☆映画の旅の途中☆

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『TATTOO<刺青>あり』(1982)

2016年05月11日 | 邦画(クラシック)
『TATTOO<刺青>あり』(1982)

監督:高橋伴明
脚本:西岡琢也
製作:井筒和幸
出演者:宇崎竜童、関根恵子
主題歌:内田裕也&トルーマンカポーティロックンロールバンド 宇崎竜童
【作品概要】
1979年に起きた事件三菱銀行人質事件の犯人の梅川昭美に材を取った作品。犯人の生い立ちから事件を起こすまでの軌跡を描く。事件自体は省略されている。(Wikipediaより)

【感想レビュー】
おぉぉ…荒廃的な空気に満ち溢れていました。冒頭とラストの音楽が映画の雰囲気にマッチしていてすごく盛り上がります。冒頭の警察病院の長い廊下を行くシーンはゾワゾワッときます…。このシーンは何度も見返したくなります
実録映画ということですが、起こした事件ではなくて、昭和38年、15歳からの半生が描かれています。どんな不肖の息子であろうとも、息子を想う母性は強し!…というのもテーマになっています。
警察が訪ねてきた玄関先で、息子はいつか立派な人間になって見返す日がくると言う母。母親の精神もかなりロックだったりする…

高橋伴明監督の初の一般映画監督作品ということですが、それでもやたら男女の絡みとか多いです。でも昔っぽくて逆に新鮮です。今の映画みたいにそういうシーンを綺麗に撮ろうとしていない風なのが良くて、男性目線な感じ

関根恵子時代の高橋恵子さん、すごく可愛くてお綺麗でした
なんかサラッと脱いでサラッと映画の中に存在している、といった佇まいにザ・女優を感じます。服を着ていてもいなくても凛としている感じが素敵です

映画自体は、蛇足に感じる部分が少しずつ重なってちょっとムムムな時間帯もありましたが、関根恵子さんが美しかったので満足です 男を狂わす女ぶりでした。

女って……こわいなぁ…




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