☆映画の旅の途中☆

色んな映画をどんどん観る旅

『少年時代』(1990)

2015年04月27日 | 邦画(1990年以降)
『少年時代』(1990)

監督 篠田正浩
脚本 山田太一
製作 藤子不二雄Ⓐ
出演: 藤田哲也, 岩下志麻, 仙道敦子

【作品概要】
作家柏原兵三の小説『長い道』を、藤子不二雄Ⓐが漫画化した作品。
太平洋戦争末期、主人公の風間進一は東京から富山へ疎開する。そこで進一はタケシという少年と親友になるが、級長であり同級生の少年達の中の権力者であるタケシは、何故か学校内では進一を冷たくあしらう。やがてタケシと級友達との権力争いが始まり、進一は否応なくその争いに巻き込まれて行く。

【感想レビュー】
素晴らしかった~

子ども達の自然な表情が良かったです
子ども達の、実はシビアな世界の描かれ方にハラハラドキドキしながら観ました。時代は違うし、男女の違いはあれど、きっと誰しもが懐かしく思い出すと思う。
狭くて小さいけれど、そこが全てで逃げ場などないその世界。。

タケシ役の子は特に良かった

観ながら、木下惠介監督の『二十四の瞳』を思い出した。海のキラキラと光る水面や子ども達の表情やシビアな現実もホロっとさせる現実も、すべてを包み込むような眼差し。

調べたら、篠田監督は木下惠介監督の助監督を務めるなど関係が深かったのですね。。

なるほど。

ジャンルも年代も国も、気の向くままに旧作を観て、こういった関連性に気付くとき、なんだかとっても嬉しくなります。

映画ってこうやって脈々と受け継がれてきたのかなぁ…などと思ったりして


そしてまた旧作の旅は続く…