考察というほどのものではないんですが、サンデー29号までの現状整理と自分なりの疑問点をまとめておきたいと思います。
サンデーの特集記事に合った徹底調査Fileとやらですが、原作の絵をたくさん使ってて派手なものの、よく見ればやっつけ感満載な上に、このややこしい現状をきちんと整理しているわけでもないよな~ということろから出さなくても良いのに無駄に発生した対抗意識の発露ということで、ミステリートレイン編のこれまでのところ(29号)までを登場人物の動向を中心にバーボンの正体についての現状整理及び次週以降の自分なりの注目ポイントとして疑問点を挙げてみたいと思います。
現在までのミステリートレインの乗客は表向きは
レギュラーメンバー:コナン、毛利ポア郎、蘭、園子、少年探偵団、博士、哀ちゃん
疑わしい系:世良、沖やん、ミレディ、安室、赤井(仮)
ゲスト:火事に関わったミステリーマニアたち
電車関係者:車掌が数人
これにいるはずの人々として
ベル姐さん、バーボン、シャア赤井
の三人という構成でした。すなわちレギュラーメンバーの中に誰かの変装が居ないという仮定した上で考えると
世良・沖やん・ミレディ・安室・赤井(仮)の五人にベル姐さん・バーボン・シャア赤井を当てはめる必要性があるというのがミステリートレイン事件が始まった当初の状況でした。つまりスタート時点からあと最低二人は別の人物が入ってくるというのが前提だったということです。
その上でとりあえずミステリートレイン車内で現在まで判明しているのは
赤井(仮)=ベル姐さん
ミレディ=有希子さん
ということです。ただ赤井(仮)のベル姐さんについては気になる点がありますので、後ほど少し言及したいと思います。
ということで残った謎の人物は
世良・沖やん・安室そしてここに当てはめるべきはバーボン・シャア赤井ということですから、今のところ世良・沖やん・安室の中の誰かは別の人物だということになります。
そしてミレディが有希子さんであることが判明したことによって沖やんのバーボン説が消え、ベル姐さんが世良をビシッと退場させたことから世良のバーボン説もなくなり、消去法で残ったバーボンが安室ということになるというのが現在までミステリートレイン編が持っていこうとしている方向性の様です。
となると前提から考えるならば赤井を「秀兄」などと呼んでいる世良が赤井であるとは考えられないので、こちらも消去法で沖やん=シャア赤井となります。
ただどうもこれはしっくりこないんですよね。確かに「全ての可能性を消して最後に残ったのが真実」というのはその通りなのですが、すべてが消去法で決まるというのは推理ものとしては極めて稚拙だと言わざるを得ません。なぜならすべてが消去法というのは後付けでどうとでもなるというトリックでもあるからです。というかファンの立場から言うならばこれで沖やん=シャア赤井だとあまりに芸が無いじゃないかという思いが残ります。そんな結論なら60巻から今まで引き摺ったのは何だったのか!?という意味でも、沖やんと安室両方ともでこの消去法からの特定というのは勘弁してほしいです。
私の意見はともかくとして、現状をもう少し考えて行きますと、怪しい人物と当てはめるべき人物の差、即ち新たなキャラが二人いるという点で、加わるべき二人はミレディこと有希子さんと世良ということになります。有希子さんについては特に問題はありませんが、世良についてはここで大きな疑問を持たざるを得ません。つまり世良真純とは何者か?ということです。
彼女についてベルツリー編で今までで分かっていることは、
・シャア赤井と親しい人物(「秀兄」「真純」と呼び合う仲)
・組織のメンバーではない(ベル姐さんにバチっとやられている)
・シャア赤井の潜伏を知らない(ベル姐さんとの会話から)
ということです。これに73巻から今までに得た情報の
・FBIの主要メンバーであるジョディ先生たちは彼女を知らない。
・でもジェームズさんは知ってる。そしてそれを隠してる。
ことから考えるならば世良の行動目的は
シャア赤井の死亡について組織から何らかの情報を得るもしくは復讐をはかる
というところでしょう。そしてそんな彼女の動きを知っているのは
・沖やん(カレー事件)
・コナン
・ジェームス
ということになりますが、沖やんとコナンはセットとして考えるとして、FBI側としては唯一世良の正体を知るジェームスさんが知っているということになります。
ですから28号においてベル姐さんが「その言葉が聞きたかった」と言っているのは「ジェームスはシャア赤井とコナンの計画を知らない」ということを確認したかったということだと解釈できます。
以上を軸に世良のことと考えますと最大の疑問点は
なぜ世良真純というキャラが登場したのか?
という点です。現状の彼女はただバーボンの正体を惑わせるだけの存在であり、ストーリー上それほど必要ではありません。ですがいちおう登場時からGODが「最重要人物」と言っているのを信じるならば、ただの目くらまし以上の存在理由が彼女にはあるはずで、しかしそれが今までのところ全く現れていないのです。この点については今後の注目点としていきたいと思います。
次に赤井(仮)として乗車していたベル姐さんですが、実は私は赤井(仮)の候補として早い段階でベル姐さんを切りました。それは今の状況を整理してみた①と今の状況を整理してみた②にも少し触れていますが、67巻の百貨店爆破事件のことがあるからです。
というのもこの事件のラストで赤井(仮)を狙撃しようとしていたキャンティをベル姐さんが止めているので、この時の赤井(仮)がベル姐さんということはありえないからです。ということはこの時の赤井(仮)は必然的にバーボンだったということになります。ですからこの事件から考えると60巻から75巻までの少なくとも単行本15冊分バーボンは何をしていたのか?という疑問については赤井(仮)としてうろついていたという結論になります。
ではいつ赤井(仮)の中身が入れ替わったのかというと、これは安室が登場した時ということでしょう。ですから最近世良の周りをウロチョロしたりしていたのはベル姐さん変装の赤井(仮)になります。正直、この攪乱の仕方はちょっとフェアじゃなんじゃないかと思います。
以上、とりあえず私なりに現状の整理と疑問点をつらつらと書いてみました。もしかしたらそのうち追加するかもしれませんが、それにしてもややこしいことこの上ないですね。サンデーももうちょっと整理してせめて時系列表くらいは書いておいて欲しかったです。
あと言わずもがなですが、今さら67巻で沖やんと赤井(仮)とベル姐さんが一緒に出てた伏線なんて覚えてる人はいないですよねえ(苦笑)返す返すも冗長という言葉を痛感しました。
サンデーの特集記事に合った徹底調査Fileとやらですが、原作の絵をたくさん使ってて派手なものの、よく見ればやっつけ感満載な上に、このややこしい現状をきちんと整理しているわけでもないよな~ということろから出さなくても良いのに無駄に発生した対抗意識の発露ということで、ミステリートレイン編のこれまでのところ(29号)までを登場人物の動向を中心にバーボンの正体についての現状整理及び次週以降の自分なりの注目ポイントとして疑問点を挙げてみたいと思います。
現在までのミステリートレインの乗客は表向きは
レギュラーメンバー:コナン、毛利ポア郎、蘭、園子、少年探偵団、博士、哀ちゃん
疑わしい系:世良、沖やん、ミレディ、安室、赤井(仮)
ゲスト:火事に関わったミステリーマニアたち
電車関係者:車掌が数人
これにいるはずの人々として
ベル姐さん、バーボン、シャア赤井
の三人という構成でした。すなわちレギュラーメンバーの中に誰かの変装が居ないという仮定した上で考えると
世良・沖やん・ミレディ・安室・赤井(仮)の五人にベル姐さん・バーボン・シャア赤井を当てはめる必要性があるというのがミステリートレイン事件が始まった当初の状況でした。つまりスタート時点からあと最低二人は別の人物が入ってくるというのが前提だったということです。
その上でとりあえずミステリートレイン車内で現在まで判明しているのは
赤井(仮)=ベル姐さん
ミレディ=有希子さん
ということです。ただ赤井(仮)のベル姐さんについては気になる点がありますので、後ほど少し言及したいと思います。
ということで残った謎の人物は
世良・沖やん・安室そしてここに当てはめるべきはバーボン・シャア赤井ということですから、今のところ世良・沖やん・安室の中の誰かは別の人物だということになります。
そしてミレディが有希子さんであることが判明したことによって沖やんのバーボン説が消え、ベル姐さんが世良をビシッと退場させたことから世良のバーボン説もなくなり、消去法で残ったバーボンが安室ということになるというのが現在までミステリートレイン編が持っていこうとしている方向性の様です。
となると前提から考えるならば赤井を「秀兄」などと呼んでいる世良が赤井であるとは考えられないので、こちらも消去法で沖やん=シャア赤井となります。
ただどうもこれはしっくりこないんですよね。確かに「全ての可能性を消して最後に残ったのが真実」というのはその通りなのですが、すべてが消去法で決まるというのは推理ものとしては極めて稚拙だと言わざるを得ません。なぜならすべてが消去法というのは後付けでどうとでもなるというトリックでもあるからです。というかファンの立場から言うならばこれで沖やん=シャア赤井だとあまりに芸が無いじゃないかという思いが残ります。そんな結論なら60巻から今まで引き摺ったのは何だったのか!?という意味でも、沖やんと安室両方ともでこの消去法からの特定というのは勘弁してほしいです。
私の意見はともかくとして、現状をもう少し考えて行きますと、怪しい人物と当てはめるべき人物の差、即ち新たなキャラが二人いるという点で、加わるべき二人はミレディこと有希子さんと世良ということになります。有希子さんについては特に問題はありませんが、世良についてはここで大きな疑問を持たざるを得ません。つまり世良真純とは何者か?ということです。
彼女についてベルツリー編で今までで分かっていることは、
・シャア赤井と親しい人物(「秀兄」「真純」と呼び合う仲)
・組織のメンバーではない(ベル姐さんにバチっとやられている)
・シャア赤井の潜伏を知らない(ベル姐さんとの会話から)
ということです。これに73巻から今までに得た情報の
・FBIの主要メンバーであるジョディ先生たちは彼女を知らない。
・でもジェームズさんは知ってる。そしてそれを隠してる。
ことから考えるならば世良の行動目的は
シャア赤井の死亡について組織から何らかの情報を得るもしくは復讐をはかる
というところでしょう。そしてそんな彼女の動きを知っているのは
・沖やん(カレー事件)
・コナン
・ジェームス
ということになりますが、沖やんとコナンはセットとして考えるとして、FBI側としては唯一世良の正体を知るジェームスさんが知っているということになります。
ですから28号においてベル姐さんが「その言葉が聞きたかった」と言っているのは「ジェームスはシャア赤井とコナンの計画を知らない」ということを確認したかったということだと解釈できます。
以上を軸に世良のことと考えますと最大の疑問点は
なぜ世良真純というキャラが登場したのか?
という点です。現状の彼女はただバーボンの正体を惑わせるだけの存在であり、ストーリー上それほど必要ではありません。ですがいちおう登場時からGODが「最重要人物」と言っているのを信じるならば、ただの目くらまし以上の存在理由が彼女にはあるはずで、しかしそれが今までのところ全く現れていないのです。この点については今後の注目点としていきたいと思います。
次に赤井(仮)として乗車していたベル姐さんですが、実は私は赤井(仮)の候補として早い段階でベル姐さんを切りました。それは今の状況を整理してみた①と今の状況を整理してみた②にも少し触れていますが、67巻の百貨店爆破事件のことがあるからです。
というのもこの事件のラストで赤井(仮)を狙撃しようとしていたキャンティをベル姐さんが止めているので、この時の赤井(仮)がベル姐さんということはありえないからです。ということはこの時の赤井(仮)は必然的にバーボンだったということになります。ですからこの事件から考えると60巻から75巻までの少なくとも単行本15冊分バーボンは何をしていたのか?という疑問については赤井(仮)としてうろついていたという結論になります。
ではいつ赤井(仮)の中身が入れ替わったのかというと、これは安室が登場した時ということでしょう。ですから最近世良の周りをウロチョロしたりしていたのはベル姐さん変装の赤井(仮)になります。正直、この攪乱の仕方はちょっとフェアじゃなんじゃないかと思います。
以上、とりあえず私なりに現状の整理と疑問点をつらつらと書いてみました。もしかしたらそのうち追加するかもしれませんが、それにしてもややこしいことこの上ないですね。サンデーももうちょっと整理してせめて時系列表くらいは書いておいて欲しかったです。
あと言わずもがなですが、今さら67巻で沖やんと赤井(仮)とベル姐さんが一緒に出てた伏線なんて覚えてる人はいないですよねえ(苦笑)返す返すも冗長という言葉を痛感しました。
あと、「全ての可能性を消して最後に残ったのが真実」だとすれば、「GODの『世良は最重要人物』発言がミスリード」という可能性は消えてないわけですが…さすがにそれは無いと信じたいなあ。
まあ我々としては、今後の展開を待つしかないわけですが。とりあえず「シェリーを殺るのはバーボン」とベルさんが思ったのであれば、「バーボンがシェリーを狙う理由」ぐらいは明かされて欲しいと思う私です…(←ベルツリー編に入ってからサンデー全く読んでない私)
あ、67巻で沖やんと赤井とベルさんが出てきてたのは、かろうじて覚えてました。まさかGODが忘れてたとか…(笑)
もし沖矢がバーボンだったら工藤親子そろいも揃って騙されていたのかよっとなるので(空気な主人公は最初から)どうしても沖矢はバーボンではないと思ってしまいます。
今後気になるところはいかにしてバーボン・兄貴達を退けるかというところですが兄貴は「人が多すぎてずらかるぞ!」って言いそうな予感が(笑)
有希子さんが居て優作さんが居ないワケがない、と。
今までの伏線を回収しているふりをしながら全体的にバーボン編はまだ序盤な気がしています(というかそうあって欲しい)。
五年の間に大きく大きく広がってしまった風呂敷は普通の畳み方では綺麗に収納できませんから。
というのが、畳みにかかる時にハードルを上げて読者に挑戦状をたたきつけてくれたGODとサンデー編集部に敬意を表した私の今シリーズの基本姿勢です。
>LIVEDさん
今のところは赤井(仮)=ベル姐さんという少々卑怯な後出し設定で、今まで「ヒントだと思っていたもの」が一気に崩れ出しましたからね。意図してのことだと良いのですが…とやはり不安が残ってしまいます。気持ちの上ではさすがに計画的なものだと信じたい気持ちはあるのですが(苦笑)
バーボンとベル姐さんがかなり本気でタッグを組んでいる以上はベル姐さんについての秘密もそれなりにはっきりして欲しいと思ってます。
なんてったって「最も真実に近づくシリーズ」ですからね。
>ジョニーさん
今のところ、消去法によって謎の本体が霧の向こうにあるということ頃までは見えたのかな、と思ったりしています。
そういう意味ではおっしゃる通り、ある程度は見当が付き始めたのが収穫ですね。
あとは論理的に霧の向こうに至る道を示してくれるのを待ってるんですが、空気な主人公が霧を払う風になれるのか!?と注目したいです。
兄貴たちは名古屋まで出かけて真っ白な駅で衆人の目に晒されながらあっさり撤退なんて可愛そうな(苦笑)と思いつつも確かに一番ありそうです。
>久遠さん
実は私も密かに期待してます。
だって沖やんがシャア赤井だったら、二人で工藤邸に住んでたという事態ですからね。ここは空気な主人公があっさりパパが食ってしまう展開もアリだな、と思っているのは公然の秘密にしておきます。