね」
解説しますと(蛇足?)、メンバーが小さく見えるかもしれないけど、それはずっと後方に立っているからだよ、ということで。
「100メートルって…、オレたち、どんだけデカイんだよ」と草野。平井君は「ああ、なるほどねえ」と納得?していました。
会場、大笑いっていうか苦笑い? テツヤMC、やりました!
このときシートエリアにいたもう一人のツレは「最初平井堅と歌っているとき、草野君は椅子に座っているのかと思った」なんて失礼なこと、あとで言ってました。
そうそう、前のロックロックに出たときの打ち上げで、「飲みましたね~。民生さんに、なんかからんでました?」と田村君にふってたっけ。
そして、新曲の披露。「君が太陽、僕の太陽…とかいろいろ言われていますが、『君は太陽』」
疾走感あふれるロックチューン。ボーカルの声がこれでもかっ!というくらいに冴えわたる。大サビの低音も心地よく飛び込んでくる。
そこからは一気にお決まりの盛り上がり、「8823」~「俺のすべて」。
斜め前の若者は「俺のすべて」が好きらしく、両手をつきあげて大興奮でした。終わってから隣の女の子に大きな声で「生で聴けた~!」って。
大変な盛り上がり。「俺のすべて」では、田村君、草野氏がステージの両サイドへも(ま、いつもの感じですが)。これはやっぱり盛り上がりますね~♪
本編最後は「涙がキラリ☆」。実はこの曲、大好きです。イントロも世界がグーンと広がる感じで気持ちいい。
浴衣の袖から「聴こえる」景色…、これには才能を感じました、当時。骸骨も踊っちゃうし、天使だったら、なんて歌っちゃうし。誘いにくるからカギはあけておいて、もかわいい。
「ちょっとさわりたい」のあと、それをしつこく追及せずに「南風 やってこい」なんてとぼけちゃう?ところもいいし。
本編だけでも大満足なライブでした。
【アンコール・セットリスト】
○群青(with 大橋卓弥 from スキマスイッチ)
○僕のギター
○青い車
もうすっかり夜。アンコールの手拍子?が夜空に響いてメンバー再登場。
さてさて、ここでもうひとつサプライズ。「群青」ですよ。アンコールだから、もうないかな、と思ってた。
うれしいサプライズです。一昨年の「ロックロックこんにちは in 仙台」で聴いているんだけど、デカイところで聴くと、また違った味わいが(っていうか、2年前のことはよく覚えていないし)。
平井君のときと同じで、メロディーとハモリを交代で。そういえば、「声が似ているから」オファーした、と言ってたし、たしかに似ているかも。交代で歌っていること、平井君のときはすぐに気づいたけど、大橋君だと少しだけまぎらわしかったかも。
それにしても、KREVAといい、平井堅といい、大橋卓弥といい、コラボする人はみんなデカイな(笑)。偶然なんだろうけど。
そして、「さざなみCD」からは「僕のギター」。この曲は彼らにとっても大事な一曲になったのでしょう。静かなはじまりから、最後は壮大?に盛り上がって、ものすごくかっこいい曲。間奏のギターも泣けるくらい良いし。野外で聴くと、ひときわです。
☆DVDの告知!!!
ここでだったかな、「うれしいうれしい告知」。
「11月4日に、さいたまアリーナでのライブのDVDが出ます!」
いやあ、歓喜の嵐でした。待望の、待望のと5回くらい言わなくちゃ表せないくらい「待望の」ですから。
ココで知ったのですが、「6年ぶり」ですよ。いまどきのメジャーなバンドで、それもほかと比べものにならないくらいツアーやってるのに、ライブDVDが「6年ぶり」って。ツアーひとつ飛ばしてるし(甘ったれツアーのDVDないし)。
「初回盤にはMCも入るみたいで。オレたちのMCなんて入れたら、もっと売れなくなっちゃう」とボーカル(泣)。
テツヤ氏が「マサムネはセールストークが下手だから」って言うからフォーローするのかと思ったら、唐突に「雨降らなくてよかったー!」と叫んで終わり。こっちはどうリアクションすればいいのか…。ま、これがスピッツなんですけど。
そしてラストは「青い車」。好きです、大好きです! 輪廻の果てに落ちていきます。
「ありがとう!」とボーカル。深々とお辞儀のギタリスト。手を上げてはけるベーシスト、いつものようにスティックを投げて頭を下げるドラマー。
いつもと同じだけど、たくさんいいものをいただきました!
ありがとう、スピッツ!
そして、見事な花火。今年は花火大会に行けなかったから、うれしかったな。本当にぜいたくな豪華な美しい花火。
「最後の花火」が終わったあとの空虚な寂しさも含めて、ステキな夏の夜でした。
☆追加MC
いつも、ここで終わればきれいなんだけど、と思うんですよね。
でも覚えているMCが少しだけあるので、追加します。
前にこの近くで野外ライブやったという思い出話から、
「あのとき植えた松があんなに大きくなって…」
と会場の松を指さすテツヤ。「信じるか信じないかは、みんな次第」って。
「『ロックロックこんにちは』なんてふざけた名前つけたのに10年も続いて。生きててよかった」と草野。
そうそう、大橋君とのコラボのときに、ストレートマイクの話が出て。ロックロックで大橋君のストレートマイクがカッコよかったので(斜めになっているストレートマイクで、優れものらしい)、
「オレも~ほし~い~」だったか「これが~い~い」だったか、そう言って、草野も「おねだり」したそうです(今のマイク)。
その駄々っ子な言い方に、私の周囲のそこかしこから「かわいい~」の声が…。
ええーっ、そうか? かわいいか??
花火のあとは規制退場。
かなり時間はかかったけれど、私の見る限りでは、みんな静かに穏やかに誘導に従っていました。満足感って人を穏やかにしますか?
いろいろ課題はあるでしょうけど、あの場所に何万人が集ったのだから、それぞれに覚悟はしないといけないかもしれない。
私たち三人組も、空腹をこらえて、長蛇の中をちょっとずつ進んで、P5のパーキングまでシャトルバスで移動しました。
この公園は本当に広そうで、いつか遊びにきてみたい。
ああ、気持ちのいい、ステキなフェスでした。
いろんな人にサンキュ!!
国営みちのく杜の湖畔公園 みちのく公園北地区『風の草原』
12:00開演 20:00終演
実は、コチラから続いています。興味のある方、お時間のある方は、よかったらどうぞ!
●演奏で魅せてくれた ASIAN KUNG-FU GENERATION●
力とパフォーマンスで魅せてくれたベテラン、ユニコーンのあとは「若手実力派」(って言われていますいね)ASIAN KUNG-FU GENERATION (以下、「アジカン」で失礼します)。
最初のMCで、自分たちのイベント(ナノムゲン、これはマジでいいイベントでした!)にスピッツが出てくれたので恩返しに来てみたら、「トリ前って…」と苦笑いしていたっけ。ユニコーンとスピッツに挟まれて?
でもそういうことは「口にはしたものの」関係ないんだろうな。自信にあふれている感じだし。リップサービスですか(笑)。
「オレたち、たぶん今回いちばん地味だと思うけど(会場、笑い)、でも燃えていますんで」がかっこよかったです。
ナノムゲンではすみっこでの体験だったので、今回はスタンディングの後方ながらセンターです。じっくり堪能できました。
【セットリスト】 ←ツレが大ファンなので間違いないと思う。順番はどーかな??
○ワールドワールドワールド
○アフターダーク
○ループ&ループ
○リライト
○藤沢ルーザー
○Re:Re:
○アンダースタンド
○君という花
○転がる岩、君に朝が降る
オープニングのインストロメンタルから聴かせてくれる。
ツレが言うには、「ゴッチ、なんだかいつもより楽しそう」とのこと(私は「いつも」は知らないんで)。
「リライト」「アンダースタンド」がまた聴けたことがうれしかった。
音が重くてがっしりしていて、それで実はメロディーが美しい(的確な表現ではないけど)ところが胸に響く。
何も飾りはないけど演奏で聴かせました!というかんじかな。
MCで、「さっきから気になっているんだけど」とオーディエンスのほうを指して、「掲げてるタオルに『フランス人』て書いてあるんだけど、『ン』が『ソ』になってるから」って笑っていたっけ。
「ここは雰囲気いいですね、ときどき牛の匂いもしてきたり」って。ホントにたま~に風に乗って牧歌的な匂いが漂ってくるの(笑)。
「来年も(ここで)やったらいいと思います。俺はそう願っています」 最後にきっぱりとこう言ってくれました。
アジカンのブログ(ココからどうぞ)に、きれいな写真と、楽しかった打ち上げの様子がUPされています。
ときどき陽が差して、雲がいろいろな表情を見せて、すこしずつ夕暮れになっていく…、そんなステキな数十分でした。
●ありがとう、スピッツ!●
アジカンが終わってスピッツ登場までの間に、ゆっくりと夕闇が迫ってきて、空の変化が美しい。
夏フェスは真っ青な夏空のもとで、というのもいいけど、この夕暮れから夜にかけての雰囲気もいいなあ。
さて、スピッツは大歓声で迎えられ、メンバーはいつもの感じで現れました。ボーカルはMTWBのときと同じハットをかぶり、赤いシャツ? 小さめなのか、ちょっと痩せて見えますねえ。テツヤ氏は「ナノムゲン」のときの変則的な?つなぎです。
【セットリスト】
○クリスピー
○放浪カモメはどこまでも
○チェリー
○スパイダー
○バンザイ~好きでよかった~(ウルフルズのカバー)
○ガーベラ(with 平井堅)
○POP STAR(with 平井堅)
○君は太陽
○8823
○俺のすべて
○涙がキラリ☆
おお、「クリスピー」から「放浪カモメ~」ですかー。この流れもいいなあ。ナノムゲンの「今」~「放浪カモメ~」は本当にビックリなかっこよさだったけど、こっちもなかなかだ。昔のライブで聴いたときの「クリスピー」とはじけっぷりはかわんない気がする。でもきっと、うまくなっているんだろうな。
「チェリー」のイントロをテツヤが弾き始めたとたんに、「ウォー!」というどとめきと歓声。やっぱ人気あります。とくにファンじゃない人の耳にも思い出にも、ちゃんと残っている「イントロ」なんだな。周囲のむさ苦しい男たちが揺れているのがちょっとおかしかったです。
続いて「スパイダー」。サビでのお約束の手振りが草原の空気を動かすくらい。この曲、けっこうライブで聴き慣れてしまったけど、改めて聴くと、歌詞がかわいくて意味深で、なかなかいい。「ハート形のライター」とか、汚されていくブラウスとか。こういうところで流れると、「千の夜を飛び越えて~」も心地よいなあ。
ボーカルの声が冴えわたって響く。あたりは暗くなって、ステージ上のメンバーがキラキラしている感じ。風も気持ちいい。
そして、なんの前触れもなく「バンザ~イ」。スタンディングエリアは「ウォー!」で揺れたような気がしたけど。この時期に「ウルフルズ」は反則でしょ。大阪のロックロックでもやったらしいけど、セットリストは見ていなかったので。
うれしい気持ちと、ウルフルズのことを考えてちょっとしんみりする気持ちと、その両方が会場にあふれたんだと思う。
草野の「バンザ~イ」が憎らしいくらい(笑)響くんだな、これが。なんていい声なんだ。トータスさんほど元気はないけど、スピッツらしい「バンザイ」です。会場が一体となった「バンザイ」です。ウルフルズの4人にも届け!
☆スペシャルゲストは「長身」平井堅
「ここでスペシャルゲスト」と草野。「おお、誰だ?」みたいな会場の雰囲気。KREVAとのコラボは終わったし、大橋君との「群青」かな?くらいに思っていたら、「平井堅くんです」って。「キャー!」なんて歓声があがってたな。考えられないゲストではないけど、でも仙台だしね、よく来てくれました! ホント。
平井堅さん、華があります、オーラもたっぷり。話しているところは普通のヘンなお兄さんなんだけど(笑)。
草野「仙台の街で歩いてたら偶然会って、で、急遽オファーした」
平井「そう、牛タン食べに来てた」
という流れを期待したんだろうけど、イヤモニのせいか、最初お互いの声がききとれなかったようで。
草野「すいません、こういうの(ゲストを招いて進行する)慣れてないんで」
平井「いえいえ、とんでもない」
なんてユルイ流れになっていました。実は「亀の恩返し」でオファーしたら、快くOKしてくれたそうで。
「(コラボの曲は何にする?って)メールをいただきまして。で、大好きな『ガーベラ』を」と平井君。
たしか以前は「君が思い出になる前に」が好き、とかで、ロックロックで一緒に歌っていたけど。それはそれは迫力の「君が~」だったのですが、あまりにも歌い上げちゃうんで、私としてはちょっと違和感あったのですよね(生意気に)。あれって、もうちょっと「清いカップル」のイメージあるんで。
でも「ガーベラ」は、もうぴったりじゃないですか、平井節に。濃厚な、ちょっとHな(笑)「ガーベラ」はよかったです。
草野とは交互にメロディーとハモリを聴かせてくれたんだけど、あの二人、キーは草野のほうが高いんだな、ってわかりましたね。私にも。
「ハロー ハロー ハロー」のところ、平井君、大丈夫か?と思ったくらい(もちろん最後はきれいなファルセットで聴かせてくれたけど)。その苦しそうな感じがまたよかったんだけど。草野は軽く楽に「ハロ~」でしたね。
そして2曲目は今度は平井君の「POP STAR」。
「ちょっと難しかったけど、スピッツの『POP STAR』を」と草野。「かわいい『POP STAR』」って言ったかな??
「いやいや、光栄です」と平井(って言ったかどうかは覚えていないんだけど、なんだか、そんなムードでした)。
もともとポップな軽快な曲だけど、バンドサウンドで「かっこいい」仕上がりでした。これもメロディーとハモリを交互に、という感じ。
若ツレ(ツレの若いほうってことです)のほうが、「マサムネさんがハモッたほうが、なんか安定して聴こえるね」て。どっちにしても、珠玉のひとときでした。
二人が話しているところに、「ちょっといいかなー」とテツヤ氏。
「あのさー、オレたち、平井君より100メートル後方にいるからね」
解説しますと(蛇足?)、メンバーが小さく見えるかもしれないけど、それはずっと後方に立っているからだよ、ということで。
「100メートルって…、オレたち、どんだけデカイんだよ」と草野。平井君は「ああ、なるほどねえ」と納得?していました。
会場、大笑いっていうか苦笑い? テツヤMC、やりました!
このときシートエリアにいたもう一人のツレは「最初平井堅と歌っているとき、草野君は椅子に座っているのかと思った」なんて失礼なこと、あとで言ってました。
そうそう、前のロックロックに出たときの打ち上げで、「飲みましたね~。民生さんに、なんかからんでました?」と田村君にふってたっけ。
そして、新曲の披露。「君が太陽、僕の太陽…とかいろいろ言われていますが、『君は太陽』」
疾走感あふれるロックチューン。ボーカルの声がこれでもかっ!というくらいに冴えわたる。大サビの低音も心地よく飛び込んでくる。
そこからは一気にお決まりの盛り上がり、「8823」~「俺のすべて」。
斜め前の若者は「俺のすべて」が好きらしく、両手をつきあげて大興奮でした。終わってから隣の女の子に大きな声で「生で聴けた~!」って。
大変な盛り上がり。「俺のすべて」では、田村君、草野氏がステージの両サイドへも(ま、いつもの感じですが)。これはやっぱり盛り上がりますね~♪
本編最後は「涙がキラリ☆」。実はこの曲、大好きです。イントロも世界がグーンと広がる感じで気持ちいい。
浴衣の袖から「聴こえる」景色…、これには才能を感じました、当時。骸骨も踊っちゃうし、天使だったら、なんて歌っちゃうし。誘いにくるからカギはあけておいて、もかわいい。
「ちょっとさわりたい」のあと、それをしつこく追及せずに「南風 やってこい」なんてとぼけちゃう?ところもいいし。
本編だけでも大満足なライブでした。
【アンコール・セットリスト】
○群青(with 大橋卓弥 from スキマスイッチ)
○僕のギター
○青い車
もうすっかり夜。アンコールの手拍子?が夜空に響いてメンバー再登場。
さてさて、ここでもうひとつサプライズ。「群青」ですよ。アンコールだから、もうないかな、と思ってた。
うれしいサプライズです。一昨年の「ロックロックこんにちは in 仙台」で聴いているんだけど、デカイところで聴くと、また違った味わいが(っていうか、2年前のことはよく覚えていないし)。
平井君のときと同じで、メロディーとハモリを交代で。そういえば、「声が似ているから」オファーした、と言ってたし、たしかに似ているかも。交代で歌っていること、平井君のときはすぐに気づいたけど、大橋君だと少しだけまぎらわしかったかも。
それにしても、KREVAといい、平井堅といい、大橋卓弥といい、コラボする人はみんなデカイな(笑)。偶然なんだろうけど。
そして、「さざなみCD」からは「僕のギター」。この曲は彼らにとっても大事な一曲になったのでしょう。静かなはじまりから、最後は壮大?に盛り上がって、ものすごくかっこいい曲。間奏のギターも泣けるくらい良いし。野外で聴くと、ひときわです。
☆DVDの告知!!!
ここでだったかな、「うれしいうれしい告知」。
「11月4日に、さいたまアリーナでのライブのDVDが出ます!」
いやあ、歓喜の嵐でした。待望の、待望のと5回くらい言わなくちゃ表せないくらい「待望の」ですから。
ココで知ったのですが、「6年ぶり」ですよ。いまどきのメジャーなバンドで、それもほかと比べものにならないくらいツアーやってるのに、ライブDVDが「6年ぶり」って。ツアーひとつ飛ばしてるし(甘ったれツアーのDVDないし)。
「初回盤にはMCも入るみたいで。オレたちのMCなんて入れたら、もっと売れなくなっちゃう」とボーカル(泣)。
テツヤ氏が「マサムネはセールストークが下手だから」って言うからフォーローするのかと思ったら、唐突に「雨降らなくてよかったー!」と叫んで終わり。こっちはどうリアクションすればいいのか…。ま、これがスピッツなんですけど。
そしてラストは「青い車」。好きです、大好きです! 輪廻の果てに落ちていきます。
「ありがとう!」とボーカル。深々とお辞儀のギタリスト。手を上げてはけるベーシスト、いつものようにスティックを投げて頭を下げるドラマー。
いつもと同じだけど、たくさんいいものをいただきました!
ありがとう、スピッツ!
そして、見事な花火。今年は花火大会に行けなかったから、うれしかったな。本当にぜいたくな豪華な美しい花火。
「最後の花火」が終わったあとの空虚な寂しさも含めて、ステキな夏の夜でした。
☆追加MC
いつも、ここで終わればきれいなんだけど、と思うんですよね。
でも覚えているMCが少しだけあるので、追加します。
前にこの近くで野外ライブやったという思い出話から、
「あのとき植えた松があんなに大きくなって…」
と会場の松を指さすテツヤ。「信じるか信じないかは、みんな次第」って。
「『ロックロックこんにちは』なんてふざけた名前つけたのに10年も続いて。生きててよかった」と草野。
そうそう、大橋君とのコラボのときに、ストレートマイクの話が出て。ロックロックで大橋君のストレートマイクがカッコよかったので(斜めになっているストレートマイクで、優れものらしい)、
「オレも~ほし~い~」だったか「これが~い~い」だったか、そう言って、草野も「おねだり」したそうです(今のマイク)。
その駄々っ子な言い方に、私の周囲のそこかしこから「かわいい~」の声が…。
ええーっ、そうか? かわいいか??
花火のあとは規制退場。
かなり時間はかかったけれど、私の見る限りでは、みんな静かに穏やかに誘導に従っていました。満足感って人を穏やかにしますか?
いろいろ課題はあるでしょうけど、あの場所に何万人が集ったのだから、それぞれに覚悟はしないといけないかもしれない。
私たち三人組も、空腹をこらえて、長蛇の中をちょっとずつ進んで、P5のパーキングまでシャトルバスで移動しました。
この公園は本当に広そうで、いつか遊びにきてみたい。
ああ、気持ちのいい、ステキなフェスでした。
いろんな人にサンキュ!!